小黒啓子のブログ 日本共産党浜松市議会議員

政令指定都市・静岡県浜松市の中区から選出された市議小黒啓子のブログです。2003年4月に初当選。現在3期目。

けいこ日記 6月26日(水)その3 浜松城公園芝生広場の放射能問題

2013年06月27日 | けいこ日記

けいこ日記 6月26日(水)その3 浜松城公園芝生広場の放射能問題

 浜松城公園の芝生の放射線量について

 浜松城公園の芝生広場は市街地の中心部にありながら、緑豊かで広々としており、保育園や幼稚園の子どもたちもよく遊びに来ます。

  この芝生広場の地下に耐震性の貯水槽を作り、その範囲の芝の張り替えが2012年1~2月に行われました。

  その張り替えが行われた場所で一部放射線量が(1時間あたり0.1マイクロシーベルト以上)を示す高い部分があり、他の部分は0.06~0,07程度であったことが確認されています。

  今回、「浜岡原発はいらない浜松の会」から、「国の基準の年間1mSv(ミリシーベルト)を採用し、1日に8時間公園にいると仮定して逆算すると、0.23μSv/h以下ならば健康に影響がない」という市の説明では、子どもの安全は守られないとして、市に要望書を提出しました。

 この要望書の提出に,私も同席しました。

 懇談をおこなったのは、市役所の交差点のすぐ南にある「ノーススタービル」でした。担当は「公園課」で、4階には会議室がないのかな?9階の会議室で1時間の予定で懇談しました。

 雨のかなり降っている時間帯でしたので、傘を差しての移動は、たいへんでした。

 最初は、もっと権限のある「副市長」さんと言っていたのですが、「副市長となら15分」、「部長となら1時間」というレスだったので「じゃあ部長さんと1時間」ということにしました。

  6月26日に市との懇談が行われ、「浜松城公園での定期的な放射線量の測定を市民と共に行ない、その他心配される公園でも定期的に空間線量を測る」となりましたが、情報公開や土壌の放射性物質濃度の測定についても実施すべきと考えますので、引き続き要望していきます。

  子どもの生活丸ごとをしっかり見るならば、浜松城公園の芝の上で転げまわって遊んでも心配がないように、一定の線量を超えるものについては配慮の必要を感じます。

  がれきの受け入れ時に国基準ではなく、市が独自で高い基準を設定したように、市民の健康について、市独自の物差しで考えるべきであり、市が積極的に、将来を担う子ども達に安心できる環境を準備する事を願います。

  6月26日に行われた市との懇談で、「浜松城公園での定期的な放射線量の測定を市民と共に行ない、その他心配される公園でも定期的に空間線量を測る」となりましたが情報公開や土壌の放射性物質濃度の測定についても実施すべきと考えますので、引き続き要望していきます。
 


けいこ日記 6月26日(水)その2 年金者組合浜松支部総会に参加

2013年06月27日 | けいこ日記

けいこ日記 6月26日(水)その2 年金者組合浜松支部総会に参加

 今日は年金者組合浜松支部の第26回の総会がひらかれました。雨の中ですが多くの会員さんが集まっていました。

 挨拶をさせていただき、「国の政治があまりにもひどく特に社会保障の分野では国民のくらしを考えない悪政が続いている中で、地方自治体はくらしを守る防波堤の役割を果たさなくてはいけないが,浜松市も高齢者福祉の分野に予算をつけていない。

 それどころか、老人福祉センターの入浴料の有料化が検討されだしており、議会の手続きも無視して行われようとしている。これからも皆さんと連帯して、くらしを守るために頑張りたい」と話しました。

 年金者組合には素晴らしい綱領があります。前文では日本国健保は、すべてのこくみんが個人として尊ばれ、平和のうちに生存する権利を保障しています。私たち全日本年金者組合はこの憲法の理念を守り発展させ、より自由により豊かに生きていける社会をめざします。・・・・(以下略)」

 これから始まる参議院選挙はまさに自民党等の改憲勢力に対峙していく大事な選挙になります。憲法しかっリ守りたいと願う多くのみなさんと力を合わせて頑張りたいと強く感じました。

 


けいこ日記 6月26日(水) 7月1日から浜松市指定ゴミ袋だけに

2013年06月26日 | けいこ日記

けいこ日記 6月26日(水) 7月1日から浜松市指定ゴミ袋だけに

 私の地域では毎週水曜日がプラごみの回収日になっています。

 今朝もプラごみを集積所に出してもらうよう(夫に)頼んで出かけました。

 6月中はレジ袋でも、買い物をした時の袋でも、そこにプラごみを入れて集積所に出してOKですが、7月から浜松市指定ごみ袋にプラごみも入れなくてはいけません。

 確実にごみ袋1枚は今までより余分になります。私の家にはプラごみの外袋として使えるものがまだたくさんあり、市の指定ごみ袋1枚分は確実にごみの削減に反するとず~っと思っています。

