深圳しーすー日記

2008年に4年間の上海生活を終え日本帰国。2019年4月から香港→2022年8月から新しい土地での生活がスタート!

甘茶会(花まつり)

2006-04-02 18:00:01 | *日本しーすー日記
今日は空の1日強風でした毎日天候が変わるので本当に体がついていけません。満開になった桜はこの風で散っていないといいですが…。
本日、近くにあるお寺で『甘茶会(花まり)』があったので行ってきました。

 

『甘茶会』と言われても聞いたことない人が多いのではないでしょうか?
『甘茶会』とは、お釈迦様(仏教の悟りを開いた仏陀)の誕生日をお祝いする行事です。お釈迦様のお誕生日は4月8日。今年は1週間早めのお祝いです。
ここで、チョッとだけお釈迦様について、甘茶会について説明します。

【お釈迦様の誕生】
 お釈迦様は、現在のインドの北部、ヒマラヤに近い「カラビ国」という小さな
 国で、父(国王 浄飯王)・母(摩耶)の間に、王子として生まれました。
 西暦紀元前466年または西暦紀元前564年とも言われています。
 
 ルンビニーの花園で、摩耶夫人の脇腹から生まれ、自ら右手を天に、左手で地
 を指し、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と宣言し
 たという伝説があります。

【花まつり】
 お釈迦様の誕生の伝説を再現するように「花御堂」という小さな御堂(4本の
 柱の上に屋根を取り付け、花で飾ったお堂)の中に釈尊の誕生仏を安置し、甘
 茶を注いで誕生を祝う行事です。

 この時期に多くのお寺様ではこの「花御堂」を本堂の前に祀り、参会した人々
 が誕生仏の頭に、柄杓で甘茶を注ぎお祝いをします。


【甘茶とは】
 甘茶とは、日本の山野に自生するウリ科のつる草・アマチャヅルの葉を蒸して
 揉み、乾燥させたもので、少し煮出して飲用します。
 
 釈迦が誕生したときに、龍が天から降りてきて、香水を産湯として注いだとい
 われる故事から、「灌仏会」には釈迦像に香水(香水→清めの水→甘露の水→甘茶)を注ぐようになったと言われています。

以上お寺からの説明書参照

ここのお寺では昔、幼稚園をやっていたんです。そのお寺幼稚園を私は卒園しています。何十年前の話やら幼稚園があったころは、園児たちがお釈迦様に甘茶をかけてお祝いしました。昔は外にお釈迦様を置いてたのですが、今回は本堂に祀られていたので、写真を撮ることが出来ませんでした残念。甘茶会に参加したのも何十年ぶりか・・・。懐かしかったぁ~
お坊さんから「もっとよいところに生まれていたらとか、頭がよければ、顔が美しかったら、もっと楽がしたいなどと愚痴をこぼし、いつのまにか『自分と言うものはこの世にひとつしかない大切なもの』ということを忘れてしまってはいないでしょうか。今一度、ありがたい命をいただいて生まれてきた自分が限りある命をどのように生きていくのかを考えてみましょう」というお話がありました。
あ~確かに…考えさせられたお話でした。これからどう自分が生きていくか考えなくっちゃなぁ~

*花祭り弁当

甘茶会のあとは、落語会があったのですが、かい君がお留守番しているため、事前に予約をしてあった、花祭り弁当(1000円)をいただいて帰ってきましたお寺の庭には、りっぱな桜の花が満開でした

夕方から