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帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

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干支の話≪未≫

2009年09月12日 17時06分00秒 | 十二支の話

 

【 未・羊の文字の語源 】 

 

   「未」の文字は『説文』によると、

“木の重なる枝葉に象る”

とあり、朱駿声も

“木老いて枝葉の重なるに象る”

と言ったように木の上にさらに小さな小枝である。

従って、 「未」という文字の横二本は上の一本が短い。

 

「未」の音読みは“ビ”である。

此の音のあらわす意味は、

書経典篇「昧谷(まいこく)」と考えると、

原音 は「茂(ぼう)」であり、繁茂の「茂」からきて、

葉が茂って重なり合う状態を示す。

 

 

「未」・・・十二支の第8番目

 

〔方角〕   西南

〔時刻〕 午後2時 (または午後1時~午後3時の間) 

〔日が傾く辻、すなわち日辻(ひつじ)〕 

 

「羊」・・・上の二つの点は、羊の角(つの)、

     下は顔とからだを示す象形文字。

 

「羊」を“ヨウ”と音読みされるのは、

渦巻きのように丸く曲がった角の形からで

“夭(よう)”は屈なりともいう。

 

中国音では「未」は“ウェイ”であり、

羊の鳴き声に似ているので「羊」となった。

 

“ひつじ”は、羊の容貌が人に似ているところから、

“人牛(ひとうし)”が訛ったものであるとか、

ひつじの「ひ」はヒゲ、「つ」はツノ、「じ」はウシ

の意とか言われる。

 

 

 

我が国にもともといなかった動物が

「ひつじ」と発音されるようになったのは、

『日本書紀』に“百済から貢として羊二匹が渡来した”

とあるところから“ミツギ”が“ヒツジ”になったという。

 

平安時代末の12世紀初めにできた漢和辞書の

類聚名義抄』には「羊」に“ヒツジ”という読みをつけている。

 

【おまけ】 

大阪の泉大津市に雌雄二頭の羊の鋳象があります。

古くから羊毛紡績の盛んな地域のため

シンボル的存在だそうです。

 

 

 『十二支のE~話』『(続)十二支のE~話』

 戸出 武著:参照  


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