ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2014年1月23日 天理・竜王山で歴史探訪

2014-01-30 11:11:55 | のんびり山歩の会
今後の講座の予定です。

[ 週末日帰り登山教室 ]
講習費 5000円 (保険料、連絡費用、資料代金を含む)

2月22日(土) 大和葛城山      アイゼン必携です。
3月15日(土) 繖山(きぬがさやま) 下山後、近江商人屋敷のひな人形巡りを楽しみます。

[ 山歩の会(平日のんびり登山) ]
通常のコースタイムの1.5~2倍のペースで歩きます。
行き先や参加人数によって料金が変わります。参加人数が2人に満たない場合は催行しません。

2月13日(木) 三峰山
2人…8000円、3人以上…6000円
マイカー利用のため、先着6名様まで⇒満席となりました。

3月13日(木) 高取山
2人…5000円、3人以上…4500円
下山後、街道の雛めぐりを楽しみます。


受講をご希望の方は、メールでお申し込みください。

tomo_enikki☆(←@を入れてください)yahoo.co.jp

                  




JRまほろば線柳本駅で集合し、石畳の道を歩きます。








天理市立トレイルセンター。さまざまな観光資料がもらえるほか、トイレやシャワー(!)まで
あります。無料でお茶もいただけて、登山者にはありがたーい施設です。






登山道ぞいには石仏が点在しています。「このお不動さん、タラコ唇やわ」と、バチあたり
なことを言ったりして。


  



下見に来た時にフユイチゴがたくさんなっているのを見つけ、「ここで休憩しよう!」と
決めていたのに、今回来てみると 「採りつくされてる!!!」  







もう少し登ったところに、採られずに残ったフユイチゴを見つけたので、おやつ休憩とします。






S木さんは採るのが上手。ちょっと茂みに入ったかと思うと、「ほら、こんな採れたよ」。






一旦、天理ダムからの車道に出ます。車道の脇にある田龍王社。






祠の後ろの木が、天に昇っていく龍のようです。







山頂に到着。霜柱が溶けて、どろどろのぬかるみ状態です。暖かすぎて、景色も白く
かすんでいます。






空気が澄んでいれば、こんな展望が楽しめます。金剛山、葛城山、二上山、そして
大和三山や古墳群を見下ろすことができて、奈良を制した武将の気分が味わえるかも。






みんなで記念写真。今まで2、3人だった山歩の会が、今日はなぜか8人にもなりました。






山頂にある遊具に登ってしまったO里さん。「いつも孫にお手本を見せてるの。」若くて元気な
グランマです。いつかお孫さんも一緒に山につれてきてくださいね。






ゆっくりお昼ごはんを食べた後、三角点にタッチしてから下山。






長岳寺奥之院に立ち寄りました。ここのお不動さんはかっこいい。








すぐそばには、入口が開いたままの古墳があります。ともちゃんを含め、「穴があったら入りたい」人が
けっこういましたよ。








崇神天皇陵。きれいに整備されています。






長岳寺のお不動さんは、O里さんいわく、「バットを持った野球少年が、『今日こそはホームラン打つぞ!』と
情熱をメラメラさせている」ようなお姿。なるほど。






ふもとの長岳寺。本堂には立派な仏像があり、すぐ近くで見ることができます。






天井の奉納画も色彩鮮やか。






軒下で、みなさんが見上げる先には・・・。






天井にくっきりとついた足跡!敵に切られた武将が本堂に逃げ込み、息絶えた。その武将の
血の足跡がついた床板を天井に張り替えたという話があるそうです。こわ~!






国の重要文化財、旧地蔵院。






なんと、中で名物の三輪そうめんをいただくことができます。700円。






重要文化財に上がりこんで、にゅうめんを食べる。貴重な体験です。






柳本駅に帰る途中にある黒塚古墳。右奥にある建物は、無料で入れる資料館です。






ここから多数出土した、三角縁神獣鏡のレプリカが展示されています。





発掘場所の再現も。ちょっと前、テレビドラマ「鹿男あおによし」のロケ地にもなりました。

汗をかき、おいしいものを食べ、歴史遺産を見て、充実した講座となりました。










2014年1月18日 穴があったら入りたい、いや、覗きたい。帝釈鉱山跡と帝釈山、丹生神社

2014-01-30 10:02:33 | 遊山の会(旧 週末日帰り登山教室)
今年もよろしくお願いいたします。

1月までは朝日カルチャーセンター梅田教室の講座として行なわれるはずだったのですが、
申し込み人数が少なかったため、キャンセルとなりました。したがって、今回から個人
運営の教室となりました。急な対応のため、連絡できなかった方もおられ、申し訳
ありません。
東北の大震災以来お休みされていたT本さんが久しぶりに復帰され、嬉しい再開となり
ました。





