小太郎 山へゆく。

山登りとお酒を中心とした日記です。たわごとと思って聞き流してください。

四国八十八ケ所(9) 2013,8,31~9,1

2013年10月30日 | 四国八十八ケ所

2013,8,31~9,1

四国八十八カ所(9)

 愛媛県

第52番(太山寺)~第59番(国分寺)

道後温泉で一晩疲れを癒し、朝目覚めると外は雨。それも昨日以上に本降りだ。

気分も滅入るが仕方ない。気分を入れ替えてお参りしよう。

■第52番札所・太山寺 8:12

▲第52番札所・太山寺仁王門

松山の市街地を抜け、松山観光港のある瀬戸内海方面へ車を走らせる。仁王門の脇から奥に入ると大きな駐車場。

ここに車を止め、仁王門まで歩いて戻る。ここから、本堂に向かうが一向に見えない。どんどん森が深くなり、薄暗いほどだ。

突き当たりの手水場で身を清め、右手の階段を上ると本堂に到着。敷地も広いが、境内も広い。

▲本堂

それにしても我々以外誰もいない。天候が悪いからか、ひっそりしたとした太山寺をお参りしようと本堂に向かって歩いていた

ところ、後ろからざわざわと声が聞こえる。その主は20人から30人の団体。

折からの雨の為、本堂は人でごった返してしまった。その人の波をすり抜けようと、おばあさんが

「ごめんやっしゃ、ごめんやっしゃ。」といいながら、すり抜けてきた。

大阪の団体さんか。しかし、吉本新喜劇で聞いたことはあったが、本当に聞いたのは初めてで妙に感心してしまった。

そんな時、我々のうしろで若い男性が一人で読経していた。おじいちゃん、おばあちゃんの団体の一人とは思えないが。

お参りも終わり、納経所に向かっているとまたまた団体が到着した。

先が思いやられるので、そそくさと出発した。

■第53番札所・圓明寺 9:05 

▲第53番札所・圓明寺山門

太山寺から10分弱で圓明寺に到着。圓明寺と書いて「えんみょうじ」と読む。

次の延命寺は「えんめいじ」と読むのでややこしい。

駐車場は境内と道を隔てたところにあり、そこで50ccのカブが止まっていた。

▲本堂

山門をくぐり境内に入ると、先程の男性が一人。どうやら、50ccのカブは太山寺で見かけた男性のものらしい。

この天候でカブで周るのは大変だろう。でもしんどい分だけ、ご利益も大きいだろう。

■第54番札所・延命寺 山門 10:19

▲第54番札所・延命寺山門

圓明寺で松山のお寺は終了。雨の中、国道196号線を今治に向けて約1時間。途中、例のカブを追い越し瓦の町菊間を

抜けるころから雨が止んだ。

延命寺の山門は、今治城の城門と伝えられている。

▲本堂

高台にお寺はあるが、境内はほぼフラット。なにか懐かしいお寺です。

■第55番札所・南光坊 11:03

▲第55番札所・南光坊仁王門

延命寺から今治の市街地の中心部に移動し、ナビの指示通りに進むと南光坊の境内に導かれた。

境内が駐車場。東を見ると、巨大という表現がピッタリな仁王門がドーンと構えている。

仁王門に移動し、あらためて見ると表裏とも4体が安置され、真言も書かれているので、唱えながら仁王門をくぐって行きます。

▲本堂

南光坊、八十八ケ所の中で唯一、「寺」ではなく「坊」が付くお寺。大山祗神社の別宮として建立されたお寺で、

坊とは、僧が住む住居という意味らしいが、大山祗神社には24の僧坊があったそうだが、南光坊を含む8つがここに再興

され、南光坊の名前が残っているとのことらしい。

納経所に行くと、お坊さんが納経に来た人ひとりひとりに声をかけいて、我々の納経帳に名前を書いていないことを

指摘された。

■第56番札所・泰山寺 11:44

▲泰山寺参道

南光坊から西へ15分、田園風景の中にあるお寺。52番の太山寺(たいさんじ)と字こそ違えど、たいさんじと同じ読みを

するお寺。

圓明寺と延命寺、太山寺と泰山寺。この辺は、ややこしいお寺が多い。

泰山寺には、山門がない。駐車場から道を隔てたところが参道。突き当たりの石段を上ると境内だ。

▲本堂

止んでいた雨がまた降り出した。傘を差しながらの参拝だ。本堂の横のガラス越しには、将来に備えて仁王様が2体安置

されている。しかし、仁王門を建てるスペースは無いように思えるのだが。

納経所に行くと、お寺に飼われているであろうマルチーズが出迎えてくれた。なかなかの接客ぶりで、ご主人が来るまで

愛嬌を振りまいてくれた。

■第57番札所・栄福寺 13:07

▲第57番札所・栄福寺

泰山寺を後にして、今治のB1グランプリで有名になった「焼豚玉子飯」を食べに「白楽天」というレストランに行った。

雨の中でも、他県ナンバーの車が続々やってきて、待ち時間までできていた。

食べてみると、とにかく濃いソースと半熟の玉子で丼ぶり全体を支配されていて、焼豚の味もご飯の味もよくわからなかった。

▲本堂

お遍路に戻ろう。泰山寺から一層、山の方に向かい、少し山を登った所に栄福寺はある。駐車場が新しく整備されていて

真新しい。駐車場は新しいが、雨が本降りになってきた。お参りするので精いっぱいって感じになってきた。

納経所に行くと、南光坊から一緒のご夫婦が先客でいらした。どうも奥様は、先日も来られていたようで、駐車場は工事中

だったらしい。駐車料200円を請求されたのだが、駐車場と境内の間の敷地に止めたと告げると、

「そこはお寺の敷地じゃ無いので結構です」と言われた。

「そんなんありか?・・・・・」

駐車場に止めた小太郎は、しっかり200円お支払いさせていただきました。

■第58番札所・仙遊寺 13:48

▲本堂(すみませんぶれてます。)

栄福寺から山を登ること約15分。ぐんぐん登り目の前には立派な仁王門。しかし、ナビはまだまだ上に登れと指示するし、

外は台風直撃とばかりの土砂降り。さすがにルールを曲げて境内横の駐車場まで登ってしまいました。

もう、蝋燭に火をつけるのにも苦労。

大師堂に移動すると、若い住職2名が、道具をピカピカに磨き上げていたのには感心しました。

我々にお声を掛けていただきましたが、住職のお仕事の方がはるかに厳しいものと感じました。

納経所は本堂の中にあるという珍しい形です。

しかし、58番でマイルールを実行できなかったことは心残りです。

■第59番札所・国分寺 14:30

▲第59番札所・国分寺

仙遊寺から山を駆け下りるが、一向に雨は止まないので、ここで今回の打ち止めに決めた。

メインストリート脇の大きな駐車場に車を止め、歩いて参拝します。

▲本堂

山門はないが、立派なお寺というのが3つ目ではあるが国分寺の印象だ。

期待を裏切らない、派手さはないが荘厳な境内。

本堂手前にある「握手修行大師」というお大師さんが右手を差し出している像で、「願い事をしながら握手すると願いがかなう」

とされている。

小太郎は握手をさせていただいたが、願い頃をしていないので願いが叶うことは無い・・・・・だろう。

 

                                                      (10)につづく

 

                                                                        



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