記日きつい思れぐま気 from バンクーバー

2012年4月から妻の海外赴任に伴い主夫業と育児に励む30代男性の日常。バンクーバー関係ないことも多々あります。

人にやさしく

2012-05-27 12:24:24 | Weblog
(はじめに)「お前が言うな」と言われそうなのですが、自戒も込めて、というところで。

 最近の炎上案件(studygiftとか河本の生活保護の件とかその他諸々※)を見てると、なんかみんな他人に厳しいなあと。ダメなもんはダメなんですが、そんな目を血走らせて青筋立てて怒髪天を衝く勢いで責め立てるようなことなのかなあと。(そんな案件もないわけじゃないですが)

 日本人の美徳でもある自らを律する姿勢は世界に誇るものでありまして、先の震災でもパニックにならず整然とする姿は驚嘆とともに報道されたのは記憶に新しいところであります。たださ、他人にも厳しすぎるよね。日本人のお客さんは世界で一番厳しい、ということを聞いたことがありますが、それによって日本のサービスは世界最高レベルに磨き上げられた反面、値段不相応な必要以上のレベルのサービスを求められてサービス残業や所得低下を招き、結果デフレの一端を担ってるんじゃないかってのは言い過ぎですかね。
 余談ですが、日本メーカーは品質チェックが厳しく歩留まりが悪くなるので、海外の工場には提携を嫌われているそうです。(一方で、日本メーカーに供給している工場は品質が高いということでブランド力を持ってもいるんでしょうけど。)

 いま僕がいるカナダなんて、みんな結構、いやかなり適当ですけど、誰もそんな文句言いません。それが普通になっちゃえば気にならないんでしょうね。僕も「ま、そんなもんなのか」で済ませちゃってます。多分、その方が精神衛生上いいと思うんですよ。それに人の行動にはその人なりの理由があるわけで、自分には理解不能だからといって自分の常識を押し付けて怒り狂ってもねえ。
 世の中怒っても仕方ないことなんかままあるわけで、いちいちカリカリしてても周りもいい気分しないですし、誰も得しません。そんなことにエネルギー割いてないで、心穏やかに生きた方が幸せだと思いますよー。みんな、もっと周りに寛容になって、人にやさしくして楽しく暮らしやすい社会を作ろうよ!

※結果として議論が前向きに発展すればいい(当事者はちょっとかわいそうだけどね)と思うのですが、スケープゴートにされて責められて謝らさせられてシャンシャンとなりかねないので、そうならないことを願うばかりです。

おまけ
 赤の他人に厳しいと同時に、身近な人にはあまり言わないのも日本人だよなあ、と。空気を読んでる(場が険悪になるのを防いでる)のかもしれませんが、それどうなのよって。身近な人にこそきちんと指摘して、お互いのレベルアップを図るのが正しい姿なんじゃないのかと思うのですが、どうも上司ー部下の関係以外で言うのは好ましくないみたいというか疎まれる傾向にあるというか。甘さと寛容をはきちがえて「他人に厳しい」とか言うのは筋違いだと思うんですけどね。ま、問題を指摘されると責められてると勘違いして怒っちゃう人がたくさんいるのでめんどくさいから指摘しないとか、指摘じゃなくて責めちゃう寛容さがない人もいて一緒にされたくない、とかもあるんでしょうが。
 そんなことを思うと、2回目の現場に出たときは新ブランド店舗立ち上げということでみんながフラットな関係かつ研修の成果もあり、後輩からもきちんと「こうした方がいいと思いますよ」と指摘・アドバイスしてくれる環境にいられたのはものすごくラッキーだったのだなあと改めて思います。久々の現場で色々とわからないことが多くてダメダメだった僕はすごく救われました。みんな、ありがとう!また働き始めるときはまたそんな環境に身を置きたいもんです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