岡山市立市民病院 総合診療グループ(ER+GIM)

岡山市立市民病院の総合診療グループである『総合内科』と『救急総合診療科』の日常の雰囲気を伝えていきます。

岡山市民病院ケースカンファレンス(2015/10/23)

2015-12-10 23:03:04 | 院内カンファレンス
こんばんは。Dr.Waveです。
iPhoneの画像を整理していたら、過去のケースカンファレンスの記録写真が残っていました。
年内のカンファレンスはやはり年内のうちに、、、ですね。

10/23のケースカンファレンスの報告です。
AIDP(Acute Inflammatory Demyelinating polyradiculoneuropathy)のケースでした。

複視と四肢のしびれを主訴に受診され、先行感染である腸炎の既往も確認され、多くの鑑別診断が挙がりながらも比較的速やかにAIDPにrule inしたケースでした。
しかしAIDPにはGuillain-Barre syndromeやFisher syndromeなど幾つかの亜型があり、clinical presentationやprognosisなどが異なるため、各抗体検査精査が行われます。
最新の知見とともにAIDPについて考察をいただきました。
そして複視やしびれの初期診断の進め方から、各神経学的精査の進め方を皆で勉強しました。

準備してくれたF川先生、ありがとうございました。

今回D口先生にファシリテーターを務めて頂きました。
実践的な神経学的診察についてふんだんにパールをちりばめたレクチャーをいただきながら、テンポよくカンファレンスを進行していただきました。
参加した研修医から「非常に分かりやすかった」「もっと勉強したいと思った」などの感想をいただきました。
今後、D口先生にファシリテーターを依頼したカンファレンスを増やしていきたいと考えています。
















最新の画像もっと見る

コメントを投稿