2013,2,9
美ヶ原高原・王ケ頭(2034m)
長野県
山本小屋-美しの塔-王ケ頭・山頂-山本小屋
前日、22時に帰宅して仮眠。3時30分に岡山を出発し、いざ美ヶ原へ。
岡谷ICから和田宿に向かい、そこから山道をズンズンと登って行く。国道からすぐに道は圧雪路に急変。
そんな道でも愛車のアウトバックは何もなかったように標高を積み重ねて行く。
ビーナスラインに合流し、標高が1900mに達したころに、ゴールでありスタート地点の山本小屋ふるさと館に到着。
ふるさと館は締まっているが、駐車場は解放されていて駐車場には各地からの車で満車になっていた。
何とかスペースを見つけ、出発準備完了。
■山本小屋 11:18
▲山本小屋から駐車場方面
まずは、山本小屋へ向かう。圧雪路の道路を歩き山本小屋前でスノーシューを装着。
1段上がればそこには360度のパノラマが広がっていた。
西には目的地であろう王ケ頭ホテルとアンテナ群が見える。
▲美ヶ原と美しの塔(クリックで拡大)
しかし、道と言おうかうっすらと柵が左右にあり、踏み跡が南へ伸びている。
その先に見えるのが、「美しの塔」か?
美ヶ原とは言うが、1900mを超える標高の大地にこんなにも広い大地が広がっているなんて、自然とは偉大だと痛感する。
美しの塔に向かい、スノーシューで1歩1歩進んでいくと、
▲八ケ岳と富士山(クリックで拡大)
左手に南北に横たわる山塊が見える。八ケ岳だ。
一番左に見えるのが「蓼科山」それから右手に南八ツになり、赤岳、編笠と続く。おっと一番右には富士山が見えるではないか。
八ツ岳でも赤岳、横岳に登った時には見ることができたが、美ヶ原からは八ケ岳連峰の南側に見ることができる。
■美しの塔 11:34
▲美しの塔
山本小屋を出発して約15分。だだっ広い大地の中にドドーンとそびえる人工物。
濃霧の時の道しるべの為に建てられたものだそうだ。確かにここで濃霧に見舞われると、遭難してしまうだろう。
今日は幸いにも、活躍の場はなさそうだ
▲塩くれ場へつづく道
美しの塔から山頂である王ケ頭は西に見て取れるが、道は南へずーっと続いている。
ここは本当に広い。それは信じられないくらいに。
今まで経験したことのない雪の大地をサクサク歩くのは新鮮な感覚だ。
■塩くれ場 11:48
南の端にあたるのが「塩くれ場」だ。夏場放牧している牛に岩の上に塩を置いて塩分を与えている場所だそうです。
公衆トイレがあるが、冬場は雪で閉鎖されている。
塩くれ場で道は、西へ方向を変え王ケ頭へ向かいます。
▲王ケ頭
王ケ頭が徐々に近くなってきた。柵の外にショートカットしてきた2名が見えるだろうか?
美ヶ原の広さを感じていただけると思う。
▲王ケ頭
王ケ頭に到着です。山頂の建物は「王ケ頭ホテル」。周りには山頂には似つかわしいアンテナ群。
▲浅間山
北東に目を向ければ、明日登る予定の浅間山が独特の紋様が見て取れる。
▲王ケ頭ホテル
ホテルの前には、雪上車がドーン。そして、途中出会うことのなかった登山者が、ちらほら。
そして、どこから来たのか王ケ頭ホテルの送迎用マイクロバスが到着し、続々人が出てくる。
どっから来たの? ここまで道が続いているの?
このホテル営業しているよな。 と、いうことは道が通じているのか。
後で調べると、やはり営業しています。松本駅からの送迎もしている模様。
山頂まで、車で来ることができるとは・・・。ちょっとガッカリ。
■美ヶ原山頂・王ケ頭 12:26~13:17 (2036m)
▲槍、穂高連峰
美ヶ原の山頂はどこなんだ?とりあえずホテルの西側に行ってみよう。
すると、ありました。冒頭の碑です。
そして、その先には槍・穂高連峰がズドドドーンと広がっております。ちょっと遠いですが、やはり槍穂を見ることが出来る
のは、アルプスに来たって感じがして最高ですね。
▲雪だるまと富士山
王ケ頭ホテルの正面側に移動して、風を遮るところのベンチで昼食を摂ります。
ベンチ脇には、だれが作ったのか愛嬌たっぷりの雪だるまがあり、富士山との記念撮影をして、帰ります。
▲ショートカット
帰りは、チョットアレンジして道から外れて、雪原の中をスノーシューの実力をいかんなく発揮して戻ります。
美しの塔では、せっかくですので鐘を鳴らさせていただいて、山本小屋へ戻ります。
■山本小屋 14:00
無事に山本小屋に帰還。時間は短かったですが、美ヶ原を堪能させていただきました。