記日きつい思れぐま気 from バンクーバー

2012年4月から妻の海外赴任に伴い主夫業と育児に励む30代男性の日常。バンクーバー関係ないことも多々あります。

アニメをバカにしてはいけません

2012-09-27 10:56:04 | Weblog
前回からの続き。

アニメ。

そう、アニメに興味を持ってしまったのです。もうアニオタ道に第一歩を華麗にズブリと踏み出してしまいましたよ。

でもね、アニメ、特に大人向けアニメをバカにしてはいけません。アニメって美少女ものばかりじゃないんですよ。大人向けにしっかりと練られたシナリオやキャラクターデザインは十分に鑑賞に堪えうるものであります。アニメは日本の生んだ偉大なカルチャーだ!とか言いたいわけじゃありません。そんなことはどうでもよく、この手のものはコンテンツとして面白ければいいと思うんですよね(←前回、効率云々言ってた人と同じ人が書いています)。

そもそも、テレビドラマやお芝居、歌舞伎と何が違うのかと。三次元か二次元かの違いだけで、作り物の世界であることに全く変わりはないわけで、少なくともドラマや芝居、歌舞伎を観てる人にアニメをバカにする資格はありません。シェークスピアもタイバニ(※1)も大差はないんだよ!

もっと言えば、小説と何が違うのかと。小説は想像力を以て頭の中で物語を補填するから偉い?それがどうしてえらくなっちゃうの?結局は作り物、架空の世界のお話にどっぷりはまるという意味じゃ同じじゃないですか。歴史小説を嬉々として読んでるおじさん達にもアニメをバカにする資格はありません。歴史小説から得られる知己もある、というのはわかりますけどね(会社にいた頃の上司が「坂の上の雲は組織論やー」とよくおっしゃっていたことを思い出しました。K常務、元気かな。)。でも歴史小説からだけじゃなく、アニメからだって学べるものはある!はず!(まだあまり観てないからよく知らないけど)

ビジネス書やノンフィクションものは架空じゃありません。でもじゃあそれを読んであなたはどれだけ実生活に役立てているんですか、と。役に立てていないのであれば、架空の話を読むことと同じじゃないですか。僕の場合、これらを読む理由の9割くらいが知的好奇心を満たすためにあるので、どっかで役に立ってたのかもしれませんが、今までのところあまり仕事で役立ったことはありません。「自分は仕事にバンバン役立ててる」と、そうおっしゃる素晴らしい方もいらっしゃるでしょう。でもそれってもはや余暇の過ごし方というより仕事じゃないですかね。仕事に役立つ書籍を読むことが趣味で生き甲斐だとおっしゃるならそれはそれで素晴らしいことだとは思いますけど、僕はイヤだなあ。

余暇は身体を動かしているという方、健康的で素晴らしいです。僕もスポーツ大好きです。でも何の生産性もないというところではアニメ鑑賞となんら変わりはないですよね。美術鑑賞だってそうだし食べ歩きだって海外旅行だって全部そう。生産性がないからこそ余暇は輝くんだ!そして心を豊かにし、巡り巡って仕事や日々の生活に反映し充実していくんだ!余暇最高!ヒャッホウ!!


・・・何を書いてるんだかよくわかんなくなってきた。要するに何が申し上げたいかと申しますと、アニメ鑑賞も立派な趣味としてもっと市民権を与えてあげていただきたいな、と。「アニオタ?きもっ!」とか言わないであげていただきたいなと。

電車の中でサラリーマン同士が「昨日の『けいおん!(※2)』観た!?」っておおっぴらに話し、それを小耳に挟んだ丸の内OLが「やだ、あの人たち素敵!」とかいう日が早く来ますように。



※1 日本のアニメ TIGER&BUNNYの略称。ウイングマンなどで有名な桂正和がキャラクターデザインを担当したスーパーヒーロー物。とても面白いらしい。僕はまだ観てません。今年、映画化もされてるようです。(公式サイト

※2 日本のアニメ。当エントリーのイメージ画像に使っているのも『けいおん!』です。女子高生のゆるい日常を描いているらしい。かなり有名なので、絵柄だけなら知ってる人も多いのでは。僕はまだ観てません。(公式サイト

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