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楳図かずお漫画家50周年

2005-07-07 16:46:09 | 書籍
楳図かずおが漫画家50周年を迎える今年、短編ホラー作品を実写映画化した「恐怖劇場」が公開されている!!
作品は以下の通り。
「蟲たちの家」
「絶食」
「まだらの少女」
「ねがい」
「プレゼント」
「DEATH MAKE」

「まだらの少女」以外はどちらかというとマイナーな作品が多いね。
「プレゼント」や「DEATH MAKE」は「妄想の花園」という3冊セットの作品集でないと読むことが出来ないし。

「まだらの少女」は小さい頃に読んでトラウマになった思い出があるなぁ。
今ではホラーなど全然平気だけど、小さい頃はお化けなど大の苦手だった…。

耳鼻科に通っていた頃にたまたまあった楳図かずおの本を読んでしまい、夜も眠れないくらい怖かった
怖いのなら止めればいいのに、その後も耳鼻科で「人こぶ少女」や「おみっちゃんが今夜もやってくる」などを読んでしまい、さらにトラウマに…。
さらにさらに、「怪」という単行本の表紙が脳裏に焼き付いてしまっていた…。

その後も、怖いもの見たさから本屋でちょっとだけ立ち読みするが全てを覚えているわけではない。
覚えているのは、「洗礼」の友達がビルの工事現場で生き埋めになり助けられたときには髪が真っ白になってしまったシーン。
「漂流教室」の冒頭、主人公の高松翔がいたずらをしているシーン。
「わたしは真悟」の表紙、などなど。

また、その本屋では日野日出志の「毒虫小僧」を読んでしまい完全にホラー漫画嫌いになる…。
ホラー漫画なんて人間が読む漫画ぢゃねぇ!とも思っていた

それからずーっとホラー漫画なんて読まなかったが、中学を卒業する頃にたまたま楳図かずおの話になり、友達のつよい薦めから「漂流教室」を読むことになった…。

はじめは本当にイヤだったね。
別にお化けが怖いって訳ではなくなっていたが、特別読みたいなんて気にならなかったから、さらっと読んで返そうと思い適当に読み始めた。

読み進めると、学校の周りが砂漠化した時、先生が気が触れてしまい高笑いしたときの顔が…、

「この顔だ…、この表情がトラウマになっているだ…」

しかし、読んでいくうちにストーリーが気になって仕方が無くなってきた。
怖さも次第に懐かしい思い出のようになってきて
結局借りた数巻は一気に読んでしまい、友達に全巻借りて読むことにした。

面白い!

「漂流教室」の最後は感動してしまいました。
で、また読みたくなり探しに行くが、とびとびでしか買うことが出来ず全巻コンプリートは断念する。

その他の作品でも良いから読んでみようと思い本屋で探すが楳図漫画自体全然見つからなかった。
結局諦めて数年がたち、忘れかけていた頃に友達が「猫目小僧」を貸してくれたのでまた楳図漫画を探すことにした。

そしてやっと見つけたのが「神の左手悪魔の右手」だった。
この作品はホント凄い。
楳図漫画内でもトップクラスのスプラッター作品だと思う。

その後は「14歳」や「わたしは真悟」、「こわい本」シリーズを買ったりと結構見つけることが出来た。
中でも驚いたのが「怪」や「ミイラ先生」など、小さい頃読んでいた本と同じものが手に入った。
古い本屋だったからか、その時でも入手可能だったからか知らないが即買うことにした。
文庫サイズで再版されると表紙が変わってしまうのでもったいない。

その後も色々な漫画を探すが、文庫サイズが多かったのはチョット残念。
「漂流教室」も無事購入でき、またまた感動~。

せっかく50周年ってことなので、再発されていない漫画を全て再発してくれたらうれしいんだけどなぁ。
「ウルトラマン」とかって今は入手できないのかなぁ。

あと是非実現して欲しい商品としては各作品の扉絵集。
チョット大きめなサイズで発売してくれるとうれしいなぁ。
「わたしは真悟」の扉絵は本当にすばらしい。
物語とは直接関係ないが、いつも男の子と女の子が出てくる懐かしく切ない気持ちにさせてくれるようなすばらしい扉絵。
是非少し大きなサイズで見てみたい。

映画だけじゃなくて色々な企画をやってくれるとうれしいなぁ。
取り合えず「闇のアルバム」が復刻CD化されているらしいので購入しました~。

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