出場順も大きく左右

　昨晩の「Ｍ－１」決勝。
敗者復活戦から決勝３組に残った「オードリー」は、前組「キングコング」のスベリで勝ち上がることが出来た。もちろん「今、旬」の芸人であり、実力もあるのだが。
　もし「キングコング」が焦らずいつもの漫才をやっていれば、結果は変わっていたことだろう。「キングコング」は昨年の敗戦翌日から「気合い」が入りすぎていたように思う。「有言実行」をしようと、周囲にも気を使わす始末。一年を通して「Ｍ－１」優勝の話を引っ張った。下馬評では、「ナイツ」の優勝予想が伝わったのか、良い所なしで終わってしまった。

　「オードリー」は、１本目のネタは最高によかったが、２本目の「勢い」が弱まり残念な結果に終わった。１本目に集中しすぎ、２本目のネタに「甘さ」があった。もっと１本目のネタから続く「笑い」を使い切れなかった。これは戦術ミスだろう。２本目までちゃんと計算に入れておかないと、なかなか優勝は出来ない。

　決して「ＮＯＮ　ＳＴＹＬＥ」が群を抜いていたかは疑問である。ただ上手かったのは事実。笑いの数は圧倒的だった。
　ただ紳助が言うように「フリートーク」が出来ないのが弱点。これからちゃんとフリートークを勉強しないとね。