 何故、指定ごみ袋でごみを出さなくてはいけないのか、市で決定するまでの間に意見も出し、議会での討論等も行いましたが、全市でごみ出しルールを統一し、ごみの削減を最大の理由とするのであれば、浜松方式に合わせれば済むことですがこの先、ごみ処理費用の有料化を考えれば指定ごみ袋を導入することは当然なのでどうしても、そちらに目が行ってしまします。

 今年度から連絡ごみ(粗大ごみ)が有料化されました。可燃ゴミが有料化されないよう、今後の動向に注視していきたいと思います。

 他市で可燃ごみの有料化を実施している所では処理費用までごみ袋に上乗せしますので、1枚のごみ袋が40円以上になっています。

 ちなみに札幌市は1枚(45ℓ)80円です。

 皆さんの思いも寄せてください。

 

 

 

 

 


けいこ日記 6月23日(日) 家電リサイクル事業を見学

2013年06月25日 | けいこ日記

けいこ日記 6月23日(日) 家電リサイクル事業を見学

 萩丘連合自治会の正副会長及び地域所属議員で研修会がありました。

 トーエイ(株)の工場で家電リサイクルの事業所を見てきました。

 運び込まれた冷蔵庫・洗濯機など、リサイクル証明書が添付されているものについて、すべてを分別し、最後はプラスチックのペレットに生まれ変わり、再生に使われます。

 また、ガラスの再生でガラスを砂状にして浸透性を高め、道路材に使用できるものなども見ましたがやはり、分別が大切だと感じました。

 3Rを進めることはもちろんですが、日常の生活で常にごみについて意識をしていくとこが、環境保全につながっている事を再認識した一日でした。

 

 

 


けいこ日記 6月21日(金) 老人福祉センターの指定管理者について

2013年06月22日 | けいこ日記

 けいこ日記 6月21日(金) 老人福祉センターの指定管理者について

 一日雨が降り続いて紫陽花は色を深めて喜んでいます。

 我が家にも4種類の紫陽花が咲いていますが、一番元気なおたふく紫陽花がきれいな水色を見せてくれています。

 さて、今日は老人福祉センターの指定管理者制度に関連して話します。

 今年度で指定期間が終了する事から、次の指定管理者の公募が始まりますが、それに関連して各区協議会で(中区は6月24日)いろいろと協議が始まります。中区は「いたや」が関連します。

 中でも、老人福祉センターの入浴施設の使用料をどうするのか。

 協議事項になっていますので、時間が取れる方は2階の21会議室で中区協議会を傍聴してください。午後1時30分からです。

 議会へは19日の厚生保健委員会・協議会(非公開)にその内容が出されましたが

私は指定管理者の公募について手続きが踏まれていないことを問題とし、今日、健康福祉部へ要請書を出しました。(資料添付)

 高齢化率が高くなり、元気な高齢者がいつまでも元気でいられるように応援する老人福祉センターは、条例では原則無料になっていますので、誰もが使いやすいように、入浴施設も無料のままで差し支えないと考えますが、行革の観点からは利用者にはそれなりの負担をしてもらいます。という考え方になるようです。

 ほんとに、それでいいとは思えませんが・・・?

   ☆

                           2012年6月21日

  浜松市長 鈴木康友様

                         日本共産党浜松市議団

                         北島 定  小黒啓子

 指定管理者の公募にかかる要請書

  老人福祉センター等指定管理者の指定について、6月19日開催の厚生保健委員会協議会において、平成26年度から5年間の指定管理者の更新に向け、7月に公募を行う予定であるが、浴室利用について有料化又は料金改定を行う計画であることが報告された。

 指定管理者公募の条件として使用料等については、平成25年9月議会において関係条例を改正し設定するとあり、条例改正案が可決された場合には平成26年4月1日から浴室利用に係る使用料の徴収、料金改定を行うとしている。

 しかし、浜松市老人福祉センターの指定管理者の公募は9月定例会前の7月に実施するとなっており、これは明らかに地方自治法や「浜松市指定管理者による公の施設の管理に関する条例」第2条、及び「指定管理者制度の実施に関する基本指針」第13条にも抵触するものである。

 浜松市老人福祉センター条例改正前であることから、指定管理者の行う業務の範囲を定められず、また、使用料の徴収を行わない場合でも指定管理料の変更を行わないとしていることは市民にとって不利益が生じる場合もあり、このような公募方法をするべきではない。

 地方自治法では「地方公共団体の事務は、法令に違反してその事務を処理してはならず、この規定に違反して行った地方公共団体の行為はこれを無効とする」とあり、こうした法を無視した指定管理者の公募は許されない。

 また、議会軽視にもつながることから、本事案について適正な手続きを取ることを要請する。

   *6月末日までに文書回答を求めます。


けいこ日記 6月19日(水) 大雨が心配な数日、市内はだいじょうぶでしょうか?

