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感動したーーーーっ!映画「男たちの大和/YAMATO」

2005-12-20 | 雑文
映画「男たちの大和YAMATO」を観てまいりました。普段、滅多に映画を褒めない、感動しないオイラがこの映画には激しく感動しました。以下一部ネタバレもありますのでご注意。

徳島県内の某シネコンで観たのですが、上映中すすり泣く声が聞こえるなど涙腺の弱い人にとってはハンカチが欠かせません。またスタッフロールが終わるまでほとんどの人が退席せず静かに見入っていたことにも驚かされました。
上映時間は2時間以上と少し長めでしたが、時間の経過を感じさせず用意した菓子にほとんど手をつけることなく見入ってしまいました。

戦艦大和の優美さ、艦内のメカニック、海軍の厳しい規律など当時を知る意味でも観るものがあったし、俳優の演技力もちろんストーリーや映像(ハリウッド映画にくらべれば低予算のわりに)もよくできていたと思います。

「最後まで命をかけて戦う」などのセリフに左翼系の方は顔をしかめるかもしれないが、あの時代に戦った者、生き残った者、そして語り継ぐ者、それぞれの素直な感情が描かれていたと思います。ヘタに売国左翼系の平和主義者や右翼ナショナリストに媚びなかったのがよかったと思います。
この映画を戦争賛美と批判する者がいるらしいが、もしこの映画を観てからの感想だとすればその神経を疑わずには居られません。

そしてオイラも、もしこの時代の人間で大和の乗員だったら、と考えさせらました。退艦できるチャンスがあれば・・・う~~ん悩む、戦意高揚や肉親などの敵討ちなど普通ではない感情なら乗り込むかもしれないし、そうじゃなきゃ絶対無理でしょう。
そして最後にあった「私の昭和が終わった」てセリフにもいろいろと考えさせられるものがあります。オイラも当然昭和の生まれで、自分が生まれるわずか27年前にあれだけの壮絶な闘いをした日本があり、その犠牲に上に現在の日本がある。遠い昔の話ではない。彼らの犠牲は決して無駄な犬死にではないことがこの映画から伝わってきます。

見る人のスタンスによって受け止め方は様々かもしれませんが、ウヨ・サヨ・普通の人誰が観ても感動が得られます。たぶん。
DVDでれば必ず買います。5段階評価で☆☆☆☆☆

唯一この映画にケチをつけるとすれば、制作委員会にこの映画を語るにもっともふさわしくない「朝日新聞(他テレビ朝日など)」がいることですな。

男たちの大和/YAMATO」公式サイト