茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

遠来のお客さんいらっしゃい!

2007年04月05日 | 気まぐれ日記
 妻が営む居酒屋に遥々ドイツからのお客さんがご来店されました。
キャスパーさんとギセラさん夫妻です。
奥様が日本語が堪能、聞くところによるとお互いドイツ生まれですが現在はスイス
に住んでおられるとのこと。
先月21日~今月11日まで滞在、日本各地を旅行しています。

 妻から連絡があり”折角だから二人に隠岐の民謡を聞いてもらったら”とのこと
待ってました!とばかりに店に行き何曲かを聞いてもらいましたところ、お二人は
大喜びで拍手喝采であった。
なかでも日本の伝統楽器でもある三味線に大変興味をお持ちで、その皮は何の皮で
すか?バチは何でできていますか?糸は?駒は?しまいには値段はいくらですか?
と矢継ぎ早の質問攻め、丁寧に答えてあげると納得の様子でした。

 奥さんがデジカメで撮影され、別れ際にお互い名刺交換、そして妻と唄の女の子
にはスイスのチョコレート、私には何故か?ポケットナイフをお土産にくれた。
私はあいにく何も持ち合わせていなかったが、たまたま三味線ケースにあった千社
札を差し上げたら”OH!日本のシール!”と喜んでくれた。

 考えてみればお互いにもう二度と逢うことはないでしょうが、最後に握手を交わしたときはジ~ンときた。
テレビで観る「ウルルン滞在記」のレポーターの気持ちが少しわかった。
お二人さんいつまでもお元気で!良き思い出になれば嬉しいです。