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オスカー・ピーターソン、死去

2007-12-29 20:58:09 | Diary
ジャズピアノ界の巨匠、オスカー・ピーターソンが12月23日死去した。
翌朝のニュースでこの訃報を聞いた。82歳だったそうだ。

初めて自分が聴いたジャズのレコードがオスカー・ピーターソンだった。
高校時代の友人に借りたもので、モントルー・ジャズ・フェスティバルのライブだった。
確か76年あたりのアルバムだったと思う。
そのアルバムに収録されていたオスカー・ピーターソン・カルテットの「PERDIDO」という曲を鮮烈に覚えている。
バラードだったが、彼は流れるような早弾きを随所で披露していた。
張り詰めるようなテンションの中で、静と動のアドリブが絶妙のバランスで構成されていた。
ジャズに興味が無かった自分がこの演奏に完全に魅了されてしまった。
これ以降ジャズに興味を持つようになったので、彼は自分にとっては特別のアーティストだ。
当時はカセットテープに録音して何度も聴いていたが、いまやそのテープも無い。
アルバムタイトルをはっきり覚えてないが、CDでは出てなさそうだ。
もう一度聴きたいなぁ。あのライブ盤の「PERDIDO」・・・。

今年9月にはウェザーリポートのリーダー、ジョー・ザビヌルも逝ってしまった。
非常にすばらしい作曲家であり、プロデューサーであり、キーボードプレイヤーだった。
彼の作曲する曲は美しかったり、幻想的だったりで印象的なものばかりだ。
また彼のシンセサイザーによるアドリブソロも大好きだ。
フュージョンを聴くようになったのもウェザーリポートの音楽を知ってからだ。

2007年は奇しくも自分にとってジャズ・フュージョンという音楽の扉を開いてくれた二人が亡くなった年となった。

二人の偉大なるジャズの巨匠のご冥福を祈るのみ。合掌。

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