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南北海道大会決勝戦!

2008-07-19 10:26:48 | 野球

●今時点では、パラパラ小雨が降っているので、今日になるか、順延して明日になるかわからないけど、いよいよ南北海道大会の決勝戦を迎える。ここで勝てば、優勝=甲子園出場となる。

●まず昨日の試合結果だが、東海第4×札幌第一は、札幌第一がそつなく攻撃し、5×2で勝利。東海は、4回に2点ビハンドのところを、1×2と追い上げなおノーアウト3塁。ワンアウトになって、3塁走者に伝令を出す程慎重にやりながら、バッターはスクイズ、ランナーは走らずとちぐはぐな攻撃。5回裏は相手投手の球が少し抜け気味になったところで、1点を返し、2×3と同点にするチャンスだったがとらえきれず、5回終了のグランド整備の間に相手投手が持ち直してしまい、6回には、逆に1,3塁で1塁ランナーをおびき出したのに、痛恨の悪送球で2×4とさらにリードを許した。8回は、ランナーが3塁でこの日絶好調の4番高石。1球目は強振してファール。2球目は一転してスクイズ。まったくの無警戒でだめ押しの1点を追加した。これは、監督が相手の動きをみてサインを変更したまさに見事な作戦と思ったけど、今日の新聞によると、高石選手が自分の判断でやったとのこと。これはなかなかできない。

●東海第4は、3番、4番がそれなりの役割は果たしたが、攻守がかみ合わないままゲームセット。札幌第一は、東海の3番、4番のときは、内野も外野もかなり深い守備をしていた。特に外野は、フェンスから3~4メートル前。ということは普通より15~20メートルは深い!それでも4番伏見は3塁打1本、2塁打1本と素晴らしいバッティングをみせたと思う。

●札幌第一は、札幌支部決勝で北海学園札幌との乱打戦を高石のツーランホームランで7×5と制し、全道大会は、札南に7×0(7回コールド)、苫中央に3×0で安定した試合展開で元々のエース山下も復調。試合で計算できる投手はほかに左右で1名ずつはいるしチーム力は伸びている感じがする。また、対戦相手も東海第4以外はそれほど厳しい相手ではなかったので、余力もありそう。平成14年の甲子園初出場のときも決勝に上がってきた尚志学園は、岩駒との延長15回再試合、札日大、東海第4と厳しい試合を勝ち抜けてエースがもう一杯一杯のところを第一打線が打ち込んで勝ったときに近い展開ではある。

●準決勝第2試合は、北海×北照。途中、雨で中断したが、北海が実力どおり6×4で勝利。エース鍵谷が投げた試合で、今年初めてコールド勝ちできなかった試合となったが、最後は、北照の打者がもう少し高めに抜けるボールを見極めればファーボールで塁を埋め同点もあった程(というよりサヨナラ勝ちできた)、鍵谷がアップアップ状態に。雨でボールがすべるということもあったとは思うが、おそらく握力もかなり落ちた状態だったと思う。ストレートがほとんど高めに抜けていた。彼自身、今年の公式戦で9回を投げたのは支部2回戦の光星高校戦以来。今日試合があると連投になるがスタミナ面で若干不安が残る。9回はエースの不安定な投球が守備にも影響しゲッツーを焦ったショートがエラーしてピンチを広げる場面もあった。攻撃も相変わらず先頭打者が出るときまって送りバントと単調な攻め。犠打を8を数え堅実といえば堅実だが攻めのパターンを増やさないと甲子園では勝ち上がれないと思う。北海道で勝つ野球をするか、甲子園で勝つ野球をするかは難しいところだけどね。香田監督の野球は、送りバントもしたけど、積極的な走塁を基本に相手チームにプレッシャーをかけ、ランナーが3塁にいれば気が付いたら点が入っているという抜け目ない野球だった気がする。

●決勝戦も、エース鍵谷が打たれたとしても、打力的に断然優位に立っているので、北海が有利だが、甲子園で勝っていくには「堅実」プラス???を見せてほしい。野球の質だけみると、札幌第一の方が甲子園では勝てそうな感じ。

●ついに、平成14年以来の札幌勢同士の決戦。平成13年に駒苫が札商、北海と古豪を打ち砕き香田監督が甲子園発出場を果たしときから南北海道の野球の勢力図が札幌支部から室蘭支部に入れ替わり有力選手も室蘭支部(駒苫、北海道栄、鵡川)に流れる構図になったが、香田監督が辞めたこともあり今回の大会を契機にこの流れが変わる可能性があるのではないか。

●今日は、札幌第一と北照が全校応援。東海第4と北海は多分、学校行事の関係で全校応援できなかったみたい。今日も多分、第一は全校応援だけど、北海は???。

●昨日の試合を見る限り、北海と札幌第一の力の差は日一日と縮まっている感じで札幌第一にも勝機はある。ポイントは、北海の強力打線をなんとか3点以内に抑えること、第一の得点パターンは4番高石を中心に機能しているので彼の前にランナーを溜めることの2点かな。中盤まで接戦に持ち込めば接戦慣れしていない北海の焦りを呼び込める可能性もある。

●試合を見ていて気になった点が1点。これはとわの森×苫中央戦でもあったけど、札幌第一、北照の打者がバッターボックスのホームベースよりに極端に近く立ち(ラインはすぐ消えてはっきりわからないがラインを踏み出していると思われる選手もいた。キャッチャーもたまに審判にアピールしていたが)、インコースを投げにくくするためだろうと思うが、ストライクゾーンを狭くしてしかもよけない。今日も2~3回ボールが当たったが「よけていない」ということでデッドボールにならない場面があった。好投手の投げるコースを絞らせる意味合いとスライダー全盛なので外角のスライダーを見極める(というより外のボールになるスライダーに手を出してしまったときに届くようにするため?)ためなのだろうがバッターボックスを踏み越えるとかよけないというのは???(少年野球でもよけないケースが結構ありしかもデッドボールを取っている、この前のオリンピックアジア予選では韓国の選手はインコースに足を出して当たりにいっていてしかもデッドボールになっていた!)

コメント
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