2013年06月19日 | けいこ日記

けいこ日記 6月19日(水) 大雨が心配な数日、市内はだいじょうぶでしょうか?

 よくもこんなにいろいろあるものと思えるほど、毎日何かが起きています。

 私が毎日出勤する仕事場は浜松市役所の7階にあります。日本共産党浜松市議団(市議2人と事務局1人で、計3人しかいません)の控え室には、毎日、たくさんの電話がかかってきて、知り合いの団体のみなさんや、初めての市民の方などからの切実な電話に毎日、あたふたと対応しています。

 1人しかいない時など、1本電話を取ると、もう1本かかってきても電話を取れなくて、「今日は、誰もいないのか」と思ってしまう方もいると思います。すみません!いても、電話に出られないのです。

 他の会派の控え室では、こういう状況って、どうなのでしょうか?

  ☆

 午前は、市議会の公式会議でした。午後は、H居住支部から依頼されていた「後援会ニュース」への寄稿原稿、「浜松市政の6」を書いて、メールで送りました。

 今日は、全国的に西日本から大雨になりそうで、朝からくもり空、午後から雨が降り出しました。

 大雨になると、最近の異常気象で、浜松市中区でも、上島や城北の付近や、私の住んでいる住吉(台地の上なのに、なぜか出水するのです)で、道路が冠水し、車が通れなくなったりします。

 みなさまも、大水とか浸水とかありましたら、ご連絡ください。すぐ対応します。

 

 


最近の浜松市政 6 浜松市エネルギービジョン

2013年06月19日 | 浜松市政
最近の浜松市政 6 浜松市エネルギービジョン

東日本大震災・東電福島第一原子力発電所事故を契機に国のエネルギー政策が見直され、合わせて「浜松市エネルギービジョン」が今年3月に創られました。

エネルギー政策の4本柱として
① エネルギー自給率を高める→再生可能エネルギー等の導入
② 低炭素社会を実現する→省エネルギーの推進
③ 地域経済を活性化する→環境・エネルギー産業の創造
④ エネルギーを最適利用する→エネルギーマネージメントシステムの導入
が掲げられています。

中でも①に関して、再生可能エネルギーを活用して、電力の自給率を2011年度の4.3%から2030年度には20.3%に引き上げ、太陽光発電の導入量を2011年から2030年度までに11.2倍にする目標値が出されています。

 これらに関連して「浜松市公共施設屋根貸し太陽光発電事業」を市内16の小中学校を対象に公募したところ5事業者が選定されました。
 今後20年間発電事業を行う16校合わせて、年間発電量は約80万kWhとなり、一般家庭約200世帯分の年間使用料を賄うことになります。

 災害等の停電時には自立電源を無償提供することや児童生徒への環境教育の充実も事業の目的にされており、中区では 富塚西小学校《株ハマネン》佐鳴台中学校《東海防災(株)》が選定されました。6月26日には市との基本協定書が締結されます。

 原発に頼らない自然再生可能エネルギーが広く普及されるように、日照時間日本一の浜松では太陽光発電に力をいれていく事になりますので、住宅用太陽光発電や太陽熱利用システムへの補助金も現在の金額より増額して多くの市民が利用できるようになることを目指して欲しいと考えます。
 

「参考」

太陽光発電システム設置費補助金 補助件数2,500件  補助額一律5万円

太陽熱利用システム設置費補助金 補助件数200件 補助額一律2万円
 

けいこ日記 6月14日(金) 市議会本会議反対討論(原稿)です

2013年06月19日 | けいこ日記
けいこ日記 6月14日(金) 市議会本会議反対討論(原稿)です


 2013年6月14日
          反対討論                 小黒啓子

それでは通告に従いまして
第95号議案 浜松市総合体育館条例の一部改正について
第96号議案 浜松市三ヶ日総合福祉センター条例の一部改正について
第97号議案 浜松市根洗学園条例の一部改正について
第99号議案 浜松市都市公園条例の一部改正について
第100号議案 浜松市公園条例の一部改正について
第101号議案 浜松市立図書館条例の一部改正について
第102号議案 浜松市博物館条例の一部改正について
以上7議案につきまして、日本共産党浜松市議団を代表して反対の立場から討論を行います。 