箕谷(みのだに)駅からバスに乗り、丹生(たんじょう)神社前で下車。わりと広い幅の道が
続きます。



 



鉱山跡に近付くにつれ、道が細くなり、しまいにはイバラの藪こぎとなります。
坑道入口には柵がしてあり、立ち入り禁止になってます。


  



興味津々で覗き込むみなさん。この上の登山道沿いにも同じような穴がありました。
昭和35年まで銅を産出していたそうです。

鉱山跡についての詳細は、神戸市北区のホームページをご覧ください。



  



奥には梵天滝。箕谷駅の観光案内看板では「チョンチョン滝」となっていましたが、
俗称のようです。


  



帝釈山への道の脇に生えていた木。自分に巻きついたツルでさえ、自分に取り込んで
同化させてしまうすごさを感じます。


  



肉厚でおいしそうなキノコ。もし食べられる種類だったら、お腹一杯になりそうな
数が生えていました。


  



帝釈山山頂。風をよけるため、木の生えている場所に移動して昼食をとりました。


  



連絡が行き届かなかったせいで、今日の受講は5人だけ。それでもわいわいと
賑やかに歩くことができました。


  



丹生神社に到着。ともちゃんにとっては、これが今年の初詣です。安全で楽しい
登山教室ができますように。そのために必要な登山ガイド資格を順調に取得
できますようにとお願いしました。


  



気持ちのいいクヌギ林を抜けて、衝原(つくはら)ダム方面に下山します。
サイクリングセンターがあり、トイレを借りられます。自動販売機もあります。
ダム建設の際に移築された茅葺き屋根の「箱木千年家」を見学することも
できますが、ちょうど箕谷行きのバスが来ていたので、立ち寄らずに乗って
しまいました。

2013年12月14日 六個山で読図練習

2014-01-29 15:25:00 | 遊山の会(旧 週末日帰り登山教室)
今日は大阪府の池田駅からバスに乗り、箕面の六個山に向かいました。






登山口近くの池の周りに生えていたサクラに、花が付いていました。
冬にも咲く種類なんでしょうか。






今日は、時々立ち止まって現在地と地図の確認をします。妙な道標と、枝道が多い
この山は、読図練習に向いています。






自然林が多く、気持ちのいい道です。






これは何かの動物の爪痕?!






山頂に着きました。「6」のポーズ!






あおぞら展望台からの眺め。伊丹空港が見えます。






大きな道に出ました。「さて、ここは地図上ではどこでしょう?」






さくら広場。ここでお弁当を広げました。






分岐にある道標が指すのは、道の先にあるコースの名。現在地を示すものでは
ありません。こんな道標が多いので、ルートファインディングに向いているのです。






もっと迷うかと予想していたのに、飲み込みのいいみなさんは正確なルートを見つけて、
まっすぐ下山してしまいました。箕面駅前で、ゆるキャラの「滝の道ゆずる」君と
記念写真。箕面の滝と、名産の柚子を組み合わせたキャラクターだそうです。






マンホールにもゆずる君。

駅前のおしゃれなパン屋さんで、忘年会のお茶会。さすが高級住宅街のある箕面。
おいしゅうございました。

2013年12月12日 のんびり山歩の会 北摂・三草山は小春日和

2014-01-20 22:58:00 | のんびり山歩の会
今日は北摂の低山、三草山に登ります。参加はいつものN川さんと、初参加のT根さん。
T根さんは週に何回かの筋トレに加え、毎日ジョギングをしていらっしゃるとかで、
初心者とは呼べない足取りの軽さです。三草山のような簡単なコースに来ていただく
のは申し訳ないほど。

とは言え、この山、コースは簡単ですが、登る価値は十分にあるのです。






まずは、「日本の棚田100選」の一つとなっている、美しい棚田があること。
ちょっと今は冬枯れしてますが・・・。
そして西斜面の森林は「ゼフィルスの森」と名付けられ、希少なチョウの繁殖地
として保護されていること。





サイノカミ峠。昔は交通の要所だったようです。






山頂からの展望も、けっこういいのです。春にはサクラがちょこっと咲きます。






ふもとで吹いていた風もどこへいったやら。山頂はポカポカ陽気の小春日和です。






ゼフィルスの森を抜けて山を下り、田んぼの中の道を通って帰ります。
お土産には、名物「でっちようかん」。冬季限定で販売される、あっさりした
甘さの水ようかんです。