[戦争と平和」

　国会で「安全保障関連法案」の審議が続いているが、自民党長老が反対声明を出したり、衆議院の「憲法審査会」で著名な憲法学者が「憲法違反」と明言、朝日新聞の報道では「安倍首相は国民に分かりやすく説明すると言いながら、だれも分からない議論をして国民を戸惑わせている。安倍政権の悪いところだ」と取材記事を記載、最悪なのは自民党衆議院議員でさえ、支持者を前に「正直、私もなぜ急ぐのか分からない…」と言っているそうな。

　その上「労働者派遣法」改正に至っては大企業の要求通りに改悪。どんな資格を取ろうが、技能を身につけようが一生派遣労働者のまま、状態になってしまう法案の強行採決の構え。

　一方で驚いたのは「平和・民主・革新の日本を目指す全国の会」(全国革新懇)の機関誌に、先日国会の憲法審査会で「安保関連法案は違憲」と証言した小林節慶応義塾大学名誉教授のインタービューが一面写真入りで記載されている。小林節氏と言えば「自衛のための戦争は否定しないし、そのために9条も含めた改憲論者」と自ら言うお人。少し長くなるがその一節を引用する「日本国憲法は国民に受け入れられ、9条の下で、日本は70年も戦争せずに、殺しも殺されもせずにきた。大国でこんな国は他にない。中東でも、手が地で染められていない。価値あること。安倍首相はこれを投げ捨て、米軍の二軍になって参戦しようとしている。そんなことをしたら絶対だめ。日本がなすべきことは平和大国の立場だからこそできる”止め男”になること。戦争と言うものは必ず終結する。その時、できるだけ早くしっかりと戦争を終結させるために”止め男”が必要になる。この役割こそ海外で戦争をしない日本は担える。担わなければならない」と答えている。

　安倍総理、仲良し内閣での話し合いで終わるのではなく、自民党内の意見はもとより国民の声を良く聞くべき。

　今日は孫の来ない本当の日曜日。先日の花菜ガーデンの写真整理を終わらせることができたし、数年前に購入はしたけれどテレビの下に仕舞いぱっなしだったDVD、トルストイ原作、オードリーヘプバーン、ヘンリーホンダ主演の「戦争と平和」を鑑賞。1956年作品とあるが二十歳すぎに見た記憶がある。しかし、見直して何も覚えていなかった。上映時間208分、途中居眠りするし、トイレにも行くし、コーヒーも飲んで。

　政治の世界は騒然としているが、今日の我が家は平和な一日。

そういうわけで整理なった花菜ガーデンの写真から

　写真の上でクリックすると拡大します

　やはりバラは花の女王

　6月13日付朝日新聞夕刊より