日々の思い

日常の出来事、思いを書き続けて、自分を見つめて行きたいと思っています。

1本の電話

2013-08-23 09:10:50 | 日記
苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。(詩篇119篇71節)



昨日、従妹の養子の嫁から電話がありました。故郷の村には父の姉と妹が嫁ぎ、従妹は妹の方です。この嫁は姉のN叔母の孫なんです。だから親戚同志の孫が恋愛で、結婚した訳です。

私が法事の贈り物をした御礼の電話でしたが、今までの義母に当たる従妹について語ってました。結婚前の義母は優しさを見せていて解らなかったと。新婚旅行から帰り、翌朝グサーとした事を言われ、”えらいとこへ来てしまった!”と嘆き、その言葉は忘れない、とのこと。ミュージカルで「エリザベート」を見ましたが、エリザベートが結婚してから、義母に大変な苛めに会うのと似ています。

恋愛中はそれが若さもあって見抜けなかったとのこと。そんなものでしょう。若い時は解らない。私達はそれが充分解っていて、あそこへ来る嫁さんは!?誰と解った時、本当に飛び上がる程びっくりしたものです。よく辛抱したね!貴女だから務まったのよ。これからは思いっ切り静かに、楽しく暮らしてね。と労いの言葉を伝えました。今迄の口に出せない苦労もこの人の益になるでしょう。



何か急に寂しさを感じます。移転して37年。この30年程は故郷の事は嫌で思い出しも余りしなかった。住んでいた家の近所の方はよく出来た方だったが、親戚が3件、口煩く難しい性格の人ばかりだった。そして村独特の風習。出て良かった!それは凄く感謝してます。でも今回の従兄弟の死により、煩かった全ての人は世を去った。残った方は温厚な方ばかり。3件ともそう!これから良いお付き合いをしたい方ばかり。また私の事もよく解ってくれてる方です。でももう、結婚する子も無く(小さい)葬儀は分家位です。もう私達の葬儀してもらう時、誰かが来てもらい位でしょう。

世は変ります。人も変ります。昨日は寂しさを感じたけど、私も家族があり、また教会の兄弟姉妹と言う霊の姉妹が多いです。息子家族も娘家族もクリスチャン。私は以前の苦しみも解放され、何という恵みでしょう。故郷の世を去った方にイエス様の事を伝えられなかった、悲しみがあります。そこに私がその方達を愛せなかった事を悔いますねぇ。また周囲に教会もない田舎ですから、お誘いも出来なかった。悔やまれます。