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ジブリも世襲、日本のアニメは・・・

2005-12-15 | 時事ネタ 国内
宮崎駿さんの長男が初監督 ジブリ新作「ゲド戦記」
 東宝は13日、スタジオジブリの新作アニメとして、宮崎駿(みやざき・はやお)監督の長男、吾朗(ごろう)さん(38)が初めて監督を務める「ゲド戦記」を来年7月に公開すると発表した。

 原作は米国の女性作家ル・グウィンさんのファンタジー小説。1968年以降、6巻が出版されており、映画では3―4巻を中心に、世界異変の謎を探る大賢人ゲドと王子アレンの旅を描く。

 当初、ル・グウィンさんは宮崎監督を指名したが、同監督が「ハウルの動く城」に掛かっていたため、吾朗さんが監督することになった。

 吾朗さんは東京都三鷹市の「三鷹の森ジブリ美術館」の館長を今年6月まで務めていたが、アニメの製作に携わるのは初めて。すでに製作に入っており「映画を通して『まっとうに生きるとはどういうことか』を伝えたい」と話している。
【産経新聞 以上引用】--------------------------

オイラはジブリ作品に正直あまり期待していません。以前は宮崎駿監督作品が好きでしたが、ちょうど世間的に脚光を浴びだしてから反比例するように興味を失いました。もっとも最近はアニメ映画そのものを観ることがありませんが。

最近の宮崎作品(ジブリ作品)はどーもイマイチ、妙に小難しく抽象的な表現やストーリー、映像技術的にすごいのは分かるのですけどねぇ。更には、メディア戦略なのでしょうか、声優に有名芸能人を使って露骨な話題作りをしたりと変にどん欲になってません?
オイラの好みになってしまいますが宮崎駿は「コナン」「ラピュタ」のような血沸き肉踊る冒険活劇でこそ発揮されると思うのです。そう言う意味では「ラピュタ」の頃がピークだったと思います(あのときは映画館の前で待ったもんなぁ~)。宮崎駿が天才なのはもう十分解ったからもう一度「ラピュタ」のような作品を作ってもらいたいですね。

個人的には宮崎駿の作品で好きなのは「未来少年コナン」「天空の城ラピュタ」「ルパン・カリオストロの城」や「ハイジ」「母を訪ねて三千里」などの世界名作劇場です。

世界名作劇場と言えば、かつて日曜日7時半からフジテレビ系でやってたあの名作。なんでやめちゃったのだろうか。

最近のテレビ番組は人気は別にして質が低下しているような気がするのはオイラだけだろうか。本当に良質のテレビアニメ番組が無くなり、芸能人がバカ騒ぎをするだけの低俗番組が氾濫し視聴率を獲得している始末です。「その国のテレビ番組を見ればその国の国民の精神レベルが分かる」と言われますが、まさに今日までの政治情勢、売国的外交、官僚不祥事、凶悪犯罪などを見る限り、この言葉は的を得ているような気がしてなりません。
そういった状況下で世界名作劇場のようなアニメの視聴率が低下するのはむしろ当然の結果だったのではないでしょうか。視聴率低下で放送できないなら、視聴率をあまり気にしなくても良い唯一のテレビ局NHKが世界名作劇場をフジテレビから引き継いでもらいたかったです。実際過去にNHK版世界名作劇場とも言うべき「ニルスの不思議な旅」「名犬ジョリー」などを放送した実績があります。
質の高いアニメもまた日本が誇るものづくり文化の一つです。確かに劇場用作品では質の高いものもあります、しかし家族の中で子供に観て貰うと言う意味では誰もが観られるテレビアニメの存在意義は今も大きいと思います。かつてはその中心に「世界名作劇場」がありました。それらを継承する役目を公共放送のNHKが果たしてもいいのではないか。毎月高い受信料を払っているのですから。

おすすめサイト「世界名作劇場地理的大解剖

宮崎駿監督の長男、吾朗氏が初めて監督を務める「ゲド戦記」今の宮崎駿と同じ路線を継承するならオイラは見ないよ。