■20日に行われた小泉首相の施政方針演説に「北海道」が3回も登場。
①「引き続き市町村合併を推進するとともに、北海道が道州制に向けた先行的取り組みとなるよう支援いたします。」
②「北海道でスキー観光客向けのリゾート事業を始めたオーストラリアの企業」
③「北海道と青森県のホタテ加工業者は、5年以上かけEU(欧州連合)の厳しい衛生管理審査に合格して輸出を始め、昨今はアメリカ、韓国へ販路を拡大しています。」
■道州制は、今、特別法が検討されています。首相の意気込みが、どんな形で法案に盛り込まれるのか注目ですね。
■2番目の北海道は、「ニセコ」のことですね。私も昨シーズン、行ってきましたが、確かにオーストラリア人の人たちは多かったです。オーストラリアの人は、平均で10日は滞在するので、経済効果も抜群。今、ニセコは分譲型コンドミアムなどの建築ラッシュ。「雪質が非常に良い」(いわゆるパウダースノー)、「時差がほとんどない」、「北海道が冬の時期でとオーストラリアは夏」といった条件や、欧米に比べると、安全なのが今のブームの根底にあるようです。
■ホタテは、もともと中国などにも高級食材として輸出されていました。やはり商品の価値の高さと質が決め手なのでしょうか。
■北海道は、景気回復が全国で一番遅れていて、なかなか先行きが見えませんが、昨年の駒苫の連覇、旭川動物園の大ブレイクに続きこのような動きを見ると、少しずつ北海道も変わりつつあるのかもと思ってしまいます。