●ついこの前、北海道・厚沢部町の木質ペレット工場に行って来ました。木質ペレット燃料とは、おが屑や鉋屑などの製材廃材や林地残材、古紙といった木質系の副産物、廃棄物を粉砕、圧縮し、成型した固形燃料のことです。
これがペレットの原料(トドマツ)です。 この機械で固めます。
これが木質ペレットです。
●木質ペレット燃料は、バイオマス燃料の中でも使いやすく、燃焼効率も良いということで、最近密かな人気のようです。ただし、この燃料を使うには、ペレットストーブが必要です。これがちと高い。現在、15万~30万円もするようです。
●試算してみたところでは、現在、灯油が上がっているので、燃料代を比較すると、3年もすれば元は取れるのですが・・・。なかなか今のストーブを止めて買い換えるというのは難しいでしょうから、新築の家に備えるというのが現実的でしょうね。
●値段は、390円/10キロです。これで、8時間は保つとのことですから、一日8時間焚いて一ヶ月で1万円強。灯油が3万円だとしたら、一冬(11月~3月)で、10万円の差額が生まれますので、3年で30万円ですね。
●木質ペレットを使うということは、バイオマス燃料ですから、地球の温暖化防止にも貢献できるということで、環境負荷の少ない燃料です。新築を考えている方は検討してみてはどうでしょうか。ちなみに、厚沢部町では、ぺレットストーブ購入費用の2分の1(5万円が上限)を補助するとのことです。