カカポの庭

本を読んだり、お茶を飲んだり。

この手にちなんで

2006年08月07日 | 日記
私の手は指にも手のひらにも肉がついて、しっかりがっちりした手です。
ちょっと背格好に合わない感じです。
指輪などアクセサリーをしないので、手だけ見ると男の人みたい。
でも、私は自分の手を気に入っています。
とてもとても大好きで尊敬する祖母とそっくり同じ手だからです。

祖母は今から15年前他界しました。
それも私の誕生日の日に!
大好きな祖母がなくなったことは、この世の終わりのように辛いものでしたが、あえて私の誕生日を命日にしてくれたことは、いろんなメッセージが込められているようで気が引き締まる思いでした。
祖母は書道と山野草を愛する、おっとりとした優しい女性でした。
日常の生活のこまごましたことを器用にこなし、手作りのものは家にあふれていました。
料理が得意で、祖父の友人達が祖母の料理がおいしいから、と次々訪れたというエピソードもあったようです。
昔、祖母とおしゃべりをしているときに、何か手の話になりました。
お互い手を見せ合って「あれ?そっくりだ」と笑いあったのでした。
祖母と私は外見は全く似ていないのですが、なぜか手だけそっくりなのです。
ですから、祖母とそっくりな手をとても大切に思うのです。

もうすぐ私の誕生日、祖母の命日です。

健康とはいえないかもしれませんが、それでも私は毎日楽しみを見つけながら生活しています。
理解あるパートナーのおかげでゆっくりした自分の時間を持てるようになりました。
のんびりとした時間もよいでしょう。
私はこの手を使ってじっくりと自分の生活を作っていきたいと思っています。