![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/53/8b25bc92a2ab9607e603d033e41010a5.jpg)
2011,9,11
木曽駒ケ岳・宝剣岳(長野県)
2956m・2932m
(2)
千畳敷-宝剣岳-木曽駒ケ岳-馬の背-千畳敷
宝剣山荘まで戻ると、気持ちが楽になりました。後は、稜線万歩を満喫するのみ。
▲御嶽山(クリックで拡大)
中岳へのゆったりした道を歩けば、左側には御嶽山がドーン!と鎮座し、
先程とは打って変わってのんびりと歩いて行けば、眼下には雲海が広がり、空は晴天と絶好。
町では決して味わうことのできない瞬間に、自然と口から出ていた。
「やっぱり山はいい!そして、すばらしい。」
そう叫んでいた。
実は、山にどっぷり浸かっていたはずだったのだが、山への準備のめんどうさや、天気の悪さで山への執着を
失いつつあった。しかし、今日改めて山の魅力、楽しさを全身で感じることができて、うきうきしながら歩いていた。
そして、ちょいと登れば中岳。
■中岳 (9:16)
▲木曽駒ケ岳(クリックで拡大)
中岳からは、こんもりした感じの木曽駒ケ岳山頂が見て取れる。
ここからちょっと急坂を小屋のある鞍部まで下りザレガレの道を登り返します。
■木曽駒ケ岳 9:38 (2956m)
▲木曽駒ケ岳
中岳から20分で木曽駒ケ岳山頂に到着。山頂にはたくさんの人。
▲雲上の景色(クリックで拡大)
山頂からは最初の内は槍穂が見えてたんですが、どんどんガスが上がってきて、
とうとう周りは雲海に包まれしまったが、それはそれでとっても幻想的だ。
気温も高いが、風が爽やかで心地いい。
▲木曽側の神社
▲伊那側の神社
山頂には標識を挟んで、木曽側と伊那側双方にお社が奉られていて、どちらからも信仰の対象
になっているのだろう。
山頂で昼食を摂り、時計を見るとまだ時間に余裕があるので、馬の背方面へしばらく歩いてみた。
▲岩ひばり
山頂の喧騒からは信じられないくらいに静かになり、人もほとんどいなくなった。
すると、岩場でかわいらしいお客さんを発見。
心和む時間だった。
▲木曽駒山頂から馬の背へ(クリックで拡大)
岩場を抜けると、緩やかなアップダウンが続くザレの道となる。
▲雲上のルート(クリックで拡大)
本当に誰もいなくなり、雲上のルートを独り占め。
▲雲上ルート2(クリックで拡大)
本当に気持ちがいい。どんどんガスが湧き上がってくるのだが、頭上はいつも晴天。
なにか不思議な天気だ。
何個かの小ピークを越え、西駒山荘を見下ろすピークで引き返すことにした。
木曽駒山頂へは行かず、巻き道から頂上小屋を経て乗越浄土へ。
すると、ガスに巻かれ宝剣岳も見ることができなくなった。
▲乗越浄土
千畳敷へ下ろうとして眺めると、ガスの中からかろうじてホテル千畳敷を確認できます。
しかし、八丁坂を登って来る人はひっきりなしで、登山者やら観光客やら家族連れやらで
とにかく多い。
離合やら、団体をやり過ごすのに時間を費やしながらも無事に到着。
▲駒ケ岳ロープウェー
案内放送では、雷注意や降りるのに1時間待ちの可能性を放送しているが、小太郎一行は
1便待つのみで、順調に下山しました。
この後、バスに乗り継ぎ、明日の登山場所へ移動しました。