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骨伝導ヘッドホンってどうなの?

2008-05-05 10:00:40 | その他
最近、骨伝導ヘッドホンに非常に興味を持った。
骨伝導とは鼓膜などの振動ではなく、骨の振動によって音を聴く技術だ。
骨伝導ヘッドホンは耳をふさがず、こめかみのあたりにスピーカーをあてて聞くものだ。
耳をふさがなくてすむということはジョギングやウォーキングの時にも使えるし、電車内でも音楽を聴きながらアナウンスも聞こえるので便利そうだ。
果たしてどんな感じで聞こえるのだろうか?

さっそくググってみたところ、骨伝導ヘッドホンのレビューにはほぼ同じコメントが書かれていた。
「音が出力が小さくて使い物にならない・・・。」
家庭用のステレオ等につなぐ分にはいいが、携帯用の音楽プレーヤーにつないで使う場合はボリュームを最大にしてもちょっと足りないということだ。
だいたい1万円前後のヘッドホンが多いので、そんなことじゃ目もあてられない。
この欠点を補うために小型アンプとセットにしたタイプもあるが、価格が3万以上はするので、ちょっと手が出せない。
それでもあきらめきれずにネットでいろいろ探していたところ、アマゾンでいいものを見つけました。
ゴールデンダンス社の「オーディオボーン対応携帯電話アンプ パワーウーハー 」だ。

ゴールデンダンス社は日本の骨伝導専門メーカーで、オーディオボーンは同社の骨伝導製品のブランド名である。
携帯電話の平型プラグに対応していて、着信も取れ内蔵マイクで通話も可能。
もともと携帯でFMを聞くシーンを想定していたので、うってつけだ。
アマゾンのマーケットプレイスで見つけたFisherの骨伝導ヘッドホン(Z-GH1)とあわせて早速注文した。
Fisherのこの製品はゴールデンダンス社のOEM製品のようだ。
デザインも色も全く同じだ。
ゴールデンダンスブランドでは1万4千円するのに対して、こちらはアマゾン・マーケットプレイスで新品が8千円だったので、迷わずこちらをセレクトした。

数日後、両方とも同時に届いたので、まずヘッドホンのみをiPODにつないで聞いてみた。
骨伝導ヘッドホンはスピーカー部をあてる顔の場所によっても音量、音質が異なるので、色々と場所を変え試してみた。
深夜でまわりも静かだったので、音量は小さめながら充分な出力だった。
ただ外で聞くことを考えると明らかに出力不足。
音質はあまり期待してなかったが、予想していたよりも良い。
ただ高音と低音が物足りない感じだ。
耳栓をするとノイズキャンセリングホンのようだという書き込みもあったので試してみたところ、確かに結構低音がクリアに聞こえるようになった。
でもこういう使い方するなら、ノイズキャンセリングホンを最初から選ぶけどね。
さて、今度はアンプを接続して、携帯につないでみた。
普段携帯にはインナーヘッドホンをつないでいるので、携帯側の音量は低めに設定している。
携帯側の音量は変えずにアンプ側の音量を調節のみで聞いたが、文句なしの音量が得られた。
もちろん携帯側のボリュームをあげれば、もっと大きな音が確保出来る。
アンプの大きさもコンパクトで、電池装着時50gと軽量なので屋外での利用に向いている。
実際に屋外で聞いてみたが、音量についてはまったく問題無しだった。

さて、骨伝導ヘッドホンはまだ発展途上の製品だと捕らえている。
利用目的によってはOKだが、通常のヘッドホンと同じイメージで購入するとガッカリするケースが多いだろう。
しかし屋外で周りの音が聞こえるという安全確保をしつつ音楽を楽しむという用途には向いている。(アンプとセットにする前提で)
値段もまだ決して安くはないので、大手量販店等で試聴できるところを探して、まず試してみることをオススメする。
ちなみに私は新宿のヨドバシカメラで試聴しました。
店員に一声かけて、普段自分が使っている携帯音楽プレイヤーにつないで聞いてみましょう。


骨伝導ヘッドホンでランニング

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ヘッドホンつけてランニングに出かけよう!


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-05-04 11:07:31
なるほど
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