こんばんは。Dr.Waveです。
来年度がもうすぐそこまで来ています。
2/20の岡山市民病院ケースカンファレンスは、「偶発的にDdimer高値を見つけた場合どのように対応するか」について岸田先生よりレクチャーをいただきました。
Ddimerは様々な疾患で高値となりますが、まず懸念されるのは血栓症です。とくに疫学的に遭遇率の高いDVTとPTEが議論の焦点となります。
造影CTを含んだ精査を速やかに行うか、ヘパリンなどの抗凝固療法を速やかに導入するかのdispositionを検討せねばなりません。
DVTを疑う場合、経過や所見を複合的に評価するCPR(Clinical Prediction Rule)を用いて診断確率を導くため、「偶発的」なDdimer高値と言われると違和感を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。「偶発的」Ddimer高値とは、大動脈解離やDICなどの鑑別の際にこれらは認めなかったがDdimer高値だったという状況を示します。
controvesialな領域ではありますが、診療の標準化を目指して文献などを参考に当院でのアルゴリズムを提示されました。今後はデータを集め、アルゴリズムのフィードバックをかけていく予定です。
この日は岡山大学病院で「たすき掛け」研修をしている研修医の振り返りがあり、「2年間専属」研修医のみで行われたので、いつもよりはこじんまりとした会となりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/dc/ecd7fe4bea3d2b3795688899fac6a442.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/3a/af37decc9c16ea1cd68b9684d69785b4.jpg)
来年度がもうすぐそこまで来ています。
2/20の岡山市民病院ケースカンファレンスは、「偶発的にDdimer高値を見つけた場合どのように対応するか」について岸田先生よりレクチャーをいただきました。
Ddimerは様々な疾患で高値となりますが、まず懸念されるのは血栓症です。とくに疫学的に遭遇率の高いDVTとPTEが議論の焦点となります。
造影CTを含んだ精査を速やかに行うか、ヘパリンなどの抗凝固療法を速やかに導入するかのdispositionを検討せねばなりません。
DVTを疑う場合、経過や所見を複合的に評価するCPR(Clinical Prediction Rule)を用いて診断確率を導くため、「偶発的」なDdimer高値と言われると違和感を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。「偶発的」Ddimer高値とは、大動脈解離やDICなどの鑑別の際にこれらは認めなかったがDdimer高値だったという状況を示します。
controvesialな領域ではありますが、診療の標準化を目指して文献などを参考に当院でのアルゴリズムを提示されました。今後はデータを集め、アルゴリズムのフィードバックをかけていく予定です。
この日は岡山大学病院で「たすき掛け」研修をしている研修医の振り返りがあり、「2年間専属」研修医のみで行われたので、いつもよりはこじんまりとした会となりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/dc/ecd7fe4bea3d2b3795688899fac6a442.jpg)
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