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華の会

日本文化を考える

永井路子さんの思い出

2023年04月11日 | モーツァルト
永井路子さんの思い出
黒板ご夫妻の思い出
日本モーツァルト協会は昭和30年(1955)1月27日にオーストリアの「ザルツブルグ国際モーツァルテウム財団」の日本支部として、会長 堀内敬三(1897~1983) 副会長 属 啓成(1902~1994)で設立されました。設立時の会員数は38名でした。
最初、協会の組織は音楽専門家、評論家の方を正会員、素人の方を準会員と会員を二つに分け、正会員の方々が会の運営を担当する方式で始まりました。そのうち正会員の方々は熱心でなくなり、3年間に5回例会を開催しただけで早くも協会運営を担当する正会員が無くなり会存亡の危機に立たされました。
この危機に副会長 故 属 啓成さん(昭和58年(1983)より第2代会長)は準会員の方々に手助けを呼びかけ、準会員のボランティアで協会を自主運営しようという事になりました。
昭和34年(1959)5月15日第6回例会から約10名で世話人会が発足しました。会員数は180名でした。世話人会の中心は設立時から参加している歴史学者 黒板伸夫(1923~2015)、擴子(直木賞作家 永井路子)(1925~2023)さん御夫妻でした。黒板さん御夫妻は会場の予約、例会通知の作成、発送、プログラムの作成、会場の整備、受付、会計の清算、不足分の持ち出しなど協会運営の雑事をほとんど引き受けられました。例会が終わると「今月も無事終了した。」と二人で顔を見合わせ安堵したそうです。
黒板さん御夫妻の献身的な奉仕活動がなければ現在の日本モーツァルト協会は存在していなかつたと云っても言い過ぎではありません。
昭和43年(1968)頃、黒板さん御夫妻は会運営の第一線をしりぞきました。その頃から、黒板擴子さんは雑誌の座談会や放送に出演して協会の宣伝に努めました。協会に多額の援助もなさいました。会場がイイノホールだった20年ほど前まで黒板擴子さんは副会長として演奏会場の入り口で案内を勤めていました。古くからの会員は初めて演奏会場を訪れた時、「永井路子さんがもぎりのおばさんをしていたのでびっくりした。」と語られます。黒板擴子(永井路子)さんは日本モーツアルト協会の『会母』と言える存在です。
平成20年(2008)NHKはモーツァルト生誕250周年を記念して「毎日モーツァルト」を放送しました。この番組で黒板擴子さんは「ミサ・ソレムニス」K377、オペラ「イドメネオ」K366、ピアノ協奏曲第22番K482の番組に出演してモーツァルトの魅力を語ってくれました。同じ番組で黒板伸夫さんはオペラ「アルバのアスカーニヨ」K111と「ハ短調ミサ曲」K427の番組に出演しました。「アルバのアスカーニヨ」の作品番号K111は黒板伸夫さんの会員番号でした。番組のなかで「アルバのアスカーニヨ」のレコードを友人の家で初めて聞いた時の衝撃を熱く語られていました。ハ短調ミサ曲は一番お好きな曲だと嬉しそうにお話されていました。
黒板擴子(永井路子)さんは令和5年1月27日 モーツァルトの誕生日の日に亡くなられました。
日本モーツアルト協会第650回例会
日時:令和5年6月23日金曜日 開演午後6時45分
場所:東京上野・東京文化会館小ホール
演奏:指揮 坂本 徹 
   モーツァルトアカデミー トウキョウ (合唱・管弦楽)
曲目:モーツァルト作曲 ミサ曲ハ短調 k220「雀のミサ」
            レクイエム 二短調 K626
協会はこの日の例会を協会設立68周年の最後の行事と位置付けていました。協会が68年も続けてこられたのは、様々な形で支えてくれたすべての会員の方の力によるものです、中には故人となられた方も多いのです。まさか、黒板擴子(永井路子)さんまで故人となられるとは思いもよりませんでした。
レクイエムを演奏して、モーツァルトとともに、これらの方々のご冥福をお祈りする会としました。

黒板氏・永井路子さんの「毎日モーツァルト」の出演日

2009年10月18日 | モーツァルト
3年前、モーツァルト生誕250周年を記念して作られた番組「毎日モーツァルト」が再放送されています。
永井路子さんは
第57回で 15番「ミサ・ソレムニス」ハ長調 K.337
第62回で オペラ「クレタの王イドメネオ」K.366
第116回で ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482
に出演して、モーツァルトの音楽について語っています。

