★7月7日は、進水式の後、選奨土木遺産に指定されている函館どつくの第1号乾ドックを見学してきました。
★このドックは、明治36年(1903年)に竣工しており、当時は、海軍の指示で、1万トン級のドックとして設計され長さが157.2m、深さが9.3m、幅は24.9mとなっています。
★その後、昭和42年(1967年)に頭部(陸側部分)を26m延長して1万5千トン級となり長さが183m、深さが10.5m、幅は27.94mとなりました。
★写真でも感じられると思いますが、実際に目の前で見ると、古さと大きさに圧倒されます。
★具体的な説明がなかったので、想像ですが、多分、造船するときは、水のない状態で、作業を行い、竣工後、進水する際は、ポンプで水を入れ、浮かせて海との間の蓋をはずして海に流すような作業だろうと思います。
★隣に第2号乾ドックがあり、船が実際に入り点検をしているようでした。
★二つの乾ドックの間に、第一本館があり、中は、ノスタルジックな風情でした。
★勝手な感想ですが、もし産業観光的な組み立てをするとすれば、進水式を組み込んで札幌当たりから1泊付の函館観光で呼ぶのが一つ。これは、シービーツアーズの北海道遺産ツアーが参考になります。他には、乾ドックをメインにした近隣向けの半日ツアーが一つかな。半日ツアーの方は、昼食を例えば、この本館の貴賓室で優雅に当時のごちそうを食べるなんていうのがいいのでは。どちらもガイドや配布資料は工夫の余地ありでしょうね。