■先週の金曜日、偶然NHKの「北海道スペシャル・・・風が奏でるやさしい音色~函館 手回しオルガンの世界~」という番組を見ました。
■函館に3年間いて全然知りませんでしたが、函館には、谷目基さんという日本に二人しかいない”手回しオルガン”の職人さんがいるとのこと。
■函館中央図書館の演奏会では、谷目基さんがハンドルを回すと、やさしく素朴な音色が流れます。それがなんとも癒される音色でした。
■手回しオルガンは屋台のように移動式になっていて、からくり人形が音色に合わせて踊ります・・・。
■谷目基さんが20歳の時、たまたま出会った大道芸人の手回しオルガンの音色に“街角の景色が劇場に変わった”と感動したのが、オルガン作りを始めたきっかけだそうです。
■昨年の秋からは、五稜郭タワーに納める手回しオルガンの製作に取り組みました。五稜郭をイメージするオルガンです。
■五稜郭タワーでのお披露目は子どもたちが回りを囲み笑顔でいっぱい。番組最後の谷目基さんの一言は「子どもたちにいっぱい触ってこわれてほしい。」でした。子どもたちがかつて自分が感じたような好奇心を伸ばしてほしいという願いがそこにはにじみ出ています。