同じ番組で 永井さんの旦那様 黒板 伸夫氏も2回出演しています。
黒板氏は
第19回でオペラ「アルバのアスカーニョ」 K.111
第93回で 16番「ミサ曲 ハ短調」 K.427
に出演します。

黒板氏の出演する放送日は
10月20日の午前5時半からです。


チャンネル:BShi
放送日: 2009年10月20日(火)
放送時間:午前5:30~午前5:40(10分)

「第19回 2度目のイタリア旅行」             
                              
「オペラ“アルバのアスカーニョ” K.111から      
              アリア“あなたの気高い姿から”」
                              
                   (歌)ナタリー・デセイ
 (演奏)ジ・エイジ・オブント・エンライトゥンメント管弦楽団
                   (指揮)ルイ・ラングレ
                              
              【出演】 (歴史学者)黒板 伸夫
                 【ナレーター】 山本 耕史
                              

海老沢敏日本モーツァルト協会理事長を辞任

2009年09月20日 | モーツァルト
日本モーツァルト協会3代目理事長海老沢敏氏が
平成21年度6月末日をもって、辞任しました。
第一、ご自身のご健康上の理由で、医者から仕事を減らす事を勧められた。
第二、3年後はルソー生誕300年の記念年で、これまでのルソー研究をまとめたい、
第三に、立場上、どうしても辞任できない各種の役職に専念したいそうです。

海老沢敏氏は1985年より当協会の副会長を務められた後、
1995年属啓成先生の後を継いで、会長に就任され、
通算24年の長きに渡って、当協会の発展に尽力してこられました。

永井和子 メゾソプラノの夕べ

2008年10月04日 | モーツァルト
日本モーツァルト協会 10月例会(通算第502回)
永井和子さんによる歌の夕べ
日時: 2008年10月17日(金) 午後6時15分開場 6時45分開演
場所:東京文化会館小ホール
出演者
永井和子 MS
成田博之 Br
花岡千春 Klavier
― PROGRAMM ―
1.カンツォネッタ「静けさはほほえみつつ」 K.V.152
2.アリア「ああ、あなたに明かしたい、おお神よ!」 K.V.178
3.アリア「私の胸は喜びに躍るの」 K.V.579[
4.「すみれ」 K.V.476
5.「結社員の旅」 K.V.468
6.「満足」 K.V.473
7.「自由の歌」 K.V.506
8、フィガロのアリア「恋の蝶よ、お前はもう」
9、ケルビーノのアリエッタ「あなた方はご存知でしょう」
10.アリエット「鳥たちよ、毎年」 K.V.307
11.アリエット「淋しく暗い森で」 K.V.308
12.「クーロエに」 K.V.524
13.「小さなフリードリヒの誕生日」 K.V.529
14.「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき」 K.V.520
15.「夕べの想い」 K.V.523
16.「春への憧れ」 K.V.596
17.グルエルモのアリア「僕の御婦人方、沢山の男たちにそんな事なさるんですね」
18.セストのアリア「私は行く、でも、いとしいあなたよ」

*曲目等は予告と変わることがあります。
*臨時会員券4,500円は2ヵ月前から会場、
事務局、東京文化会館チケットサービスにて販売。
当日学生券は2,000円。いずれも予約はできません。
*10歳以下の方の入場はご遠慮ください。
*会場での無断撮影、録音は堅くお断りします。

日本モーツァルト協会通算500回記念演奏会

2008年09月03日 | モーツァルト
平成20(2008)年6月30日,日本モーツァルト協会は
東京・目白の東京カテドラル聖マリア大聖堂で
記念すべき通算第500回例会を開催しました。

曲目:モーッァルト作曲
アヴェ・ヴェルム・コルプス
ハ短調 ミサ曲 K.427
指揮:  寺神戸亮
演奏:  古楽器演奏団体「レ・ボレアード」、
独唱:  ソプラノ 懸田奈緒子・波多野睦美
   テノール鈴木准、バス小笠原美敬
合唱:  「モーツァルト・アカデミー・トウキョウ」
合唱指揮: 坂本徹

カトリックの会堂でミサ曲を聴く機会は滅多にないので期待しました。残響豊な会堂で、少し遅めにテンポをとり、低音が良く響いた演奏は500回記念を祝うのに相応しいとても厳粛な演奏会となりました。

