小黒啓子のブログ 日本共産党浜松市議会議員

政令指定都市・静岡県浜松市の中区から選出された市議小黒啓子のブログです。2003年4月に初当選。現在3期目。

最近の浜松市政 2013年3月の3 公民館がなくなるの?

2013年03月29日 | 浜松市政
最近の浜松市政 2013年3月の3 公民館がなくなるの?

 浜松市は「区出先機関の再構築基本方針」を平成23年11月に策定し、公民館やサービスセンターを「協働センター」と名称を変えることにしました。

 それにより、慣れ親しんでいる「公民館」という名称がなくなり、合わせて「社会教育法」で規定されていた公民館の機能も変わってしまうのではないかと心配しています。

 社会教育法で公民館は「市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の寄与にすることを目的とする」としており、地域の皆さんが集まって、学習したり、サークル活動をしたり、その地域の繋がりの拠点としての役割を担っています。

 協働センターにして、従来通りの役割が果たせるのか疑問であり、公民館事業そのものをアウトソーシングしていく可能性も否めず、経費削減を狙いとする公民館の廃止には11月議会で反対しました。

 担当課では、今までと大きな変化はないと思うと話していますが、従来の公民館まつりのような行事に対する費用等、予算でしっかり保証されるのか、職員の人的配置等減らされることがないのか、注視していく事が求められています。

○おまけ

 地震災害での津波の被害を少なくしようと海岸部に防潮堤を作る計画が進んでいます。静岡県は3月14日に防潮堤を作る地元自治会長たちと意見交換を行い、防潮堤の高さを13mとする説明がされました。

 津波対策では「まず逃げる」としながらも、逃げる所がない南区や西区の住民達からは不安の声が聞かれ、津波避難タワー、避難マウンド等が現在作られ始めました。

 参考までに以下標高をお知らせします。

 佐鳴台中学校13.6m  博物館20m  蜆塚中学校27.6m  市立高校30.7m  西来院29.7m  元城小学校14.8m  JR浜松駅4.8m

 阪神淡路大震災の時、家具の転倒からけがをしたり、なくなった方が多くありました。家具の固定について高齢者、障害者世帯には助成制度がありますので活用してください。(詳しくは危機管理課457-2537)

最近の浜松市政 2013年3月の2 4月からごみの出し方が変わります。

2013年03月23日 | 浜松市政
最近の浜松市政 2013年3月の2 平成25年4月からごみの出し方が変わります。

 平成17年に12市町村で浜松市は合併しましたが、家庭ごみの出し方が統一していませんでした。天竜区や浜北区ではそれぞれ袋に印字されたものでしかごみを出せませんでしたが、旧浜松市では透明、半透明の袋で出すことができました。

 ごみの減量を進めるということで、レジ袋をごみ袋として使えなくなり、大変混乱したことはまだ記憶に新しいと思います。

 今回、「浜松市指定ごみ袋」と印字された袋でないと、ごみを出せなくなり、粗大ごみは有料化されました。市からは以下3つの理由でルールを統一するとして議会や地域に諮られ、この4月からごみの出し方が変わります。

① 市民サービスの均一化
 ごみ処理について市民に提供するサービスを均一化する

② ごみ減量、リサイクルの推進
 市民に一定の負担や手間をお願いすることでごみに対する関心や意識を高めてもらい、ごみ減量やリサイクルを進める

③ ごみ処理経費の節減
  ごみ処理施設の統廃合により、経費の節減を進め、受益者負担の観点から連絡ごみ(粗大ごみ)は有料化する

 日本共産党浜松市議団は、ごみの減量は指定ごみ袋を使用しなくても、分別や、3Rを徹底することで進むとして、これらの案には反対をしましたが、この4月から「浜松市指定ごみ袋」と印字されたものを使用することや、連絡ごみが有料化されることになりました。

 ごみの処理費用まで有料化している自治体は、45ℓの袋1枚が40円~80円と高額で、税金の二重取りではないかと裁判までおきました。今回は1枚当たり10円以内で販売されていますので、処理費用までの有料化とは言えませんが、ルールが統一されたことから、いつでもその方向に進められることになります。
 
 平成25年度当初予算には新清掃工場(第4清掃工場)の予算として、各種調査・施設基本計画・周辺道路整備など、1億3500万円が計上され、予定候補地として天竜区青谷「小堀谷市有林」が上がっています。


最近の浜松市政 2013年3月の1 浜松城公園長期整備構想について

2013年03月23日 | 浜松市政
最近の浜松市政 2013年3月の1 浜松城公園長期整備構想について

 みなさんは「セントラルパーク構想」という言葉を聞いたことがありますか。浜松市は「安藤忠男建築研究所」に1千万円で浜松市のセントラルパークとしての浜松城を中心とした再整備計画を委託しました。

 地中美術館などを含む構想が平成24年3月に提案がありましたが、議会からも市民の意見が反映されていないことや、論議が不十分であることを理由に、今後の計画推進について付帯決議が出されました。

 それらを受け、平成24年11月に、「浜松城公園長期整備計画」と名称も変え、市民と意見交換の場(12月に実施済)も設けて進めていくことになりました。 
新たな計画では新美術館やはまホールの代替え施設としての文化センター、等は案に盛り込まず、中部中学校と元城小学校、北小学校を統合する小中一貫校を設置する「学校エリア」を学校用地とし以下4つのゾーニングとしました。

① 市役所や元城小学校の区域は入り口機能を持つ「賑わいと交流ゾーン」
② 浜松城を中心とした「歴史ゾーン」
③ 西側の緑の空間は「移ろう四季の体感ゾーン」
④ 中央芝生広場付近は「レクリエーション活動ゾーン」

 今後は計画についてパブリックコメントを実施し、市民フォーラム等を開催して決めていくようになっています。

 昨年12月には「中部中学校区小中一貫校に関する要望書」が3校のPTA等から出されているように、多くの問題点も含むことから、さらに市民から意見を聴き、市民の声が反映される計画にしていくことが大切だと思います。

 初めの計画にあった、新美術館や文化センターの建設などの計画は外されていることから、「市民オンブズマン」が市長に対して、セントラルパーク構想は無駄であったのではと意見書を出しています。