日々の思い

日常の出来事、思いを書き続けて、自分を見つめて行きたいと思っています。

同じ思いの人

2013-02-05 10:49:04 | 日記
人の歩みは主によって定められる。主は行く道を喜ばれる。たといその人が倒れても、全く打ち伏せられることはない。主がその手を助けささえられるからである。(詩篇37篇23,24節)

晴れ渡り、それでも寒い冬の日の今日です。友人から頂いた元精神科医、工藤信夫先生の著書を読んでいます。眼に病のある私はめったに本は読まないですが、手持ちブタさで読みかけ、私と同じ思いだ!と感慨深い思いに落ちました。

先生のセミナーを数回受けたこともありますが、証は余り聞いてなかった。東北の医大の学生の時、世界は何処かでいつも戦争がある。歴史学の教授に「人々は世界平和を願っているが、破壊と戦争の声を聞かぬ日は無い。そういった争いが続く歴史が何を教えてるのかを講義するのが、歴史学の目的ではないか。」と詰め寄ったと言われる。その教授は「君より頭の良い人間がいてもどうにもならないのだから、問題は簡単では無い。」と言われた。なかなか明瞭に答えられる人は極少ないと思います。

癌に侵され死んだ若い女性の解剖に立ち会い、自分も死に行く人々に接する医者になるのだから、どんな場面に接しても、揺らぐ事の無い信念を持ちたいと思ったとのこと。文学、哲学、宗教書を読みあさった。そして生きる意味や力を自分のものとして見出せない限り、落ち着けない、と思ったとのこと。(私も先生とは能力が雲泥の差ですが、同じ思いでした!)

教会へ行ったがどうもイメージと違ったらしい。しかし再び訪ねたら「天のお父様。」と言えた。それがキリストとの出会いでした。そして上の言葉が心にしっかりと響き、受け入れられた。それまで自分の道は自分が決めるものと思っていた。その後、精神医学を専攻も、結婚相手、子供も祈りの内に決断した。

その後先生は関西で医師として活躍され、晩年は大学教授や、また後援会等多くの与えられた仕事をやって来られた。一人一人賜物は違う。どうしてこの道だろう、と疑う事もありますが、後でそうだったのだ、これが主が導いて下さり、苦しかったけど、乗り越えさせて下さったのだ!と思える事態はいつも示されています。


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