この日のプログラムには
『日本モーツァルト協会』の簡単な歩みが掲載されています。
第1回例会 昭和30(1955)年1月27日
  ザルツブルグ国際モーツァルテウム財団日本支部として設立
    会長:堀内敬三  副会長:属啓成
第6回例会 昭和34(1959)年5月15日
    黒板伸夫・擴子ご夫妻を中心とした世話人会発足、 
    会員の手による運営が始まる。
第10回例会 
    黒板夫妻、会報編集開始

昭和31(1956)年、モーツァルト生誕200年記念の年に因んで、
属啓成氏の呼びかけで設立された『日本モーツァルト協会』に
黒坂伸夫・擴子ご夫妻は設立当初から参加されました。
『日本モーツァルト協会』の例会は、最初の数回、
音楽評論家や演奏者を中心に企画運営しましたが、
音楽のプロの方がたは会の運営に熱心でなくなり、
直ぐに、協会の存続が危ぶまれるようになりました。
この危機に、黒板ご夫妻は会の存続を願い、
世話人会を発足し、世話人会の中心になって活動しました。
お二人で、例会会報の編集、発送、例会受付、集金等、
例会運営の為の雑仕事を献身的に引き受けられたのです。
お二人は日本モーツァルト協会の今日の礎を築くために
長い間、縁の下から支えてくれました。
それから53年、黒坂伸夫・擴子ご夫妻はご夫婦で会員を継続され,今回の500回の記念演奏会を迎えました。

黒板伸夫氏は歴史学者で清泉女子大学名誉教授
黒板擴子氏は歴史小説家 永井路子の本名です。



日本モーツァルト協会5月例会

2007年04月17日 | モーツァルト
5月例会(通算第489回例会)

時間: 2007年5月16日(水) 午後6時15分開場 6時45分開演
場所:上野・東京文化会館小ホール 全席自由

ヴァイオリン 若林 暢
クラヴィーア アルバート・ロト
― PROGRAMM ―
1.ヴァイオリン・ソナタ ト長調K.V.379
2.ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.V.304
3.ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調  K.V.378
4.ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.V.403
5.ヴァイオリン・ソナタイ長調 K.V.402
6.ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調K.V.481

若林暢(わかばやし のぶ)
東京芸術大学附属高等学校、東京芸術大学、同大学大学院
ジュリアード音楽院博士課程に奨学金を得て留学。1995年、博士号を得る。
1986年ニューヨーク国際芸術家コンクールで第1位。
第9回ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで第2位
最優秀音楽解釈賞、ヘンリク・シェリング賞、

アルバート・ロト
ポーランド人を父に、ロシア人を母に1946年ニューヨークに生まれる。
ジュリアード音楽院卒業。
1965年第1回モントリオール国際コンクール優勝。
1966年ブゾーニ国際コンクール金賞を受賞。
日本には1970年の初来日以降数多く来日

*曲目等は予告と変わることがあります。
*臨時会員券4,500円は2ヵ月前から会場、事務局、東京文化会館チケットサービスに
て販売。
当日学生券は2,000円。いずれも予約はできません。
*10歳以下の方の入場はご遠慮ください。
*会場での無断撮影、録音は堅くお断りします。



日本モーツァルト協会 演奏会のお知らせ

2006年03月27日 | モーツァルト
日本モーツァルト協会 演奏会のお知らせ

テーマ:モーツァルトと周辺作曲家の鍵盤音楽

モーツァルトが影響を受けた作曲家達の曲目と
モーツァルトが影響を受けて作曲した曲目を
2回の演奏会で聞いて頂きます。

第1夜:平成18年4月4日(火)18:45開演
テーマ:西方への大旅行とザルツブルクのモーツァルト
 場所:東京上野・文化会館小ホール

第2夜: 平成18年4月27日(木)18:45開演
テーマ: マンハイム・パリ旅行とウィーンのモーツァルト
 場所:東京上野・文化会館小ホール

演奏者:小倉貴久子
      http://www.h2.dion.ne.jp/~kikukohp/

  東京芸術大学大学院ピアノ科修了。
  第3回日本モーツァルト音楽コンクール、
  ピアノ部門で第1位を受賞。
  アムステルダム音楽院に留学し、
  ヴィレム・ブロンズ氏にピアノを師事すると共に、
  フォルテピアノ演奏の研究を独学で始める。
  1993年、オランダ国家演奏家資格と特別栄誉賞を得て首席卒業。
  同年ブルージュ国際古楽コンクール、
  アンサンブル部門で第1位を受賞(トリオ・ファン・ベートーヴェン)。
  1995年には同コンクール、フォルテピアノ部門で第1位と聴衆賞を受賞。
  昨年秋、ビートたけしのテレビ番組でモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏。

