2006,9,2~9,4
槍ケ岳(4)
3日目:双六小屋⇒双六岳⇒双六小屋⇒弓折分岐⇒鏡平小屋⇒小池新道入口⇒
ワサビ平小屋⇒新穂高温泉⇒アカンダナP
昨年同様、双六小屋で一晩を居心地良く過ごし、昨年のリベンジとばかりに
双六小屋を出発。
天気は、いい。すこぶる、いい!
鷲羽岳もくっきり。
今日こそは、双六岳の台地から伸びる1本道の先に槍ケ岳。
この光景が見える可能性大。
しばしの急登をがんばると、一旦傾斜がゆるくなり、
三俣蓮華岳、丸山への巻き道分岐に到着。
■巻き道分岐 6:10
ここからは、より一層の急登。
ガレ場で、ちょっと手も使う道を少し登ります。
すると、いきなり双六岳のあの台地にひょっこり上がり、
ドーンと大パノラマが広がります。
振り返れば、槍ケ岳が。
山登りを始めた頃、雑誌で見た一枚の写真。
2500mを越えた場所とは思えない絶景と呼びたい風景。
どうしても自分の目で見たくて昨年もこの場所に来たんですが、
天候に恵まれず見ることができず。
しかし今回は、大満足。思わずにやけて写真をパチパチ。
▲笠ケ岳(手前)と乗鞍岳(奥)
北側から見ると、笠ケ岳という名前の意味がよくわかります。
写真には、写っていませんが、御獄山も見えました。
■双六岳 6:53~7:10(2860m)
▲黒部五郎岳
双六岳の頂上に立つと、360°の大パノラマです。
西側には、白山も見えましたよ。
▲薬師岳
北側には、薬師岳が。その先には立山?
薬師岳って他の山に比べて大きいんですよ。
黒部五郎から薬師岳につづく稜線を見ていると。
歩いてみたい衝動にかられてしましました。
来年、登ろうかな。
▲丸山(左)、水晶岳(中央)、鷲羽岳(右)
北東には、昨年登った鷲羽岳から水晶岳が。
双六岳から見る、鷲羽岳が一番形がいいですね。
しばし、双六岳の山頂からの北アルプスの展望を
楽しんだ後、同じ道を帰るのもなんだし、天気もいいんで
稜線を歩いて、丸山との巻き道から帰ることにしました。
■7:27
▲稜線からの巻き道分岐付近より
少しだけ、稜線を歩き巻き道から双六小屋へ帰ります。
巻き道は、アップダウンも少なく快適です。
夏休みも終わり、槍沢の喧騒とは反対で、登山者も少なく
まったりした山行ができるのが裏銀座の魅力です。
で、この山域に魅了されている一人です。
■双六小屋 8:20
▲裏銀座の交差点、双六小屋
▲双六小屋からの鷲羽岳
双六小屋を出発し、ゴールの新穂高温泉を目指します。
しばし、木道を歩き、ガレ場の登りにかかります。
ザレ場になり、弓折の稜線に出た時、
これで、双六小屋と鷲羽岳にお別れです。
細かいアップダウンを繰り返し、槍ケ岳を横目で見ながらの稜線歩きです。
■弓折分岐 9:26(2550m)
▲弓折分岐からの槍ケ岳
ここからは、下るだけ。
天気がいいので、眼下には鏡平小屋が見えます。
■鏡平小屋 10:35(2280m)
▲おきまりの鏡池からの槍ケ岳
鏡平小屋で、ラーメンを注文し昼食をとり、
いっきに下山します。
■小池新道入口 12:22(1475m)
▲降りてきた秩父沢を振り返って
ここからは、昨年膝に痛みをおぼえた場所ですが、
痛みこそ無かったんですが、
鏡平からの下りが異常に長く感じられ、かなりへばってしまいました。
やはり、昨年からの課題で下りに問題があり、
克服できていないことが明るみに。
なんとか、無事に新穂高温泉に下山しました。