すっごい久々の更新がまた本の感想文です。書いておくと、後で読み返したときに思い出しやすいのよね。半分備忘録ではございますが、基本的にオススメ本について書いてるので興味があれば是非読んでみてください。
新書がベスト (ベスト新書) |
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小飼 弾 |
ベストセラーズ |
成毛さんが絶賛していたので読んでみたのですが、面白かった。影響されやすい僕はこの本のせいで読む本の新書率が急激にアップしましたよw 要するにタイトルのまんまで「新書がいちばんお得で面白いよ」ということを書いているのだけど、本の読み方なんかも書いてあって参考になります。1冊の本を一生懸命読み込むより、よくわからないままでもいいから10冊の同系列の本を読んだ方がいい、というのはすごく納得しました。そうそう、そうなんだよねー、わかってるんだけどねー。また、出版社別の新書の傾向やオススメの新書なども紹介されていて、つい面白そうなのをメモしていったら数十冊になってしまいました。ブルーバックスなんか久しぶりに聞いたよ。また読もう。
ということで、この後に紹介する本の新書率の高さに注目w
トポロジカル宇宙 完全版―ポアンカレ予想解決への道
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根上 生也 |
日本評論社 |
トポロジー(位相幾何学)を用いて宇宙の形を考察しよう、という本。といっても高校生でもわかるように書かれた本なので、必要なのは数学の知識よりも想像力。なぜなら地球の形は三次元で表現できるけど、宇宙の形は四次元世界でないと表現できないからです。四次元世界といえば昔読んだ「第四次元の小説」という短編小説集を思い出しました。四次元世界とはかくも不思議で面白い世界なのかと感動したもんです。
話を戻すと、普通の人間には四次元世界を立体として想像することすらできないのだけど、それを「こんなもの」と理解させることで理論は先へ進みます。これもまずは我々が知る二次元→三次元への展開から始めるのでわかりやすい構成になっています(と思います)。決して簡単に読める本ではありませんが、宇宙の形を想像するというだけでもロマンがあると感じられる方にオススメ。
かけひきの科学―情報をいかに使うか (PHP新書)
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唐津 一 |
PHP研究所 |
日本人が苦手なかけひきについて、ゲーム理論も交えて考察、してたような気がする。まあまあ面白かったけど、特段印象には残ってないっす。
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
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カーマイン・ガロ |
日経BP社 |
スライドを使ったプレゼンでいかに相手に訴求するか、というのをプレゼンの天才でもあるスティーブジョブズのやり方をベースに解説する本。これはスライドを使ってプレゼンする人には必読の本だし、そうでなくとも人に何かを説明するにあたってはとても参考になる本。ただし、スティーブジョブズのプレゼンのくだりがずっと出てくるので、いつのまにかMacの素晴らしさを刷り込まれて欲しくなるのが難点w お金を払ってMacの宣伝をされてる、という見方も出来ます。
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書) |
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山田 真哉 |
光文社 |
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書) |
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山田 真哉 |
光文社 |
「さおだけ屋はなぜ潰れないか」の作者が書いた会計入門書第二弾。まあ書いてあることはそう大きく変わらないですが、より具体的に説明されていてすんなり入ってきます。作者も簡単に読んでもらうことを念頭に書いたと言っている通り、二冊で二時間半くらいで読める内容。面白いです。
完全教祖マニュアル (ちくま新書) |
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架神 恭介,辰巳 一世 |
筑摩書房 |
この本はいいですよ。新興宗教の教祖になるためのマニュアル本の形をとった宗教学の本で、過去の成功事例(仏教、キリスト教、イスラム教他)を紹介しています。曰く、キリスト教も最初はかなりきちゃってる新興宗教だった、などかなりライトテイストなので好き嫌い分かれるかもしれませんが、宗教学に興味のある方にはいい入門書になると思います。また、宗教は人をハッピーにするもの、という基本や、戒律が厳しいことは実は信仰の助けになる、などなるほどなあと感心させられる内容も多いです。オススメ。
マグネシウム文明論 (PHP新書) |
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矢部 孝,山路 達也 |
PHP研究所 |
この本はヤバいです。感動します。化石燃料のエネルギーをマグネシウムが酸化するときのエネルギーを使って代替する、という話で、マグネシウムは化石燃料と違ってCO2もNOXも発生しない夢のクリーンエネルギーなのです。クリーンエネルギーといえば水素燃料がありますが、こちらは扱いが難しいのでなかなか実現への道は遠いです。一方、マグネシウムはただの金属なので扱いは簡単です。ではなんでそんないい物があるのに使われていないのか、というと、現状はマグネシウムを精錬するコストがかかり過ぎるためというのがその理由。そしてそのコストを解決する技術があり、実用化を目指しているというのです。ワクワクしちゃいます!わかりやすい話なので、あまり科学とか得意じゃない方にも読んでもらいたい本。
フリーライダー あなたの隣のただのり社員 (講談社現代新書) |
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河合 太介,渡部 幹 |
講談社 |
副題の「あなたの隣のタダ乗り社員」がフリーライダーです。もう出世の見込みがないのでやる気なしなおじさん、部下の功績だけを持っていく横取り上司、他人の提案を潰すだけ潰して提案は一切ないクラッシャー等、各種フリーライダーの紹介とその対処法が書かれています。人事制度から見直す必要がある場合もあり、人事の担当者は読んどいた方がいいかもです。
図書館にあればね・・・
基本的に面白かった本を紹介してるので、
興味あったらぜひぜひ読んでみてー。