  解説: 安田和信


第一夜 4月4日(火)18:45開演のプログラム
  テーマ 西方への大旅行とザルツブルクのモーツァルト

演奏者:小倉貴久子
  解説: 安田和信

 第一部~西方への大旅行~ チェンバロ使用
 モーツァルト:オランダの歌による7つの変奏曲 ニ長調 K.V.25
      参考:http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=412
 J.ショーベルト:ソナタ 作品14-2 変ロ長調
 J.G.エッカルト:ソナタ 作品2-5 ハ長調
 J.Ch.バッハ:ソナタ 作品5-4 変ホ長調

 第二部~ザルツブルクのモーツァルト~ フォルテピアノ使用
 モーツァルト:ソナタ ヘ長調 K.V.280(189e)
      参考: http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=395
 P.D.パラディエス:ソナタ 第3番 ホ長調
 G.Ch.ヴァーゲンザイル:ディヴェルティメント 作品2-4 ト長調
 C.Ph.E.バッハ:ソナタ ホ長調 Wq65/29・H83


第二夜 4月27日(木)18:45開演のプログラム
演奏者:小倉貴久子
 解説: 安田和信
テーマ: マンハイム・パリ旅行とウィーンのモーツァルト

 第一部 マンハイム・パリ旅行のモーツァルト~フォルテピアノ使用
 J.ミスリヴェチェク:ソナタ 第6番 ニ長調
 N.J.ヒュルマンデル:6つのディヴェルティスマン 作品7-6 ヘ長調
 モーツァルト:ソナタ イ短調 K.V.310(300d)
      参考: http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=402

 第二部 ウィーンのモーツァルト~フォルテピアノ使用
   この時代にモーツァルトに影響を与えた作曲家の曲から
 J.A.シュチュパーン:カプリッチョ 第3番 ト長調
 L.A.コジェルフ:ソナタ 作品15-1 ト短調
 モーツァルト:ソナタ 変ロ長調 K.V.570
      参考: http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=410


*曲目等は予告と変わることがあります。

*臨時会員券4,500円は2ヵ月前から販売しています。
  日本モーツァルト協会事務局、(電話03-5467-0626)
  東京文化会館チケットサービス(電話03-5815-5452)

*当日販売学生券 2,000円があります。
*10歳以下の方の入場はご遠慮ください。
*会場での無断撮影、録音は堅くお断りします。

特定非営利活動法人 日本モーツァルト協会
        電話 03-5467-0626
   http://www.mozart.or.jp/
日本モーツァルト協会は1955年に設立された
毎月、モーツァルトの音楽を生演奏で聴いている
会員制の団体です。


クラシック音楽へのおさそい

2006年03月10日 | モーツァルト
インターネット図書館「青空文庫」を開けると
インターネットで繋がってPCで名作が読めるように
http://www.aozora.gr.jp/

クラシック音楽をPCで聞けるHPをお知らせします。
音源はSP時代の録音が多いのですが
演奏は今では伝説的演奏家の名演奏です。

{クラシック音楽へのおさそい}
  ~ユング君のホームページ~
http://www.yung.jp/index.php
http://www.yung.jp/yungdb/kousin.php

最近、更新された
Vn:シュナイダーハン P:ケンプ 1952年9月録音
ベートーベンのヴァイオリンソナタ全集は
どの演奏も素晴らしいですが5番のスプリング・ソナタは
今の季節にぴったりです。
http://www.yung.jp/yungdb/kousin.php
この他にクライスラーの演奏もあります。

シュナーベルの「ハンマークラヴィーア」 1935年録音
現代のポリーニの演奏と比べると「長い、飽きちゃう」という
批判が聞こえてきそうですがじっくり聞いていると
微妙な緊張の上にのっかって進む音のつながりは
六世歌右衛門が「政岡」の飯炊きを演じた時のように、
舞台に一点の揺るぎも見せない、考え抜かれ、無駄のなかった、
一連の所作の動きに通じるような演奏に思えてなりません。
http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=175

プッチーニでは今、流行りの「トゥーランドット」は聞けないけれど
「蝶々夫人」「トスカ」「ボェーム」の抜粋が聞けます。
http://www.yung.jp/yungdb/index.php?cent_id=4&comp_id=38&category_id=9

