9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について   <マネーを生み出す 怪物 > G・エドワード・グリフィン 著  草思社 2005年10月

2017年06月09日 | 日記
とあるスナックで

小林
いやーコーさん、この本もすごいですね。大きな戦争と金融のシステムの関係がよく書かれていますね。ちょっと僕はショックでした。


コー
まったくそうだね。ジョン・コールマンの本にも同じ内容のことが書かれていて、それを読んだときは、えーそうなんだ、としか思わなかったけど、この本を読むと、一つ一つ納得がいくね。 P-279

ロスチャイルド・フォーミュラー

完璧なまでに現実的な人間を想像してみよう。抜きん出て利口な切れ者で、世間の輩への軽蔑をろくに隠しもしない。少数の人々の才能には一目おいているかもしれないが、人類全体の運命など顧慮しない。そして国王や政治家はいつも何かしらをめぐって争っているから、戦争は不可避であると考えている。さらに戦争は儲けのチャンスだと気づいている。戦費を貸したり、そのためのマネーを創造して儲けるだけでなく、政府から商売の補助を得たり、独占権を与えられたりという特別待遇を受けられるからだ。愛国心などという幼稚な感情は持ち合わせていないから、自分の利益になりさえすれば、どんな紛争のどちらの側にも平然と味方できる。こういう人間が世界を見回せば、以下のような結論に達し、これが事業の最大の指針となると考えても少しもおかしくない。

1): 戦争はすべての政府にとっての究極の試金石だ。戦争という挑戦をうまくクリアすれば、その政府は生き残る。失敗すれば、滅びる。ほかのことはすべて付け足しだ。法律の尊厳、市民の繁栄、健全財政などは、政府のサバイバルという第一目標のために簡単に犠牲にされる。

2): したがって政府が借金し、債務を重ねるように仕向けるには、戦争に巻き込むか、戦争の脅威を感じさせればよろしい。脅威が大きければ大きいほど、戦争が破壊的であればあるほど、必要な借金も多額になる。

3): ある国を戦争に巻き込むか、戦争の脅威を感じさせるには、相当な軍事力をもった敵が必要だ。すでにそういう敵が存在していれば、たいへんけっこう。敵があっても軍事力に欠けているなら、マネーを提供して戦争マシンを構築させてやろう。敵がぜんぜん見当たらないなら、敵対的な体制に資金を提供して、敵を「つくりだす」必要がある。

4): 最大の障害は、借金で戦費を調達することを拒否する政府である。そのような政府はめったにないが、もし現れたら、内部対立を煽り、反乱や革命を促して、われわれの意思にもっとすなおに従う政権と取り換えなければならない。この場合、国家首脳の暗殺は重要な切り札である。

5): どの国も敵対相手を圧倒する軍事力を持ってはならない。そんなことになれば和平が成立して、債務が減少する。この力の拮抗を維持するには、紛争の当事者双方に資金を提供する必要があるだろう。片方がわれわれに敵対するから倒さなければならぬというのでないかぎり、どちらにも決定的な勝利や敗北をさせてはならない。われわれはつねに平和を訴えるべきだが、、暗黙の目標は戦争の継続である。
 



小林
なるほど、<終わりなき、テロとの戦い>も、こういうことだったんですね。
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