年相応に．．．

来年の3月で、50歳だ。

この春くらいから、左肩が痛い。

右は自由に動くが、左は70度くらいより上に上がらない。
後ろに回して、パンツの中に手を入れられない。そこまで腕が上がらないのだ。

見事な五十肩である。

主治医の処に、長く外科に勤めた看護婦が居る。
頃よく、彼女も五十肩だ。

私：どうしたらいいんだろう。やっぱり医者に行った方が良いかなぁ。
彼女：う～ん、無駄。日にち薬。

医療関係者が、そんなん言うてええんか。

周りの経験者が、寄って集って言う。
3箇月で治った。
2年かかった。
左が終わったら、右がなった。
両肩が一度になって、おしりも拭けなかった。

そして、全員一致で言う。
「痛いからって、動かさないでいると、固まって動かなくなるから、我慢して動かさないと。」

N野部長は、六大学のアメフトで鳴らしたプレーヤーであった。

はっきり言って、私はスポーツをしたことがない。
自分の身体がどうなっているかもよくわからないので、
動かしても、どの筋肉が作用しているのかも判らないし、
どこまでは問題なくて、どこからがやり過ぎかも、全く判らない。

N野部長：動かした方がいいですよ。
私：むりくりでも？
N野部長：そうですね。

信じて、痛いの我慢して、腕を動かしていた。

悪化した。

私：頑張って動かしたら、悪化した気がする。
N野部長：無理したらだめですよ。
私：だって、むりくりでも動かさないとだめって言ったでしょ。
N野部長：そんなこと、言ってないですよ。痛い事したら悪化しますよ。

うそつきぃ～

昨日の夜、大阪から直接横浜の家に来た。
今朝、書類がいっぱいのカートを引いて出勤途中。
横浜駅で、地下鉄から降りようとして、何をしたんだか、
肩が、ぐきっ！

よろめいて、ホームのベンチで蹲り、動けない．．．
そのまま、10分くらい蹲ったまま．．．

おかげで、遅刻した。

会社の机上の左側に電話がある。
受話器を取れない。腕が伸ばせない．．．

歳が身に凍みる年の瀬である。