ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2021年9月4日(土)~5日(日) 木曽駒ケ岳で見た植物たち

2021-09-14 22:39:54 | 人数限定登山


ウメバチソウ(ニシキギ科ウメバチソウ属)。雨に濡れて、花びらが透明になりかけてます。








トウヤクリンドウ(リンドウ科リンドウ属)。1日目は固く閉じていたつぼみも、2日目には開いていました。








コマクサ(ケマンソウ亜科コマクサ属)。夏の花、高山植物の女王が、2株だけまだ咲いてくれていました!







ハイマツの実。紫色の小さな球果(マツボックリ)は1年目、緑色の大きな球果は2年目のもの。つまり、
ハイマツの実は、2年かけて熟すそうです。








イワベンケイ(雌株)(ベンケイソウ科イワベンケイ属)。








ミヤマアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)。








クロトウヒレン(キク科トウヒレン属)。








ミソガワソウ(シソ科イヌハッカ属)。









クロマメノキ(ツツジ科スノキ属)の実。和製ブルーベリー。








サクライウズ(キンポウゲ科トリカブト属)。







ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)。








ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)の咲き終わったがく片。筒状のがく片は壺状になり、
実(蒴果)ができるそうです。まるで別の植物に見えますね。








オヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属)。








ナナカマド(バラ科ナナカマド属)の実。








チングルマ(バラ科ダイコンソウ属)の綿毛。ふわふわ~!








ネバリノギラン(キンコウカ科ソクシンラン属)。


2021年9月4日(土)~5日(日) 木曽駒ケ岳で山小屋宿泊体験

2021-09-14 21:17:38 | 人数限定登山
今回の参加者は、山小屋に宿泊するのが初めての人が大半。あまり歩かず、気楽に宿泊体験するには
うってつけのコースです。



初日はあいにくの天気。ロープウェイから降りると、千畳敷は濃霧でした。本来なら小一時間千畳敷を
散歩するなどして高所順応するのが理想。思ったより雨が降っておらず、風も強くないので、天気が
マシなうちに山小屋に入ってしまおうと歩きだしました。







霧が濃すぎて、千畳敷の広さも分かりません。ただひたすら登り続けます。








強い雨に遭うことなく、1時間ほどで宝剣山荘に到着しました。








夕食は地元名物のソースカツでした。野菜も食べられて嬉しい献立です。








さすがにこの天気で宿泊する人は少なく、広い部屋を好きなように使うことができました。
コロナ感染対策のため、インナーシーツや、枕を覆うタオルなどが必須です。

布団を敷く頃に、外では激しい雷雨が。「いいタイミングでチェックインできたねー!」







雷がひどいので、早めの消灯となりました。深夜には嵐もやんだので、うるさくて眠れないということは
ありませんでした。

雲が多くて日の出は見られなかったけど、美しい朝焼けを見ることができました。







宝剣山荘の朝食。








2日目は晴れたり曇ったりの天気。晴れると暑いし、曇ると肌寒いという感じでしたが、昨日の天気より
100倍マシ!まずは中岳(2925m)山頂で、とびっきりの笑顔。








木曽駒ケ岳(2956m)でも晴れたり曇ったり。「青空が見えた!」と振り向くと「あ、ガスが出た!」
というような具合。それでも、なんとか景色を楽しむことができました。








乗越浄土から見下ろす千畳敷カール。「昨日は、こんなところを登ってきたのねー!」「全然分からなかった」
「もしルートが見えてたら、登る気が失せてたかもしれない」などと言う皆様。こんどは転ばないよう注意して
下山しましょう。








剣ヶ池まで下りて、千畳敷カールを見上げます。昨日は見られなかった高山植物もたくさん見られて、
いい登山日和でした。






下山後、元祖光前寺そば やまだや保翁で、二八そばをいただきました。






天ぷらはサクサク、そばもおいしく、ボリュームたっぷり。おなか一杯になりました。りんごの天ぷらが
付いていて、ちょっとしたスイーツになっていました。







腹ごなしに、光前寺の境内を散策。ここの石垣にはヒカリゴケが自生しています。スギの巨木もたくさん
あり、境内に川も流れていて、周囲とは比べて格段の涼しさ。命を懸けて怪物を退治したという犬の早太郎
伝説もあるお寺です。このお寺、お気に入りの場所になりました。

露天こぶしの湯でさっぱりしてから、駒ケ根ファームスでお土産を買い、
帰途に就いたのでした。