私たちの施設で行われる「誕生日会」は介護職員が持ちまわりで担当しています。私たちがライブを行う今月は男性のⅠさんと女性のSさんが担当しています。
昨日はその担当お二人と打合せを行いました。打合せは全体の流れの確認や会場設営などを行いましたが、ライブの演奏に担当のお二人は参加されないので、何らかの形で参加いただきたいと思っていました。そこで、ライブ時の衣装を私たちと揃えていただくことを提案してみました。
男性は黒服に白のシャツ、それに蝶ネクタイという姿で、昭和30年代頃のレストランなどのボーイさんをイメージしたものにしたいと思っています。
これは、会場となる施設の食堂に四角いテーブルをいくつか並べて、そこに赤と白のテーブル・クロスをかけるのですが、それがなんとなくレトロな雰囲気もあり、演奏する楽曲も昭和20~30年代の曲が主体なので、演奏者や担当者の服装を歌や会場の雰囲気に合わせてみたかったのです。
男性は礼服用の黒服を持っていますから、それに蝶ネクタイを着用するとして、女性はどんな服が良いか思案していましたが、今回は思い切って「メイド服」を着てもらうことにしました
メイド服が果たして昭和のイメージかどうか疑問もありますが、多少は演出過剰な面があっても良いでしょう。それに男性入所者からはきっとウケるはずですから
Sさん、最初は嫌がっていましたが、そこはやっぱり女の子、いざ可愛い服を着れるとなると嬉しいようです。
みんなで一緒に「ドンキホーテ」にメイド服を買いに行きましたが、同行した私とⅠさんはコスプレ衣装売り場なんて長居はしたくないのに、Sさんは四種類揃えられていたメイド服を前に、どれにするか時間をかけて、悩みに悩んでいました
施設のイベントですから、過激なデザインのものは選ばず、四種類の中では一番大人しめなものを選びましたが、メイド服に詳しい(?)新人職員が「カチューシャは必須!」と言っていたことを受け、カチューシャ付きに拘ってみました。
蝶ネクタイの男性とメイド服の女性、ビシっとキマった服装なのか、コスプレなのか、入所者の皆さんにどう映るのかも楽しみです
彼の含蓄ある言葉は、この方面では有用ですから。
そういえば、彼はアキバのメイド喫茶に出入りしていたそうですね。(仕事中にか?)
含蓄どころか煩いくらいにカタってしまいそうですが...