今回の参加者は、山小屋に宿泊するのが初めての人が大半。あまり歩かず、気楽に宿泊体験するには
うってつけのコースです。
初日はあいにくの天気。ロープウェイから降りると、千畳敷は濃霧でした。本来なら小一時間千畳敷を
散歩するなどして高所順応するのが理想。思ったより雨が降っておらず、風も強くないので、天気が
マシなうちに山小屋に入ってしまおうと歩きだしました。
霧が濃すぎて、千畳敷の広さも分かりません。ただひたすら登り続けます。
強い雨に遭うことなく、1時間ほどで宝剣山荘に到着しました。
夕食は地元名物のソースカツでした。野菜も食べられて嬉しい献立です。
さすがにこの天気で宿泊する人は少なく、広い部屋を好きなように使うことができました。
コロナ感染対策のため、インナーシーツや、枕を覆うタオルなどが必須です。
布団を敷く頃に、外では激しい雷雨が。「いいタイミングでチェックインできたねー!」
雷がひどいので、早めの消灯となりました。深夜には嵐もやんだので、うるさくて眠れないということは
ありませんでした。
雲が多くて日の出は見られなかったけど、美しい朝焼けを見ることができました。
宝剣山荘の朝食。
2日目は晴れたり曇ったりの天気。晴れると暑いし、曇ると肌寒いという感じでしたが、昨日の天気より
100倍マシ!まずは中岳(2925m)山頂で、とびっきりの笑顔。
木曽駒ケ岳(2956m)でも晴れたり曇ったり。「青空が見えた!」と振り向くと「あ、ガスが出た!」
というような具合。それでも、なんとか景色を楽しむことができました。
乗越浄土から見下ろす千畳敷カール。「昨日は、こんなところを登ってきたのねー!」「全然分からなかった」
「もしルートが見えてたら、登る気が失せてたかもしれない」などと言う皆様。こんどは転ばないよう注意して
下山しましょう。
剣ヶ池まで下りて、千畳敷カールを見上げます。昨日は見られなかった高山植物もたくさん見られて、
いい登山日和でした。
下山後、
元祖光前寺そば やまだや保翁で、二八そばをいただきました。
天ぷらはサクサク、そばもおいしく、ボリュームたっぷり。おなか一杯になりました。りんごの天ぷらが
付いていて、ちょっとしたスイーツになっていました。
腹ごなしに、光前寺の境内を散策。ここの石垣にはヒカリゴケが自生しています。スギの巨木もたくさん
あり、境内に川も流れていて、周囲とは比べて格段の涼しさ。命を懸けて怪物を退治したという犬の早太郎
伝説もあるお寺です。このお寺、お気に入りの場所になりました。
露天こぶしの湯でさっぱりしてから、駒ケ根ファームスでお土産を買い、
帰途に就いたのでした。