小太郎 山へゆく。

山登りとお酒を中心とした日記です。たわごとと思って聞き流してください。

西穂独標 2011,9,12

2011年09月27日 | 山登り

2011,9,12

西穂独標(長野県・岐阜県)

2701m

 

新穂高ロープウェー-丸山-西穂独標-西穂山荘-新穂高ロープウェー

昨日同様ロープウェーで標高を稼いで、西穂独標まで楽々登山。

そして、巷で噂になっている西穂山荘で西穂ラーメンを食べる。

これが本日のテーマです。

ゆったりと平湯温泉を出発。と言うのも鍋平の始発のロープウェーは8:45。

天気予報は昨日同様、昼から雨が振るって言うんで、本当はもっと早く出発したいんだけれども、 

仕方ない。

結局1番乗りで並び、始発のロープウェーで出発。一気に2156mの世界です。

■登山口 8:54 (2156m)

▲登山口

ロープウェーの駅新穂高口が登山口。さあっと出発するも、いきなり下り。

途中の詰め所で、登山届を提出し仕切り直そうとしても、この後もアップダウンを何度か繰り返します。

▲西穂の山々

途中、西穂連峰の山々を展望できる地点に出くわした。どうやら本峰に辿り着くにはまだまだ距離があ

りそうだ。

実際、何度かのアップダウンを繰り返し、登り一辺倒になったところで、どうやら本峰を登り始めたようだ。

と言うのも、全くと言っていい程展望が無く、さっぱりわかりません。

登山口を出発して1時間程で、ヘタ子がおにぎり休憩しようと言い出した。

あと30分で西穂山荘だから、山荘で食べようと応えた。

するとすぐに、いきなり建物が姿を現した。CTから考えるとありえない。最初はあずまやでも出てきたのかと思ったが、

あまりにもでかい!やはり西穂山荘に到着したようだ。

■西穂山荘 9:54

▲西穂山荘

コースタイム甘すぎだ。ともあれ、休憩、休憩。

▲焼岳の向こうに乗鞍岳(クリックで拡大)

山荘は稜線に建っているので、展望は抜群。南には、焼岳。その向こうに大きな乗鞍岳。

東側には一段下がったところに、テン場。

▲トリカブト

では、西穂独標に向かって出発しよう。

すると、いきなり岩岩地帯に。ちょっと手こずりながら、抜けると歩きやすい稜線歩きに変わった。

▲西穂独標から西穂高岳の稜線(クリックで拡大)

目の前には、目的地の西穂独標から西穂高岳にかけての荒々しい稜線がドーン!

緩やかなハイ松の中の登山道を登りつめると

■丸山 10:27

▲西穂丸山

西穂丸山山頂に到着。碑の奥には飛騨の名峰「笠ケ岳」。まだこの時間にはスッキリと見えてました。

▲ハイ松の中の急坂(クリックで拡大)

独標へはここからが正念場。ハイ松の中に見えるジグザグの道が、延々に壁のように見えます。

道は少し大きめの石がビッチリ。道もジグザグなら道の中の登山道もジグザグ。

急坂をゆっくりと登って行きます。

▲焼岳(クリックで拡大)

振り返ると焼岳。乗鞍岳にはガスがかかって来ました。

ハイ松の道を登りきると、道は急に岩稜地帯に。

▲独標への最後の登り

そして、独標への最後の関門の岩稜の山を登ります。間違わないように、○と×マークを確認し、

両手両足をフル活用。ゆっくりと、確実に登ってゆきます。宝剣岳と違うのは鎖が最小限しかない

と言うより、1箇所しかない。

こんなところで、鎖に頼るくらいなら登る資格が無い。ましてや、西穂なんてチャンチャラおかしいって

言われているようだった。

この鎖場を過ぎてから、短いが独標までが核心部。

ちょっと手がかりが心もとなかったが、談笑する声が聞こえ、独標が近いことに勇気づけられた。

そして、西穂独標にたどり着いた。

■西穂独標 11:18~11:31 (2701m)

▲西穂独標

西穂独標。槍ケ岳の山頂ほどではないものの、岩だらけで狭い。

▲西穂独標

独標からは、北にピラミッドピーク。見ていると、どう通るのかよく分からない。

▲ピラミッドピーク(クリックで拡大)

よく見ると、次から次ヘとサクサクと岩場を歩き渡りピラミッドピークから人がやって来る。

小太郎達とは全くレベルが違う。

その人達は、独標にたどり着いたときには「はあ~、無事に下りて来れて良かったね。」

ってのたまりやがった。

こちらは、独標にいる時にも、どうやって下りようかと落ち着かないと言うのに、言葉が無い。

▲奥穂と前穂(クリックで拡大)

心を落ち着けて、辺りを見るとピラミッドピークの向こうに奥穂高岳から前穂高岳、そしてそれを繋ぐ釣尾根。

その下側には、岳沢と上高地。

北アルプスの超有名な景色が目の前に広がっていた。

そんな時にも、次から次に独標を目指して登って来る。岩場ですれ違いなどできよう筈も無いので、

空いたときを狙って下りることにした。

▲独標からの下山路(クリックで拡大)

なかなかの高度感でしょう。天気がいいので一層高度感が増しているように思えます。

実際、登り同様、鎖場までがポイントです。落ちれば、まず無傷ですみません。

落ち着いてクリアしてゆき、鎖場を通過すると逆にサクサクと下ってしまった。

▲ガレ場の下り

危険地帯を過ぎれば、西穂山荘の「西穂ラーメン」を目指すのみ。

■西穂山荘 

▲西穂ラーメン

これが噂の西穂ラーメン。1杯800円也。他にも「とんこつ」等もあったが、高山ラーメンのイメージから

「しょうゆ」に決定。食べてみると、本当においしい。評判になるのも頷ける。

我々以外の登山者も、西穂ラーメンを注文しカメラに収めていた。

評判は、かなり広がっているようだ。

ラーメン以外にも、おいしそうな日本酒が一升瓶で並んでいたりと、他の山荘とは違った楽しみもありそう。

今度は、ゆっくりと泊まってみたい。そう思わせる山荘です。

 

■西穂高口駅 13:50 

西穂山荘を後にすると、樹林帯の中を下り、最後はアップダウンを繰り返し、ロープウェー西穂高口駅に

無事到着。

帰りは、いつもと同じで「ひらゆの森」で入浴。月曜日にもかかわらずデカザックの人が次々やってくる。

やはり平湯は聖地「上高地」の玄関口なんだって思った。



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