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2013,7,20~21
八ケ岳
硫黄岳(2760m)
東天狗岳(2690m)
長野県
(2)
桜平―オーレン小屋―硫黄岳―オーレン小屋(泊)-東天狗岳-桜平
■オーレン小屋(だけかんばキャンプ場) 5:24
あまり多くなく、静かなテン泊で1泊を過ごし、快適な夜を・・・となるはずであった。
しかし、思った以上に冷え込んだためか、夜に何度も目を覚ました。
結果的に朝早く目覚め、早々に出発することになった。夜明け早々で、キーンと張りつめた空気の中で箕冠山の森の中
を山頂を目指して登って行く。誰にも会わない。その中の空気が爽やかで気持ちいい。
深い森で、展望は全くないが傾斜もきつくなく整備された山道を進んでいく。
■箕冠山 6:15
▲箕冠山山頂
森の中、薄らと稜線を感じる。森の中にある山頂に登頂。全く展望は無い。本当に無い。
まあ、三度目なんでビックリはしませんが。
箕冠山から根石岳を目指して下ると、光景は一変する。
▲根石岳山荘と根石岳
今までの深い森はどこ行ったの?って感じでハイ松帯のようになり、最後には植物が無くなった。
自然の力というのは偉大だ。箕冠山から下るのに、森が無くなるのは土壌もあるだろうが、一番影響を与えているのは風だ。
目の前に砂漠の様な光景が広がっている。
▲コマクサ
その砂漠のような砂礫の中に群生しているのが「コマクサ」。今回は、絶好の時期に来たようだ。
可憐に咲き誇っている姿は、高山植物の女王に相応しい。
■根石岳 6:32~6:37 (2603m)
ザレた道をコマクサを横目で見ながら、緩やかな山道を登ると根石岳山頂に登頂する。
▲東天狗岳
根石岳からの下り、前回は凍っていて前進を断念したが、今回は心配ご無用。
本沢温泉への分岐を右手に見ながら東天狗岳を望む。ここからは、途中のガレ場が気持ち悪かった記憶が。
ザレからガレへ。落ち着いて登ります。焦らなければ全く問題ない。
▲硫黄岳の展望(クリックで拡大)
ガレ場を過ぎると、気持ちは楽になる。振り返ると硫黄岳と赤岳がちょっと顔を出している。
八ツは大きい。色々な表情を見せてくれる。
天狗岳に目を向けると、痩せ尾根に付けられた橋が見える。その先は東天狗岳の山頂だ。
山頂の岩場に立ち上がる女性に対して、羨望の黄色い声が飛んでいる。
▲間もなく山頂
橋を渡ると、岩場になり鎖が併設されている。そこまでとは思わないが、間違うと奈落の底だ。
■東天狗岳 7:11~7:30 (2646m)
▲東天狗岳山頂
東天狗岳の山頂は岩で覆われているが、広いっちゃあ広い。そこには、黒百合ヒュッテからの人で覆い尽くされていた。
山頂からの光景。いやいや感動です。
▲北八ツ、蓼科山の光景(クリックで拡大)
画像がないのが残念ですが、ガスが徐々に消えていき、槍穂や、後立山連峰の山並みが姿を現しました。
何をするわけでもなく、東天狗岳からの360°の大展望を楽しみました。
▲南八ツ(クリックで拡大)
そろそろ下山にかかりましょう。東天狗の山頂は根石、黒百合双方からの登山者で一杯です。
頂上を後にすると、根石岳方面からもぞくぞく東天狗を目指して登ってきます。
東天狗の山頂に踏み入れるスペースが残っているのか?心配になるくらいの人がぞくぞく登ってきます。
「夏の八ツは登山者が少ない。」そんなことを聞いていたので、北アルプスとなんら変わらないじゃあないか、この数は。
そんな登山者を見送りながら下山にかかります。
■オーレン小屋 8:38
テントをたたみ、ここで2度目の朝食を摂る。テントをザックにしまい、背負うとズッシリ肩に食い込む。
でも、前回立山で背負ったときに比べれば、はるかにましだ。
■桜平 11:26
夏沢鉱泉の辺りから、昨日の悪夢再び、「ブ~~ン! ブ~~ン!」とアブがまとわりついていた。
1匹、2匹、3匹と桜平に近づけば、どんどん数が増えてくる。完全にロックオンされてしまった。
昨日同様、手も無駄に動かしながらアブを追い払い、逃げ込むように車に潜り込んで、
ハイッ 終了!。