9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  山口薫 著<公共貨幣> その8

2016年11月17日 | 日記
とあるスナックで
コー
山口薫の本を読むと、良くわかったよ。お金が増えたり減ったりする仕組みが。中央銀行と銀行だけがそのことができるんだということ。その事を<信用創造機能>ということを。<部分準備銀行制度>という事を。

お金とは<硬貨>と<紙幣>と<要求払預金>だと。<要求払預金>とは<当座預金>+<普通預金>+<貯蓄や通知預金>だと。

そしてこの<要求払預金>は、個人、企業、政府が銀行から借金すれば<増加>し、その借金を返済すれば<減少>するという事。だからみんなが銀行からの借金を返済をしたら、<要求払預金>は激減して、経済は<崩壊>してしまうということ。世の中からお金が激減するということだ。だからだれかが常に<借金>し続けなければならないということだ。

<300人委員会>は、各国の<株式市場>にジャブジャブとお金を流させ、<バブル>を作ってきたわけだ。<バブル>はいずれほっといていても<崩壊>する。市場はなんでもいいわけだ。<株式市場>、<住宅市場>、<国債市場>、なんでもいいわけだ。なにしろ<バブル>を作ってきて、それが<崩壊>するのを待つ。

市場のバブルが崩壊すると、人びとはどうするか。 p-167

それでは株価が暴落すればどのようなことが生じるのか。第一部で学んだお金の知識を動員して考えてみよう。まず、リーマンショックの時と同じように、1920年代の投資家も莫大なレバレッジをかけて借金をし、株式投資や証券投資をしていた。彼らはどうするであろうか。株式を処分し、それでも十分でない場合にはあらゆる資産を現金化して、借金を減らそうとする。また、銀行も「貸し剥がし」をして、出来るだけ借金を回収し、株価等手持ちの金融資産の減価からくる債務超過を回避しようとする。こうした結果、銀行預金は減少する。銀行預金の大半は信用によって「無から創られた」お金であり、第一部で見たように、こうした預金が減少するにつれ、
お金は流通から消えてゆく。

さらに預金者は、預金口座からお金を引き出して現金化しようとする。勿論、銀行が倒産するのではといった危惧から、預金者が銀行に殺到するという、いわゆる「取り付け騒ぎBanku-run」も起こり始まる。こうして銀行の当座預金(現金)が引き出されると、部分準備銀行制度のもとではその何倍もの預金が消滅していく。第四章で見たように、準備率が10%であれば、引出額の10倍の預金を銀行は減らさざるを得なくなる。
このように現行の債務貨幣システムのもとで株価が暴落すれば、バブルで膨れ上がったお金が、風船が縮むように急速に消えてゆく。


小林
だから、自分は株やその他の投資をしていないから大丈夫だなんて、言っていられないんですね。 p-169

フィッシャーの表現によると、ビジネス活動に必要な230億マイル(ドル)の高速道路というお金が、突然80億マイル(ドル)も消えたのである。実に34.8%の要求払預金の高速道路が破壊された。もし実際にこれだけの高速道路が破壊されれば、経済活動は壊滅的にならざるをえなくなるが、まさに実物経済はそれに匹敵するような壊滅的ダメージを受けたのである。

そして経済はデフレ不況となり、世界大恐慌に突入していった
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