リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

ショック・・・

2010-11-11 21:29:48 | Weblog

リリオーが長年、新地にいる間通っていた美容院が10月で閉めたという。
美容院の経営者(先生)から電話あり。
「ママ、私、店閉めました」「何で?もったいない」
実際、特技のある人が年齢関係なく仕事が出来ることリリオーは羨ましいのだ。それに、その先生の腕と言ったら新地に美容院が何十件あるか何百人?働いているか知らないが3本の指に入るくらい上手いのだ。いや、リリオーは一番と確信する。多い髪の毛、少ない毛関係なし短い長いも縮れていても堅くても柔らかくても何ら関係なし、手早く、逆毛もあまり立てずスプレーも少なくサッサッサと結い上げていく。お化けの日(節分の日)なんか、日本髪、花魁、舞子何でも客の自毛だけで仕上げていく。魔術、手品を見ているようだ。
しかしだ、最近はパラパラチャラチャラとした(失礼かな、今流行のスタイル)セットが主流でアップを結い上げ着物を着てキリリッというホステスは少なくなっている。
その美容院は着物にあうアップが主流で若い人たちは少ない。来ても足を組み大きな声で携帯を使う、タバコを吸う人たちは年齢層の高めママ達はいやがるので店側も好まない。段々格差が出てきたようだ。
でも若いホステス達はこれからも続くがママ達は店をやめて来なくなる現象もあり。どちらを取るか難しい。
それに、クラブ、スナックが飲み代ダウンが常になってしまっているのと同じで美容院も通常の1,000円も安い店が増えてきているらしい。毎日のことだから安い店に行く・・・悪循環だね。
そしてお客様が少なくなるが人件費は変わらず経費ばかりかかってとも・・・リリオーも同じだった、経費倒れなんだ。新地はクラブ、スナック、割烹だけでなく裏で支えている美容院、酒屋、ブティックなどにも不況が広がっている。何とかならないかね。
今日のテレビニュースで「市電」が走っていた時代が映し出されていた。(1969年廃止)梅田界隈、難波当たりの賑わいが華やかで最終市電に乗る人たちも楽しそうだった。
リリオーが新地に来たのはその2年後、毎日、お客様が多く、店が跳ねてからもサパークラブやステーキハウス、高級寿司屋さんに誘ってもらい新地で働くとこんなのおいしい物が食べられるのかと感激したよ。懐かしいね。
当時、通っていた美容院で働いていた人が電話のあった先生で、何人もいる美容師の中でもその頃からひときわ目立って上手くファンになった。(指名客が多く待つ時間がイライラするのでよその店に浮気することもあるのだが、やっぱり結って欲しくって戻るんだよ)
長い付き合いだよ(両手の指、両足の指で数えても足りない、あんたのを借りて年数が計れるくらいだ)
いや、長い付き合いというのは失礼で長くお世話になった方だ。
現在は着物を着るのも年に1回くらいなのでそのときだけしか行かないが、何時行っても結ってもらえるという安心感があったのに無くなるのは本当に寂しい。
「先生、もったいないよ、やめないでよ」と何度も電話口で話して。
段々、新地は遠くになりにけりか。