ワイングラスでおいしい日本酒アワード プレミアム純米部門
<最高金賞> 15/16 「純米吟醸 花雪」
山田錦を55%まで磨き上げ、ゆっくりと吟譲造りしました。
日本酒度-20のやわらかい甘味と爽やかな香りをお楽しみください。
アルコール分:16度
日本酒度:-20度
酸度:1.8
河津酒造株式会社 熊本県阿蘇郡小国町宮原1734-2
河津酒造のラインナップ
「七歩蛇 」純米大吟醸
「鬼切丸」大吟醸
「花雪」純米吟醸 など
小さな蔵だからこそ、常に挑戦。エッジの効いた酒造り
約150年前に生まれた酒蔵を譲り受け、前身となる「河津酒造合名会社」が創業したのは昭和7(1932)年のこと。以来、涌蓋山の裾野の湧水とこの地で栽培される米を使った酒造りを続けています。清酒や焼酎など数多くの銘柄を手がけてきましたが、清酒消費低迷期のあおりを受け、醸造は一時縮小傾向に。東京のIT企業勤務を経て2011年に帰郷し、3代目当主となった河津宏昭さんは蔵を立て直すための変革に乗り出します。槽搾りや袋搾りなどの古き良き製法はそのままに、さまざまな見直しを実施。地元で愛され続けるいくつかの銘柄を残しつつ、現代の消費者ニーズに目を向けた商品開発に取り組み、河津酒造の新時代を切り拓いています。
「私たちが目指しているのは、手仕込みならではの繊細な酒造りです。タンクの数は大小合わせて10数本。造り酒屋として考えると、生産量は決して多くはありませんが、だからこそできる酒がある」と語る、河津さん。美しく磨き清められた蔵のなかで白い作業着に身を包み、蔵子たちとともにせわしなく動く姿が印象的です。杜氏の経験や勘に頼るだけでなく、裏付けとなるデータ管理も行いながら、次世代へと受け継ぐための酒造りを模索。「毎年1本のチャレンジ」を目標に掲げ、杜氏らと試行錯誤を重ねるなかで生まれたのが、山田錦と熊本酵母で仕込んだ純米吟醸「花雪」です。ようやく実現した清酒度-20度。超甘口なのにキレが良く、甘めの味付けが多い九州の食にも合うと評判で、毎年売り切れる人気商品のひとつです。「花雪は熊本酵母の可能性の大きさを教えてくれました。ー20度を維持しつつ、酒質をさらに向上させる挑戦を続けます」。小さな蔵だからこそできる、唯一無二の酒造りは続きます。
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