1998年2月。当時はPHS全盛で、大学生はみんなPHSを持っていた。僕も例にもれずPHSユーザーだったが、団地の真ん中に自宅があるためか、僕の部屋には電波が届かず不便な日々を送っていた。ある日僕は一念発起して携帯電話を買うことに決めた。当時端末代は安くても1~2万円くらいしたと思う。でも就職活動も始まるし、きっと便利になると信じ、J-Phoneの携帯を契約して帰ってきた。自宅への帰り道、電波状況を見ながら「まだ入る!まだ入る!」と喜々としながら歩いていたら、自宅の前に来たところで「圏外」と表示された。あれ?でも僕の部屋は2Fだから、2Fならもしかしたら電波も入るかもしれない!と思い直し、部屋へ入った。でも画面に表示されていたのはやはり「圏外」の2文字だった。泣きそうだった。
数日後、解約を申し入れた。それがまさかあんなことになるなんて。
To be continued.
数日後、解約を申し入れた。それがまさかあんなことになるなんて。
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