ショパンやブラームスも入っています。
http://www.yung.jp/yungdb/index.php?cent_id=3&comp_id=27&category_id=4

さて、モーツァルトは
http://www.yung.jp/yungdb/index.php?cent_id=2&comp_id=10&category_id=1

協奏曲ではクラリネットの「グットマン「ウラッハ」「ケル」
ピアノは「ハスキル19.20番」「リパッティの21番」「カサドジュ24番」その他
フルートは「モイーズ」 それにホルンの「デニス・ブレーン」
ヴァイオリンは「ティボー」に「ハイフェッツ」と
懐かしい名前の往年の名演奏家の独奏で聞けます。
http://www.yung.jp/yungdb/index.php?cent_id=2&comp_id=10&category_id=4

オペラは抜粋ですが「魔笛」「フィガロ」「コジ」「ドンジョバンニ」が聞けます。
特にフリッツ・ブッシュ指揮 グラインドボーン祝祭管弦楽団&合唱団の
「コジ」「ドンジョバンニ」は聞き物です。
http://www.yung.jp/yungdb/index.php?cent_id=2&comp_id=10&category_id=9

なによりも嬉しいのはギーゼキングが演奏するピアノソナタの他に、
リパッティが演奏するK310のピアノ・ソナタも入っています。
http://www.yung.jp/yungdb/index.php?cent_id=2&comp_id=10&category_id=7

アンコールはリパッティのピアノでバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」
http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=79

何かのおり、覗いてみてください。
下記のアドレスです。
{クラシック音楽へのおさそい}
  ~ユング君のホームページ~
http://www.yung.jp/index.php
http://www.yung.jp/yungdb/kousin.php


モーツァルト生誕250年記念演奏会のお知らせ

2006年01月11日 | モーツァルト
日本モーツァルト協会例会のお知らせ
モーツァルト生誕250年記念演奏会
 2006年1月27日はモーツァルトの250回目の誕生日です。

日 時:平成18年1月27日(金)  午後6時15分開場
                      6時45分開演
場 所:東京・上野 東京文化会館小ホール
出演者:アンサンブル・アマデウス・メトロポリタン
     坂本 徹指揮 東京クラシカルシンガーズ+会員有志
     小泉惠子(S) 佐久間由美子(Fl) 吉野直子(Hf)

曲 目:Ⅰ 合唱  モテット「神はわれらの避け所」 K.20
            アンティフォナ「まず、神の国を求めよ」 K.86

     Ⅱ 交響曲 ヘ長調 K.Anh.223(19a)
        交響曲 変ロ長調 K.22

     Ⅲ コンサート・アリア「誠実に身を保つて」 K.23他

     Ⅳ フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K299他

臨時会員券 4500円

主 催: 日本モーツァルト協会  電話03-5467-0626
「日本モーツァルト協会のHP」
http://www.mozart.or.jp/home/home.html



加藤木昭氏死去(日本モーツァルト協会会員)

2005年11月05日 | モーツァルト
悲しい事をお知らせしなければなりません。
日本モーツァルト協会会員の加藤木 昭さんが
この9月28日、肺がんの為72歳で亡くなりました。

モーツァルト生誕200年の記念の年を一年後に控えた
昭和30年(1955)、まだ学生だった加藤木さんは
協会設立案内の新聞記事を見て、協会に参加されました。
それから50年、会員を継続され、
協会の発展のために力を尽して頂きました。

「日本モーツァルト協会のHPから」
http://www.mozart.or.jp/home/home.html

『日本モーツァルト協会は、1955年1月27日
 オーストリアの "ザルツブルク国際モーツァルテウム財団" の
 日本支部として、堀内敬三氏を会長に迎え、設立されました。
 この会は専門家を正会員、一般の聴衆を準会員とするものでした。
 3年間に5回の例会を開催しただけで早くも運営する
 人手がなくなり危機に立たされました。
 これに苦慮した属 啓成(さっか けいせい)氏が
          (当時副会長、1983年より第2代会長)
 準会員に手助けを呼びかけて、運営ボランテイア活動が始まりました。』

