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やっぱり出来ませんでした

2006-09-08 17:09:55 | ゲーム
SCEは欧州で11月17日に発売予定の「PlayStation3」来年の3月延期すると発表がありました。
同日発売を予定していた北米、および11月11日日本発売日には変更は無いようです。
理由はBlu-Rayの読み取りに使う青色レーザーダイオードの量産スケジュールが遅れたためとされている。

この理由から、当初予定されていた初期ロット200万台は確保が難しく、予定通り発売される北米で40万台、日本には10万台の出荷になるようです。
しかし3月末までに600万台という出荷予定数は変更せず、5ヶ月間内で遅れを取り戻したいとしている。


へー、また延期ですかぁ。
一応、日本では予定通り発売されるようですけどねぇ。

まぁ、部品が間に合わないのなら仕方が無いねぇ…、って、おい…。

確か11月に延期した理由ってBlu-Rayの規格が固まらなかったからじゃなかったっけ?
青色レーザーダイオードはBlu-Rayの読み取りに使う部品で規格には関係ない部品でしょう。
それなら以前から部品調達は出来ていておかしくないのでは?

さらに、E3終了後に久夛良木社長は初期ロットの200万台について

   「勿論、これはきちんと用意できると確認した上で発表した数字です。
    地震や盗難といった突発的な問題が発生する可能性もあるので絶対とは言
    えませんが、そういったトラブルさえなければ、まったく問題ない数字です。
    ですから、きちんとこの数を出荷しますので安心して下さい。」


というコメントを発表しています。
今回部品が調達できないのは盗難にでもあったのか?と思われますが、実は違います。

理由は、少量を生産していた時は問題が無かったのですが、いざ量産する際に部品を作る機械を増やしたらその新しい機械で作った部品の歩留まりが低かった…ということだそうです。
青色レーザーダイオードは生産が難しいらしいのですが、去年辺りからPS3の発売を予定していたならば量産試験くらいは十分に行っておくべきでしょう。
どういう確認をして発表したのでしょうねぇ。
5ヶ月間で遅れを取り戻すって言っていますが、最終的に「やっぱり出来ませんでした」って発表で♪チャンチャンってなりそうですけどねぇ。

それにしても、強気でコメントしておきながらこんなことになって、さらに「イノベーションにはリスクはつきもの」とコメントしている久夛良木社長は流石「世界4位」ですね。
まるで「オレ流のサプライズや!」とか言った世界チャンピオンのようですね(笑)


初期ロット総数は50万台のようですが、これをなぜ少しでも欧州に出荷しないのか?
理由は運搬にコストがかかるからだそうです。

PS3のパッケージ総重量は7kgで、それをすべて空輸するとコストが高すぎる。
しかし、船では時間が掛かるため間に合わない。
よって、一番遠い欧州は諦めてもらうことになったようです、カワイソ…。


ところで、北米には40万台なのに日本には10万台の理由は?と考えてみたのですが、これは北米で1週間後に控えている「感謝祭」に1台でも多く売りたいからという理由でしょう。
感謝祭といえば、その次の日からクリスマスまで1ヶ月となり、クリスマス商戦が始まります。
小売店では年間売り上げの半分を占めるという時期だけに逃せはしないからでしょう。

そこまで北米に食い込みたい理由は、すでに「XBOX360」がシェアを伸ばしているためPS3で巻き返しを図りたいのではないでしょうか。
「PS2」「XBOX」よりも早く発売したため勝ったと言われていますが、あとで発売しても勝つという事を立証したいと考えているような気がします。

日本が少ない理由は年末商戦までまだ時間がありますし、日本ならいくらでも遅れを取り戻せると考えているのでしょう。
Wiiはライバル視していませんし、ライバルXBOX360は日本でシェアを伸ばしていませんし…。
同じ理由で欧州もイギリス以外はXBOX360のシェアは高くないので、何としてでも欧州で!って考えは無さそうで切られたって感じでしょうか。


まさかと思いますが、実はこれが自作自演だったらどうでしょう?!
出荷数が少ないと発表しておきながら実は予定通りの台数を確保していているのかも…。
人は数量限定という言葉に弱いですからねぇ…。

NintendoDSも品薄のため在庫があればすぐにでも買おうとする人が多く居ますからねぇ。
年末まで買い渋ろうと思っていた人も、品薄なら発売日に買おうとするかもしれません。
「PS3売り切れ続出!」ってかっこいいニュースが流れるかもね!

でも実際は在庫がタップリ!
所詮、消費者には正確な出荷台数なんて解りませんから…。
10万台でも在庫あまりっぱなしだったらカワイソすぎるね…。

または、初期ロットは不良品が出る確率が高いためロット数を減らす対策なのかもしれません。
初めからたくさん売ってしまうとリコールが起きた時に大変ですからねぇ。
要するに10万台は消費者によるバグ出し…。

これは可能性が高いですねぇ。
ずっと改良を続けているようですので、とてもテストが十分行われているとは思えません…。

まぁ、どちらも無いとは思いますけどねぇ。
世界のSCEが基本的な部品が調達できないなんて恥さらしなウソをつくはずがありませんから…。

ここ最近話題が無かったので話題作りに発表されたのかもしれませんしねぇ。


そんなPS3の将来は…、どうも明るくない感じです。
それはソフトベンダーが減っているとか…。

PS2の頃から頭を抱えていたソフト開発。
これがまたかなりお金がかかるようです。
PS2の性能を活かしたキレイな3DCGの作成にはかなりのお金と時間が掛かるようです。

さらに高性能なPS3ならばもっと時間とお金がかかることは確かです。
で、結局、極力お金をかけないよう「続編」ソフトを出すのが精一杯だとか…。

そこで、発売しても売れ行きが見通せないPS3のソフト開発にお金をかけるくらいなら別にお金をかけようと考え出したようです。

その先は…、いまや飛ぶ鳥も落とす勢いの「NintendoDS」
出荷台数も相当です。

NDSのソフトは3DCGにお金をかけたりしなくてもよく、アイデアさえ良ければ売れそうです。
また、「ゲーム」というジャンル以外に辞書ユーティリティ関連のソフトでも売れそうです。

現在の状況ではソフトベンダーがNDSに流れてもおかしくないでしょう…。
さらにWiiと接続できるソフトなど出されたら据え置き型ゲーム機も任天堂に負けてしまいそうです…。


ここまで書いておいても、別にアンチPS派でもありませんし逆に任天堂信者でもありません。
たまたま任天堂のゲーム機にはやりたいゲームがあるだけで、PSにもやりたいゲームがあれば買いますし。
現にカブトのゲームのためにPS2を買おうと思っていますしねぇ。

ただ、どうも最近「世界4位」の方の発言が鼻について仕方ありません。
業界のトップであればあれくらいの強気は必要なのかもしれませんけどねぇ。
もう少し何とかならないのでしょうかねぇ…。

ま、何はともあれ今度こそは発売されるのだから楽しみに待っていましょう。
早くPS3が1万円強で買える日が来て欲しいです(笑)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (通りすがり)
2006-09-22 13:56:01
×初期ロッド

○初期ロット
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Unknown (オコ坊)
2006-09-23 10:18:01
失礼しました。

ご指摘ありがとうございます。

直しておきました。
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