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華の会

日本文化を考える

桜の花の色について

2005年04月23日 | 
桜花の色による分類方法
1 .白色の桜 
        ①「太白」 タイハク 大輪一重の代表
           日本で消滅、英国から里帰りした桜
        ②「白妙」 シロタエ 大輪八重 
          「駒繋」コマツナギ 親鸞上人が馬を繋いだ桜
          白妙と駒繋は近い品種

2.淡紅色の桜 一番種類の多い色
        ①「兼六園熊谷」 ケンロクエンクマガイ 中輪一重
           兼六園で生まれた桜
        ②「東錦」 アズマニシキ 大輪八重
          東錦」と「江戸桜」は同じ種

3.紅色の桜
        ①「寒緋桜」カンヒザクラ 一番紅色が濃い桜
        ②「関山」 カンザン   大型八重
          桜湯その他食用桜の原料になる

4.緑や黄色の桜
        ①「御衣黄」ギョイコウ  中輪の八重 
            花弁は緑の濃い緑黄色
            開花後花弁中央に赤色の線が出る。
        ②「鬱金」 ウコン 中輪八重で淡黄色
            名前の由来はカレーの原料のウコンから。

   名前が「緑桜」という桜
         ③『緑ガク桜」 リョウガクザクラ 白色小輪一重
            豆桜の変種 花弁は白く、ガクが緑色

5.紫色の桜 「紫桜」 花弁は5個 中輪一重 淡紅紫色

6.墨染の桜 花の名前に墨とつき、花色が墨色ではない。
    墨染めの名前の由来
        1. 若芽が茶色で暗い感じがするからといわれる。
    

東京足立区荒川堤の「五色桜」 
     戦前の荒川堤は桜の名所で
     そこに五色の桜が植えられていた。
http://www.adachi.ne.jp/users/bnbku/gosiki.html

五色桜の種類
   1、白が白妙
   2、紅が関山
   3、黄が鬱金
   4、黒が墨染
   5、紫が紫桜




①桜の花の色は咲いてから散るまで同じ色ではなく
  染井吉野は咲き始めは淡紅色から白色になり
  散る頃には花の付け根が紅色に染まります。
②同じ種類の桜でも、東北や北海道の桜は関東の桜よりも
  花の色が濃いといわれている。
③海辺や平地の桜よりも山地の桜で咲く桜のほうが
  花の色が濃いといわれている。
④同じ桜でも若木のほうが色が濃いという。
  東京で咲いているエドヒガン桜は花の色が濃いのに
  各地にあるエドヒガンザクラの古木は花の色が白い。


有名な岐阜・根尾谷の「薄墨桜」
        種類は「江戸彼岸桜」白色の小輪一重
  名前の由来
   1.散り際の花が淡墨色に見えるという
   2.伝説で継体天皇のお手植えの桜
    この地で不遇な生活をしていた継体天皇が
    都に帰るおりに詠まれた歌の中の「薄住」が
    淡墨に転化したという。

前田利行、宇野千代が守った日本で2番目に古い桜
    羽田澄子が1976年に記録映画を作った。

薄墨桜のアドレス
http://nishi525.cool.ne.jp/tabisaki/neotani.html

http://www.city.motosu.gifu.jp/neo_web/index.html

桜守