はじめに第95号議案ですが、これはサンライフ浜北を浜北武道館と一体管理を行うために、総合体育館と位置づけ、浜松市総合体育館条例に追加する議案です。この施設は45歳以上の中高年の市民の利用は無料であることから大変多くの方が利用されています。

昨年度のサンライフ浜北の利用実態を見てみますと、全体合計で65,800人が利用し、その内、45歳以上の中高年の方が32.6%の44,650人あり、健康管理に大いに役立てています。

今回の条例改正によりすべての方が有料での利用になってくることから、高齢者区分で一定の減免制度を設けても45歳から69歳までの利用者約1万人の方は有料化となり、大幅な利用者の減が見込まれます。

健康管理のために身近で無料で利用できていた施設の有料化については、住民負担を増すことに留まらず、身近な施設から市民を遠ざけてしまうことになり本条例改正案には反対します。

次に第96号、97号議案はすでに指定管理者制度として運営している施設に利用料金制を導入する議案であり、第99号議案から第102号議案までの4件はいずれも公募をして指定管理者制度を新たに導入する内容になっておりますので、指定管理者制度の問題点を指摘し反対討論を行いますが、具体的には第97号議案と第101号議案を例にとりたいと思います。

第97号議案はすでに指定管理者制度で運営されている根洗学園に、利用料金制度を導入するものですが、この施設は障害児の福祉の向上と健やかな育成を図るため設置する「児童福祉法」第43条第1号の規定に基づく「福祉型児童発達センター」として条例が定められ、知的障害児や発達障害を持つ子ども、また、重度の障害を持つ子どもにも対応する通園施設として1974年に設立されています。

当初は30人の定員でしたが、1980年には55人、2011年には80人と定員を増やして、併行通園児サポート事業、子育て支援事業、親子通園事業、公立保育園への巡回相談など
事業の拡大もはかってきました。

2006年に指定管理者制度が導入され、今回、利用料金制を導入する事によりどうなるか昨年度の決算見込みから見てみますと、指定管理収入は1億8600万円で管理運営していたものが、国保連を通してきます介護給付費1億4300万円で賄うことになり、その差額は何と4,200万円に上ります。

この金額を生みだし、何とか運営を継続するためには開所日数を増やしたり、1日にたくさんの子どもを来させたり、子どもを休ませないで定員いっぱい預かって、稼働率を上げていくしかありません。

そのためには一人ひとりの子どもと向き合い、子どものことをじっくり考えたり、会議や研修、教材研究や準備、振り返りの時間がとれなくなります。保育士も経験の浅い賃金の安い保育士を増やして人件費の圧縮をする必要が出てきます。

療育の質を落としても、目をつぶって施設を維持するためにそうせざるを得なくなりますが、それで、本来の療育ができるのでしょうか。

 子どもの障害が発見され・告知され、それを親として受け止めていく過程には、一人ひとりの親の心に寄り添い、生きる希望を見つけ出せるような支援が必要です。そして、我が子の発達していく姿を見て、子育てに勇気が持てるような療育が必要です。育てにくさを語り合い、知恵を出し合えるような相談活動や親集団はその後の親子の人生の支えになっていくものでありまして、根洗学園は大変重要な役割を担っています。

 そう考えれば、そもそも、障害を持つ子どもが通う福祉施設に指定管理者制度を導入する事はそぐわず、更に利用料金制を導入することは、子どもの発達はもとより、子育てが困難な保護者への継続的な支援の妨げにもなることは明らかであることを指摘し反対いたします。

 次に第101号議案についてです。この議案は、浜松市立可新図書館、他6館に指定管理者制度を導入するため、条例の一部を改正するものですが、図書館は市民にとって生涯学習の拠点施設として、なくてはならない施設です。市民の知る権利を保障するほか、学校図書館との連携や読み聞かせなど子育て支援にも関わる多彩な機能も持っています。

それだけに利用者サービスには専門的な知識が必要であり、期限を区切っての契約の繰り返しでは、継続的な運営はできず、またコストのみを追求する図書館では本来の役割を果たすことはできません。

社団法人日本図書館協会は「公立図書館の管理運営形態はそれぞれの自治体、および図書館の状況に合わせて創造されるべきもの、多様であるものと考えている。しかし、指定管理者制度の適用は適切でないと考えている。司書集団の専門性の蓄積、所蔵資料のコレクション形成は図書館運営にとって極めて重要なことで、これは一貫した方針のもとで継続して実施することにより実現できる。図書館は事業収益が見込みにくい公共サービスであり、自治体が住民の生涯学習を保障するために、その経費を負担すべき事業である。また地方自治法は『公の施設の設置の目的を効果的に達成するため必要があると認めるとき』に、指定管理者制度の適用を許容しているが、他の施設の場合はいざ知らず、公立図書館での事例にはこの点に照らした説明が十分ではない』等と図書館の指定管理者制度の適用の問題性を指摘しております。

