ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2021年9月11日(土) 播磨富士・笠形山に登る

2021-09-15 21:14:08 | 人数限定登山
本日は、グリーンエコー笠形から登るコースです。



登山口からほどなくして子育て観音に着きます。








さらに登るとオウネン滝。








扁妙ノ滝。冬には氷瀑になることもあるそうです。








長~い鉄階段を上ります。60段あるらしい・・・。








滝見台に寄ると、下からは見えなかった扁妙ノ滝の上部が見えます。すごい高さ!








登山道沿いに、いろんなキノコを見つけることができました。これはシロオニタケかな?
「メリーゴーラウンドの屋根みたい」という表現も。








アンズタケ?








ホウキタケ?








ベニナギナタタケ。








一枚岩の上を流れる川。こんな標高で出くわすことに驚きます。夏ならザブザブ水の中を歩きたいな。








笠形山(939m)山頂に着きました。地元で人気の山なので、たくさんの登山者がいました。








よくこれで雨が降らないね、というくらいどんよりとした空。雨が降らないだけでありがたい。







山頂にはキガンピ(ジンチョウゲ科ガンピ属)がたくさん咲いていました。







下山時にも、面白いキノコを発見。これはスエヒロタケというらしい。








最後の発見は、おそらく希少なソライロタケ。きれいな青色でした。

下山後は道の駅「銀の馬車道・神河」で小腹を満たしました。

2021年9月9日(木) 迷岳の神秘的な二重山稜を歩く

2021-09-15 17:00:31 | 人数限定登山
迷岳と言えば、奥香肌温泉スメール手前の唐谷沿いに進み、クサリやロープが設置された
岩場をよじ登って稜線に取り付き、急登のやせ尾根をたどるルートが知られています。
今回は八知山林道を通って標高を稼ぎ、緩やかな尾根道を歩くルートを選びました。
八知山林道は未舗装のダート道なので、四輪駆動車がおすすめです。



登山口。








美しい雑木林です。










ブナの木もあります。







尾根に着くと、南側の景色がよく見えます。








奇妙にねじ曲がったブナの枝。








稜線上にある台地・桃の木平。テント泊したら気持ちよさそう。








尾根を歩いているとは思えない景色が広がります。








コケもみずみずしい。








複数の稜線があると分かりやすい場所。二重稜線は線状凹地とも呼ばれるそうです。







白い岩々も印象的。








展望岩よりも、ちょっと先の裸地からの方が眺めがいい。








線状凹地には湿気が溜るのか、岩にコケが生えています。








霧が出て幻想的になってきました。







まん丸なコケを見つけました。可愛い!










迷岳(1308.7m)山頂に到着。山頂付近にかかっていた雲の中に入ってしまったようで、あたりは
真っ白です。








同じ道を戻ります。稜線にはシロヤシオの古木が多く、花や紅葉の時期に来てもよさそう。








ノミノツヅリ(ナデシコ科ノミノツヅリ属)かな?小さくて白い花っていっぱいあるから分からない。

下山後、奥伊勢フォレストピアで温泉入浴してから、道の駅大台で買い物しました。

美しい二重稜線を持つ迷岳ですが、この稜線と木梶山の稜線に風力発電施設の建設計画があるらしく、
のんびり歩きを楽しむことができるのはあと何年もないかも知れません。ブナやシロヤシオやコケが
きれいなのになあ。もったいないなあ~。

2021年9月7日(火) 三徳山三佛寺奥院 投入堂参拝登山

2021-09-15 15:16:03 | 人数限定登山
長年憧れ続けた、「日本一危険な国宝」「死ぬまでに見ておくべき100の建築の一つ」とされる、
三徳山三佛寺奥院の投入堂を、ついに訪れました。









本堂。








境内にこんな立札が。








立札の場所から見上げると、「ホンマや!建物が見える!」「あんな場所まで行くんやー!」








参拝登山するための条件がたくさんありますが、登山の恰好だとほぼ合格です。ただし、
山スカートは禁止。履いてきちゃった場合は、スカートの部分をめくりあげて、短パン
みたいにしましょう。

参拝登山中の水分はOKですが、食べ物は禁止です。







サンダルやパンプスの人は、わらじを購入できます。なんと、ともちゃんが大好きな画家、山口晃さんの
イラストが!








宿入橋を渡るとすぐに岩場出現。ここを登れなかったら戻れということね。








役行者像が送り出してくれます。








木の根が入り組んだ急斜面。フツーの人はびっくりするかもしれませんが、山ではよくある道なので
「根っこさんありがとう!」という気持ちで登ります。








ところで、道端に咲くヤマジノホトトギスがどれもすごく立派で花が多いんですけど、これも、ここが
パワースポットだから?








こんな標高でもブナが生えてます。










クサリ坂を登ると文殊堂があります。










舞台造りの文殊堂と地蔵堂。靴を脱いで廻り縁を歩くことができます。手すりはないので、落ちないように!







クサリの付いたトラバース道もあります。







地蔵堂。本堂の前から見上げた建物です。ここにも靴を脱いで上がることができます。







鐘楼堂の釣鐘は、重量推定2トン!こんな高い場所まで、どうやって持ち上げたんでしょう???








岩のやせ尾根は馬の背と呼ばれています。この後牛の背と呼ばれる地形になります。








納経堂を過ぎると、洞窟に突っ込まれたような建物、観音堂が現れます。元結掛堂の前を通り過ぎ、岩壁を
回り込むと・・・。








ついに!投入堂に到着しました!感激!!!








嬉しくて、つい自撮りしちゃいました。








事故の起きやすいのは下山時なので、さらに注意深く下山します。







トチの実が落ちてました。お寺近くの土産物店に、とち餅があったので、このあたりの名物なのかな。








可愛らしいクチベニタケも見つけました。







事故もなく、無事に参拝登山を終えることができました。

受付所でいただいた、天台宗の僧侶・元三大師(がんざんだいし)が鬼の姿になって疫病神を
追い払った時の姿、角大師のお札は、家の中に貼っておくといいそうです。北向きは✖。東向きが
ベストだとか。1年たったらどこかのお寺に納めましょう。

元三大師を祀るお堂・元三大師堂は比叡山にあります。







三朝温泉後楽で入浴してから、道の駅で鳥取の梨を買って帰りました。