![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/8d/7724b3201c2f820b495c6ad44fd3901c.jpg)
白山(石川県・岐阜県)
2702m
(室堂編)
弥陀ヶ原からの坂を登り切ると、突然現れる巨大な人工物。収容人数750名を誇る室堂ビジターセン
ターだ。
▲室堂ビジターセンター
ビジターセンターにあるのが、食堂、売店と診療所。
一旦ビジターセンター内でチェックインし、宿泊棟は4つの棟に分かれており、
我々が案内されたのがビジターセンター東側にある「こまくさ荘」
■こまくさ荘
▲こまくさ荘
入口に入ると、長い廊下が一番端まで延びていて、廊下の左右に部屋がある。
▲今回のお部屋は2号室
2号室に入ると、2段ベッドの蚕棚方式。小太郎は下の段の一番奥で便利な場所だ。
まずは、ビールと思いビジターセンターに向かうが、いちいち登山靴を履かないといけないのが不便だ。
ビジターセンターと廊下で繋がってはいないし、備え付けの草履は数少ないし、持参した方がなにかと
便利だろう。
実は、トイレに行くにも、反対側の出入口から草履を履いて、独立したトイレ棟に行かないといけない。
少ない為草履が返ってくるまで、じっと待たなければならない場面があったほどだ。
さて、ビールに話を戻そう。ビジターセンターに行き、生ビールをいざ買おうとしたら、なんと「故障」の
張り紙。
山小屋での最大の楽しみを奪われたかに思えたが、缶ビールはあるのでホッとし購入すると、
「空缶は各自で持って下山してください。缶を潰すものは、ここにありますから。」
と横を見ると、缶を置き、足で上から踏みつぶす、「脚力缶潰しマシーン」がそばにあった。
しかし、ビールを飲めば飲むほど荷物が増えるとは、ちょっと考えものだ。
これが白山のルールなら仕方ないと思い、食堂でビールを飲みながら、本日のコースについてヘタ子
と談笑していると、
職員から14時45分になったら、夕食の準備があるので出て行って欲しいと言われた。
やれやれ、ゆっくりする場所も無いのか。食堂を追い出されたほろ酔いの小太郎は、酒を持ったまま
ジプシーのように安住の地を探すこととなった。
なんとか、入口脇の椅子、テーブルにスペースを確保し夕食時間近くまでまったりと過ごすことができた。
■夕食 17:00
▲夕食
そろそろ夕食だ。我々に与えられた時間は、17:00から。
しかし食事時間は”20分間。”
いくら満員といえども20分で夕食は無理があるだろう。
実際、長い列を並び食膳を受け取る頃には、17:15。やっぱり無理だ。
まあ、早く食べて次のグループにスペースを譲る、お互い様を促しているんじゃないかといいように
とった。
が、そんなことはお構いなしの人はいるもので、隣の団体さんは、どんどんビールが進み、
タイムアップレスの宴会状態になっていた。
小太郎達は横目にお先に失礼させていただき、一旦寝る準備を整え、日が沈む頃に、ビジターセンター
に戻ると、先程の団体は、北側外のベンチを占拠し、どろっどろの酔っぱらい集団が出来上がっていた。
まさか同じ部屋で無ければいいがと思っていたが、要らぬ心配で済んだ。
寝床は、1人3枚の毛布が使え、スペースは十分。完全予約の恩恵を受け、ゆっくりと寝ることが出来た。
2日目
朝食は5時30分から一斉開始となる。
多くの人が、御前峰でご来光を迎えているので、ゆっくり食べることができるとたかをくくっていたら
ビジターセンターの扉を開けてビックリした。溢れんばかりの人がトグロを巻くように並んでいる。
列の最後尾が全くわからない状態で、人に聞いて、聞いて、やっと最後尾らしきに並ぶ事が出来た。
その後に来た人は、入ってくるなり、目をまん丸にし、ビックリしているのが手に取るようにわかった。
▲朝食
5時30分になり、食堂の扉が開いたのはわかったが、とにかく人が多すぎて全く扉にたどり着くことが
出来ない。
いくら列が伸びようと、混乱しようと係員は一向に整理することは無かった。
食堂の扉を抜ける頃には、食事を終えた人がどんどん帰って行く状況だ。
恐るべし、海の日の連休だ。
しかし、総合的に考えると十分に快適に過ごすことができた。海の日に1人分の宿泊スペースが
あるというだけでありがたかった。
ご訪問ありがとうございます。
返信が遅くなり申し訳ございません。
白山。想像を超えたすばらしい山でした。
すばらしい天気。
すばらしいお花たち。
すばらしい景色。
恵まれた環境で、満喫させていただきました。
白山の自然に迎えて頂ければいいですね。
山はいろんな表情で迎えてくれます。
白山が温かく迎えてくれればいいですね。