また総務省は2008年度の地方財政運営についての通知の中で、特に指定管理者制度を取り上げ次のように述べています。

「検証、見直しの留意すべき事項として公共サービス水準の確保、専門的知見を有する外部有識者の視点導入、適切な積算にもとづいた委託料など19項目を示しているが、これらを図書館の管理運営の内容にそって、つぶさに検討すると、指定管理者制度は図書館には無理な制度であることが明らかになっている」としています。

日本図書館協会や総務省などから「なじまない」との見解が示されているのです。

本市の場合、こうした見解をなんら検証せず、やみくもに指定管理者制度の導入を進めていますが、これで本来の図書館の役割が果たせるか疑問です。

本市の基本方針に示されている「指定管理者制度を実施する際の原則」の中では、市民サービスの維持・向上がうたわれており、また「指定管理者の導入・非導入の判断基準」では、「市が直接管理することが施設の効用を図る上で望ましい施設は対象としない」とありますが、こうした判断基準からしても図書館への指定管理者制度の導入は困難だと考えるのが常識ではないでしょうか。

今回こうした判断基準を度外視して図書館の指定管理者制度を進める第101号議案には賛成できません。

2012年11月に総務省では全国の指定管理者制度の導入状況を調査し、その結果を公表しました。これまでも概ね3年ごとに調査をしていますが、特に問題と思われる点は「指定の取り消し」「業務停止」「期間満了で取りやめ」という状況が激増していることです。

制度創設後初めの3年間でそれらの施設は34施設、その後の3年間で2,100施設、そして今回2,415施設あり、指定管理者制度創設以来9年間で4,549施設に上り、その結果、住民の福祉の向上を図るために設置された公の施設の多くが、休止、廃止、民間譲渡に追い込まれ、本市におきましても株式会社ヤタローが指定管理で運営をしていました「若杉荘」が今年3月から廃止になってしまいました。
 
公の施設への指定管理者制度の導入は、事業者を公募し運営の効率化を競わせるもので、際限なき経費削減のために働き手の賃金の抑制は留まらず、指定期間があることから安定した運営はできず、先に述べましたように、公の施設の廃止や民間譲渡がおこり、ひいては住民サービスの低下を招くことから1日も早い見直しをすべきと考えることから第96号議案以下指定管理に関わる議案には反対といたします。

以上で反対討論を終わります。


けいこ日記 6月14日(金) 6月市議会最終日で7議案に反対討論

2013年06月15日 | けいこ日記
けいこ日記 6月14日(金) 6月市議会最終日で7議案に反対討論

 今日は6月議会の最終日です。今議会に提出された議案の中に、指定管理者制度に関する議案があり、本会議で、それら7議案に対して反対をしました。

 内容については討論原稿を見てください(あとで掲載します)。

 今日の新聞でも取り上げられました浜松市の副市長人事について、以前は行革審か
ら強硬な方が入ってくると言う情報もあり、大変心配していましたが、実際には、長年
市役所で頑張ってこられた方に決まりましたのでちょっと安心しました。

 浜松市役所の職員さんたちが元気で生き生き働けないと、市民へのサービスも低下します。

 職員定数はどんどん減らされ、仕事は山のようにあり、給与は上がらず、モチベー
ションは下がるばかりの今の行革の流れを断ち切って、必要な所にはしっかりと予算がつけられ、市民が安心して暮らせる浜松市になるようにこれからも頑張ります。


けいこ日記 6月13日(木) 市議会運営委に委員外委員として参加

2013年06月14日 | けいこ日記
けいこ日記 6月13日(木) 市議会運営委に委員外委員として参加

 今年度から議会運営委員会に委員外委員として参加しています。

 浜松市は4人の議員で正式会派になりますが、現在共産党は2名ですので、社民党の
小沢さん1人と合わせて3人で交代して、オブザーバー参加をしています。

 採決権もありませんが、議運では議会ごとの運営について協議していきますので、この場にいると、状況がよく見えてきます。

 今日は9月議会の日程や、代表・一般質問についても協議されました。私は9月に
一般質問を予定していましたので、質問順序のくじ引きで、9月13日(金)午後1時からに決まりました。

 これから質問内容を精査していきます。取り上げて欲しい事等ご意見をお寄せくだ
さい。