会が始まった頃はまだ会員数が少なく会員の増加が目標になりました。
モーツァルトの作品番号の最後の曲のレクイエムにあやかり、
会員数増加の最終目標を 626名 と立てたそうです。
電話局に勤めていた加藤木さんは初めて協会が協会室を開室した時、
末尾番号が 626 となる電話番号を取ってくれました。
その後、部屋を引っ越すたびに 626 を取ってくれて、
現在の渋谷に引っ越す前の日本橋の電話番号は03-3666-6260でした。
現在の渋谷の協会室の電話番号は03-5467-0626で、
FAX番号は03-5467-0466とピアノ協奏曲の21番と20番の番号が並びます。

現在、日本モーツァルト協会の会員には専門家と一般聴衆の区別はなく、
モーツァルトの作品番号の会員数 626名と会員番号待機会員の25名です。
月に一度開かれる例会は今年の10月で通算472回を数えました。

加藤木さんはドイツ系の音楽がお好きだったようで
その中でも特に歌物がお気に入りでした。
外来のオペラやリートの演奏会で良くお会いしました。
20年程前、1950年代に 二期会が日本で初演した時の
『フイガロの結婚』や『薔薇の騎士』等のプログラムを
見せていただいた事があります。

NTTを退職されてから、新国立劇場の資料室に通われ、
オペラ全曲のCDやDVDを楽しまれていました。
5年ほど前、『モーツァルトのオペラ全曲を聞いたので、
今度はワグナーに挑戦する』と話されていました。
しばらくして、『ワグナー全曲を聞いた、疲れた』と、
とても、満足そうでした。
資料室の記録を元に、ご自分で今まで聞きに行った
演奏会の記録も整理されていたようです。
その記録を元に昭和30年代からの日本の音楽会の思い出を
MLに書いて頂こうと思っていたのですが実現しませんでした。

「加藤木さんのコレクションの一部です。」
http://www.asahi-net.or.jp/~tk2k-fkc/mozartfever1.htm

モーツァルトの命日に当たる今年の12月5日(月)の例会は
モーツァルトが死ぬ直前まで作曲していたという
K.626 『レクイェム」(死者の為のミサ曲)を演奏します。
協会ではこの例会を協会設立50周年の最後の行事と位置付けています。
協会が50年も続けてこられたのは、様々な形で支えてくれた
すべての会員の力によるものです、
中には故人となられた方も多いので、レクイエムを演奏して、
モーツァルトとともに、これらの方々のご冥福をお祈りする会となる予定でした。
まさか、加藤木さんまで、その中に入るとは思ってもいませんでした。

加藤木さんの会員番号はK.20で モテット「神はわれらの避け所」です。

モテット「神はわれらの避け所」の作品解説
http://www.marimo.or.jp/~chezy/mozart/op0/k20.html

K20の曲は RealPlayer で再生できます。
http://switchboard.real.com/player/email.html?PV=6.0.12&&title=God%20Is%20Our%20Refuge%2C%20KV%2020%3A%20Motette%20%28Ps.%2046%3A1%29&link=http%3A%2F%2Fwww.content.loudeye.com%2Fscripts%2Fhurl.exe%3Fclipid%3D008085004010700020%26cid%3D600111

又は下記のアドレスをクリックして、 Disc: 4で曲の一部を聞く事が出来ます。
沢山の曲が並んでいるので、スクロールして画面を少し下げてください。
画面の下のほうに、Disc: 4が出てきます。

See all 9 tracks on this disc Disc: 4
1. God Is Our Refuge, KV 20 - Motet (Ps. 46:1)
Listen をクリックしてください。い。

http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B000004111/102-7208227-0012122?v=glance

音が出ないときは下記のHPをあけて
windows media playerをダウンロードしてください。
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/9series/player.aspx

来年の1月27日(金)はモーツァルトの250回目の誕生日になります。
協会も、お誕生日をお祝いして、1月27日に例会を開く予定です。
例会の冒頭で加藤木さんの作品番号の曲が演奏される予定になっていました。
http://homepage3.nifty.com/ClassicalSingers/
坂本徹さんの指揮 東京クラシカルシンガーズ+会員有志で演奏されるので
加藤木さんに「一緒に歌ったら」、と申しましたら、
「いや、ぼくは歌わない」と否定されておりました。
奥様のお話では演奏を楽しみにしていたとの事です。
歌好きの加藤木さんはきっと舞台で歌いたかったと思います。
さぞ、心残りだった事でしょう。
12月の「レクイエム」どころか、1月の「モテット」の演奏までもが
加藤木さんの「追悼」の曲になってしまいました。
ご冥福をお祈りします。合掌