縄文人(見習い)の糸魚川発!

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手作り楽器・・・コブラ笛と蟲笛

2015年10月21日 21時12分42秒 | こんなモノ作った!

今年は屋外ライブイベントと縁ができて、来年からは積極的にブースを出すようにな気配だ。

音楽好きが集まるイベントだから、ぬなかわヒスイ工房で作っている石笛ももちろん出展するが、ミネラルショーのように鉱物好きが集まるイベントなら売れても、音楽フェスの客層にはちと高額。

それに手作り楽器の体験会講師として呼ばれる事も多くなってきて、詳細未定ながら来年の広島での体験会の話しも出てきた。

 

そこでこれまで趣味で作ってきた手作り楽器をバージョンアップして、来年に備えている。

その第一弾が、コブラ笛の改良である。

インドのコブラ使いの笛だが、実物に忠実に作ると子供たちにいじくり回されて壊されてしまう事が度々あり、壊れにくい構造で、壊れても修理可能な工夫をしてある。具体的には、実物は松脂と蜜蝋で竹と瓢箪を固定させているのに対して、弾力があって差替え可能なコルクで固定した。

ペットボトル製は、スケルトンなので音の出る原理が解る工夫。斜めにカットした竹の先端に、実物のリン青銅の振動弁の代替品に、なんとネガフルムの振動弁を固定してある。このアイデアは、恩師の関根秀樹先生から教わったもの。

 

第二段は、蟲笛。

ご存じ、「風の谷のナウシカ」に出てくる蟲を制御する笛で、アニメではギギギ~という効果音だった。

実際にはキュルキュルコココッ~というお腹がくすぐったくなるような音。

蟲笛の画像をネット検索すると、音の出る理屈を理解してなさそうな商品が結構な値段で売っている・・・あれじゃ良い音はしないだろうにとは思うが、これは石笛も同じですな。

 

ちょっと自慢だが、私の作る蟲笛の音は改良する余地がないので、改良点はズバリ、製作時間の短縮だ。

以前は節のある竹に細長い孔を開けていたが、今は節の無い竹筒の両端に蓋をする構造にしたので、製作時間は半分ほどになった。

なんだかんだと言っては佳いモノを作るには手間暇がかかるので、あんまり安く売りたくないねえ(笑)