おしょうしな日記 Thanks 101

科学・技術をわかりやすい言葉で解説。「おしょうしな」とは、山形おきたま弁で「ありがとう」の意味。

昔の遊び「きつねことり」

2005-04-10 18:07:30 | 山形の言葉
神社の境内などでやる小石を使った陣地とりの遊びです。数名で遊びます。

1.木の枝などを使って、地面に大きな円を描きます。

2.円の円周に親指を添えて、その親指を軸に、中指で扇型を描きます。
  その円の円周と、扇形で囲まれた面積が最初の自分の陣地です。

3.陣地内から、小石を指で数回はじきます。3,4回だったと思います。
  弾(はじ)いた結果、その回数以内で自分の陣地内に、小石を戻すことが出来た場合は、
  その小石の軌跡以内の範囲も自分の陣地になります。

  もし、初めに決めた回数(3 or 4回)以内に戻ってこられなければ、陣地は増えません。

4.上記3の小石を弾くのを順番に繰り返して、最後に一番大きな陣地を獲得した者が勝ちです。


p.s.
狐の嫁入りのブログを拝見し、この、昔の遊び「きつねことり」を思い出しました。
小学生や、中学生の頃によくやりました。漢字は知りませんが、狐子獲り?ですかね。

天気雨、狐の嫁入りは、山形弁では、狐のむがさりです。

狐の嫁入り 

春の灰まき:枯れ木に花を

2005-04-10 10:17:32 | 山形の伝統行事
今朝のHHKラジオで、雪解けを早めるために炭(すみ)を砕いてまくという話をしていた。
そういえば、山形の白鷹町の実家では、炭ではなく、灰(あく)をまいていた。

冬は、豆炭を使った掘り炬燵(ほりごたつ)を使っていたので、コタツに灰(あく)がたまって、
定期的に、灰とり(あくとり)をする必要があったので、灰はたくあんあった。

その灰を、春先に、雪の残っている庭先や畑にまくのである。
雪は黒っぽく汚くなるが、太陽の熱を吸収して、雪解けが早くなった。

今朝、ラジオを聞いて思い出した。

p.s.
昔話の「花咲か爺さん」でも灰をまくのは、この灰まきと関係があるのではと思った。

質問:はなさかじいさんの犬の名前は?
【回 答】 No.5 を参照:
花さかじいさんは、「灰まき爺」「雁取り爺」など日本の各地に伝わる昔話を素材にした作品。