9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  ジェームズ・ペトラス著 <帝国アメリカ>の真の支配者は誰か 2008年8月

2015年09月29日 | 日記
とあるスナックで

コー
いやー面白い本があったよ。俺は以前、今の世の中は、、<食うか食われるかの世界だ>といったが、まさしくこの本もその事をいっているね。 まず訳者あとがきから
p-354  訳者あとがき

本書は、2007年に刊行された Rulers and Ruled in the Us Empire の翻訳である。著者のジェームズ・ペトラスは、精力的な執筆活動を通して米国社会を鋭く批判する社会学者で、その幅広い知識と観察眼、世に真実を暴こうとする強固な姿勢は、本書においても首尾一貫している。
 
ペトラスによれば、<帝国アメリカ>の真の支配者は、<金融支配階級>と呼ばれる少数エリートである。

彼らは国家の予算や税制、外交政策などを操って国内経済を支配する一方、多国籍企業として、他国の経済社会をも支配する。実際、米国の多国籍企業を中心とした<外資>は、ロシアやラテンアメリカ、アジアやアフリカといった発展途上国の安価な労働力を搾取し、有利な公営企業を略奪して、その暴利をむさぼっている。現地経済を疲弊させ、<移民>という形で安い労働力を<輸入>しようとするのも、彼らの戦略の一つだ。

 ロシアでは、1990年代に急激な民主化が進められたが、そうした<ショック療法>を促したのも米国の経済顧問であり、結果として、マフィア同然の新興財閥が国家の財産を略奪し、巨利を独占した。ラテンアメリカでも、資本主義の名の下に公営企業が次々と民営化され、米国の多国籍企業に廉売された。アフリカでは、米国の傀儡政権が植民地戦争に利用され、多くの民間人が犠牲となった。こうした現実にもかかわらず、多くの国々がなおも帝国の資本家や多国籍企業に有利な政策を支持し、自国の労働者や農民を虐げている。著者に言わせれば、これは民営化・資本主義化という名の <帝国建設>にほかならず、米国はその中心的指導者である。

そして、その米国において無視できないのがユダヤ系ロビー団体、つまり、シオニスト・パワーの存在だ。マスコミや政財界に強大な影響力をもつ彼らは、ベーカー元国務長官率いる<イラク研究グループ>の中東和平案を反故にした。米国の利益よりも、イスラエルの利益を最優先する彼らの活動によって、イラクからの撤兵やシリア・イランとの対話を進めるベーカー委員会の提言は徹底的に妨害された。こうしたユダヤ・ロビーの暗躍と、彼らを介した米国、イスラエルの特異な関係については、既刊の、<アメリカのイスラエル・パワー>(三交社 高尾菜つこ訳)を参照されたい。

( 続く )


小林
久しぶりに、宇野正美の動画をみました。何年前の動画ですかね。
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