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< 郷土料理 > 山形 くじら餅

2024-04-16 09:16:09 | 郷土料理

 「くじら餅」

 主な伝承地域 最上地域・村山地域

 主な使用食材 米粉、砂糖、くるみ

 歴史・由来・関連行事
 「くじら餅」という名前だが、材料にくじらの肉を使っているわけではない。その名の由来は諸説ある。保存が効くことから”久しく持つ良い餅”だといわれ「久持餅(くじらもち)」という名が付いたという説や、昔は現在のものよりサイズが大きく、その大きさをくじらに例えた説、見た目がくじらの皮付きの脂身を塩漬けにした塩くじらに似ていたからという説など、多くの説が存在する。
 起源にもいくつかの説があり、いまから300年ほど前の江戸時代に、新庄藩の第3代藩主・戸沢正庸(とざわまさつね)の時代に兵糧食としてつくられていたという説が有力なため、最上地域の新庄市が発祥ではないかといわれている。

 食習の機会や時季
 旧暦の桃の節句(4月3日)に雛菓子と一緒に「くじら餅」をお供えする風習があり、大皿に盛り付けて、雛壇の前にお供えする。地元の人はこれを食べながら春の訪れを祝う。昔は各家庭で手づくりするのが当たり前で、隣近所同士でお互いの「くじら餅」を食べ比べするのが一つの楽しみだった。特に発祥地とされる新庄市周辺は、「くじら餅」づくりの腕自慢の人が揃っていたという。
 多くつくる家では、半表俵(約30kg)分の米を使うところもあったという。昔は、自家産米を地元の製粉屋で粉に挽いてもらって使っていたそうで、桃の節句に間に合わせるには、春彼岸から準備をする必要があったのだとか。
 いまでも、農村部を中心に「くじら餅」は手づくりされている。

 飲食方法
 基本的なつくり方は現在でも変わらず、主原材料は米粉、砂糖、くるみ。味付けは地域や家庭によって、白砂糖、黒砂糖、醤油、味噌、あんこ入りなどさまざまである。柔らかいうちはそのまま美味しく食べられるが、そのまま放置しているとかたくなってしまうため、保存する時はラップに包んでおくと良い。冷凍保存しておけば、好きな時に解凍して手軽に食べることができる。かたくなった場合は1cm幅に切り、フライパンやオーブントースターで焼いて食べるのがおすすめ。香ばしい風味が楽しめて美味である。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 米の粉を挽いてそれを練り、蒸し上げるという工程に2日間ほどの時間がかかるため、時代と共につくる人が少なくなっている。次世代継承のため、食生活改善推進委員やJA女性部などが料理教室などの伝承活動をおこなっており、「くじら餅」用の流し型の代わりに牛乳パックを使うなど工夫しながら進めている地域もある。
 スーパーマーケットや直売所、駅の売店などでは、現在も既製品として販売されている。最上地域の菓子店や土産店では常時販売しているほか、ほか地域の大規模な物産館などでも販売されている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kujiramochi_yamagata.html より

 

 「くぢらもち」

 くぢらもち(鯨餅、久持良餅、久慈良餅)は、山形県新庄市・最上地方、及び青森県鰺ヶ沢町・青森市浅虫温泉付近で作られている菓子である。漢字では、山形で久持良餅、青森で久慈良餅[3]とも書かれる。くじらもちというつづり方もある。もち米とうるち米の粉を水で練り、箱の中でのばし、ムキ胡桃・砂糖水を加えて、せいろで蒸したもので、味噌・醤油・餡など多彩な種類がある。鯨肉は入っていない。

 概要
 山形県ではもともと桃の節句の時期によく作られていた。由来は久しく持ちの良い食べ物ということで「久持良餅」であるとか、形が鯨肉に似ていることから「鯨餅」であるといわれているが真相は定かではない。

 主に、両地方の商店やお土産屋で入手できる。それ以外でも、JR駅のキヨスクや、道の駅などの観光・休憩施設で販売されている。都内では山形県のアンテナショップや板橋区にあるハッピーロード大山商店街の共同アンテナショップ「とれたて村」で入手可能。 一般家庭でも自家製のものを作る家が多くあり、家庭の味として受け継がれている。

 起源について
 いくつか説があるが、江戸時代に新庄藩の第3代藩主・戸沢正庸の治世において兵糧食としてつくられていたという説が有力であり、最上地域の新庄市が発祥ではないかといわれている。

*Wikipedia より


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