OKESAN 公的年金保険情報

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老後は年金頼み55%=若者に就労志向-厚労省調査

2005-07-06 20:36:47 | Weblog
○老後の生計で最も頼りにするものは、「国民年金や厚生年金などの公的年金」が55.3%と最も多く、5年前の前回調査よりその割合が増えていることが5日、厚生労働省の「2003年社会保障に関する公私機能分担調査」で分かった。しかし、30歳未満では公的年金(30.5%)より「自分の就労による収入」(42.8%)が最多で、若者の年金離れの傾向も見られた。 

<解説>
 いや、だから一生働けるなら、年金なんかいらない。働けなくなってからの生活が大変だから年金が必要なんだと思いますが。
 若い人にはそれがわからないからこういう結果になっているだけだと思うんですけど、分析甘いですかね?

 今、男性の平均寿命は79歳、女性が85歳
 でもね、平均死亡年齢で行くと、男性は81歳、女性は87歳まで平均生きるんです。
 
 自分が老後も働くためには、
 1.自分が健康であること。
 2.働く場所があること。

 ということが必要になります。
 サラリーマンをしていたら2の働き場所の問題は大きい。65歳で定年(もうすぐ制度的になります)になって、その後も何か特殊技能があれば、継続して雇用してもらえるかも知れませんが、普通は無理。

 そして特に凄い技能がないサラリーマンOBがどんな仕事を老後にできるでしょう?

 あと、健康問題についても、70歳すぎたら本当に体力は落ち、頭もまわらなくなるようです。いつ重い病気になるかもわからない。

 よくいらっしゃるんです。「オレは生涯現役だから年金は要らない」
 いやそういう前向きなお気持ちは結構ですけど、それで無年金になり、5年間病に伏してお亡くなりになられる時、その5年間の生活費を子供に面倒観させるおつもりですか?こういう方は一般に預貯金もそう多くないです。(年金多いひとのほうが預貯金も多い。勝手な印象ですけど)あまりに自分の老後を考えなさすぎ。

 20-30代の人が年金に期待をしないのはどの時代も同じじゃないかなあ。
 なんか深みのない新聞記事のようでちょっとがっくりしてしまいました。



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